Kogalashi Sound Magicの「Rust Codec」は、ファズとディレイを一台にまとめたペダルです。ふたつのエフェクトをただ並べたのではなく、ディレイのリピート音が何度もファズ回路をくぐるように作られていて、返ってくるたびに音がざらつき、少しずつ崩れていきます。シューゲイズのように空間を埋め尽くす分厚い歪みから、ブチブチと途切れるゲート感のあるサウンドまで、ほかではなかなか得られない荒々しい質感を作り込めるのがこのペダルの面白さです。
Kogalashi Sound Magicは、ギターメーカーでの修理・設計・製作や、楽器店での輸入機材の検品・修理、オリジナル製品の開発に携わってきたサウンドエンジニア、コガシンゴ氏が2023年に株式会社ピーブイピーで始動させた国内生産ブランドです。
Starveで歪みの表情が変わるファズ
ファズの性格を決めるのがStarveです。絞り切った状態では、丸く太く、粘りつくような密度の高いサウンド。12時付近からビットクラッシャーを思わせる音割れ感が少しずつ加わり、さらに上げていくと、音がブチブチと途切れるゲートファズのようなサウンドへ変わっていきます。変化は無段階なので、その途中にある好みのポイントをじっくり探れます。
なお、入力信号が大きいと10時あたりから音切れが始まることがあります。組み合わせるギターや前段のペダルによって効き始めの位置が変わるので、セッティングの際の目安にしてください。
ファズとディレイの両方に効くFeed
Rust Codecの音作りの要となるのがFeedです。ファズとディレイの両方に作用するコントロールで、ディレイのリピートへ送り込む量にも関わっています。Starveとの組み合わせ次第で、強いコンプレッションがかかったスウェル効果や、スラップバックディレイとファズが一体になった独特のサウンドが生まれます。
リピートのたびにファズ回路を巡るディレイ
ディレイはTime1/Repeat1とTime2/Repeat2の2組の設定を備え、フットスイッチで切り替えられます。短いディレイと長いディレイのように、性格の違う設定を用意しておけるのが便利なところです。
ディレイタイムは最短約50msで、10時付近で約300ms。そこから先はノイズを伴いながら、最大約1000msまで伸びていきます。タイムを長くするほどリピート音はローファイになり、ノイズも増えていきます。
リピート音は繰り返されるたびにファズ回路を通るため、ひとつ返ってくるごとに音が崩れていきます。原音をなぞるようにきれいに減衰していく一般的なディレイとは異なる、Rust Codecならではの響きです。
Repeatを絞り切ればリピート音がなくなり、ファズ単体として使えます。一方で、ファズとディレイは回路として密接につながっているため、ディレイだけを使ったり、クリーンなディレイサウンドを出したりすることはできません。
使う前に知っておきたいこと
- Repeatを高く設定すると発振します。思いがけず大きな音量になることがあるので、音量には気をつけてください。
- Repeatを絞ると消えるパルスノイズは仕様によるものです。
- 電源はセンターマイナス、φ2.1のDC9Vアダプター(別売)を使います。レギュレートされた品質のよいものを選んでください。
- 電池駆動には対応していません。
Rust Codecのスペック
| ブランド | Kogalashi Sound Magic |
|---|---|
| エフェクトの種類 | ファズ/ディレイ |
| コントロール | Level、Starve、Feed、Time1、Repeat1、Time2、Repeat2 |
| ディレイタイム | 約50ms〜約1000ms |
| 電源 | DC9Vアダプター(センターマイナス、φ2.1/別売) |
| 電池駆動 | 非対応 |
| 生産国 | 日本 |
BRAND
Kogalashi Sound Magic
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