ELECTRO-HARMONIXのNano Pulsarは、揺れの形を細かく描き分けられるアナログ・トレモロを、コンパクトなナノサイズの筐体に収めたペダルです。1台のアンプでトレモロとして使うのはもちろん、2台のアンプにつなげばステレオ・パンナーとしても活躍します。
なめらかな揺れも、歯切れのよい刻みも
トグルスイッチで三角波モードと矩形波モードを切り替えられます。三角波モードは音量がなめらかに上下する穏やかな揺れ。矩形波モードは音量がオン・オフを繰り返すように切り替わる、キレのある刻みが得られます。
さらにSHAPEノブで波形そのものを変化させられるのが、このペダルのいちばんの持ち味です。三角波モードでは、ノブを左いっぱいから右へ回すにつれて上昇ノコギリ波、三角波、下降ノコギリ波へと連続的に変化します。上昇ノコギリ波は音量がゆっくり膨らんでから一気に落ち、下降ノコギリ波は一気に立ち上がってからゆっくり引いていく揺れ方です。矩形波モードではパルス幅が狭い状態から広い状態へと変わり、センター付近で音の大小が同じ長さで交互に訪れる、スタンダードな矩形波トレモロになります。
DEPTHとRATEで広がるサウンドの幅
DEPTHノブは1時付近で揺れ幅が最大になります。そこからさらに右へ回すと、信号が正負の位相を行き来する非対称な揺れに変わり、ほかのトレモロではなかなか得られない独特のうねりが生まれます。
RATEノブの可変幅は約20秒周期から30Hzまで。ゆったりとした大きな波から高速の震えまでカバーし、RATEとDEPTHをともに最大付近まで上げれば、リングモジュレーターのようなサウンドにも踏み込めます。エフェクトON時にはLEDが揺れの速さに合わせて点滅するので、足元でスピードをひと目で確認できます。
トレモロをかけると音量が下がって聞こえやすいという点にも、VOLUMEノブでしっかり対応しています。ほかのノブの設定に応じて最大12dBまで持ち上げられるため、バイパス時との音量差を自然に揃えられます。
ステレオ出力でパンナーとしても
出力はMONO/LとRの2系統。R出力を加えて2台のアンプで鳴らせば、トレモロに加えてパンナーとしても使えます。DEPTHを1時付近に合わせると、ステレオの広がりがもっとも大きくなります。なお、R出力からはSHAPEの波形が反転して出力されるため、モノラルで使うときはMONO/L端子につなぐのが基本です。
回路はアナログで、バイパスはバッファードバイパス。9V電池でも9V DCアダプターでも駆動でき、消費電流は30mAと控えめです。定番のトレモロから個性的な変調サウンドまで、この1台で幅広く試せます。
主な仕様
| 回路 | アナログ |
| バイパス | バッファードバイパス |
| コントロール | VOLUME、DEPTH、SHAPE、RATE、三角波/矩形波切替スイッチ |
| 入出力 | INPUT、MONO/L OUTPUT、R OUTPUT |
| 電源 | 9V電池、または9V DCアダプター(センターマイナス、12V以下) |
| 消費電流 | 30mA |
| サイズ | 約114×70×53mm |
| 発売年 | 2022年 |
BRAND
Electro Harmonix
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