ELECTRO-HARMONIX エレクトロハーモニックス / BIG MUFF PI【ディストーション】

ギターの音を太く、長く伸ばしたい。音の壁で空間を埋めたい。そんなサウンドを語るとき、必ず名前が挙がるペダルがELECTRO-HARMONIXのBIG MUFF PIです。

初代BIG MUFF PIが登場したのは1969年。それから半世紀以上にわたって、ロックギターの音を形づくってきました。本機はニューヨークで生産される現行のスタンダードモデルです。3つのノブだけで構成されたシンプルな設計は、まさにBIG MUFFの基本形といえます。

目次

濃厚な歪みと、どこまでも伸びるサステイン

BIG MUFF PIの持ち味は、クリーミーでなめらかな歪みと、1音1音が長く響くサステインです。単音のリードではバイオリンのように歌う伸びやかさが得られます。コードを鳴らせば、厚みのある轟音が広がります。

ファズともディストーションとも呼ばれるこのペダルを、ELECTRO-HARMONIXは「ファズ/ディストーション/サステイナー」と位置づけています。歪みの荒々しさと、音を持続させる力の両方を備えているからこその呼び名です。

ピンク・フロイドからザ・ホワイト・ストライプスまで、時代を越えて多くのバンドのサウンドを支えてきました。デヴィッド・ギルモア、ビリー・コーガン、J・マスキスといったギタリストも、BIG MUFFの名前とともに語られる存在です。

3つのノブで決まる、シンプルな音づくり

コントロールはVOLUME、TONE、SUSTAINの3つだけです。

VOLUME:エフェクトをオンにしたときの出力レベルを調整します。

TONE:高域の効いた明るい音から、低域の太い音まで、音色を連続的に変化させます。

SUSTAIN:歪みの量とサステインの長さを調整します。上げるほど歪みが深まり、音がより長く伸びていきます。

調整できる項目が少ないぶん、狙った音に迷わずたどり着けるのもこのペダルの魅力です。オフにしたときは入力信号がそのまま出力されるトゥルーバイパス仕様なので、ボードに組み込んでも扱いやすい1台です。

スペック

回路アナログ
コントロールVOLUME、TONE、SUSTAIN
バイパストゥルーバイパス
電源9V電池(付属)/9.6VDC-100mAアダプター(別売)
消費電流3mA
サイズ5.5 × 2.95 × 6.88インチ(約140 × 75 × 175mm)
発売年2000年(現行ニューヨーク製モデル)

よくある質問

BIG MUFF PIはファズですか?ディストーションですか?

どちらとも呼ばれるペダルです。ELECTRO-HARMONIXは「ファズ/ディストーション/サステイナー」と分類しています。ファズらしい太さと、ディストーションのような濃い歪み、長いサステインをあわせ持っています。

電源は何を使えばいいですか?

9V電池が付属しているので、届いてすぐに使えます。アダプターで駆動する場合は、9.6VDC-100mAのものが対応しています(別売)。消費電流は3mAです。

BIG MUFFにはほかにどんなモデルがありますか?

Triangle Big Muff PiやGreen Russian Big Muff Pi、Op Amp Big Muff Piなど、歴代モデルの名を冠したバリエーションが数多くラインナップされています。本機は、ニューヨーク製の3ノブ仕様というシリーズの基本となるモデルです。

BRAND

Electro Harmonix

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この記事を書いた人

13歳よりエレキギターを始め、学生時代はバンド活動に明け暮れる。音響機器やPAの基礎を専門学校で学びつつ、18歳頃にアルバイトとして始めた大手楽器店にて楽器の買い取り業務を担当。約10年間にわたり音楽機材の買取査定、販売・リペアなどに携わり、数多くのエフェクターに触れる。楽器店退職後、2009年よりエフェクター専門サイト『EFFECTOR COLLECTION BOX』の運営をスタート。

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