strymon PCH X1は、ギター・ベース・キーボードから、アンプ/キャビネットシミュレーターやモデラーまで、モノラルの楽器信号を高品位なバランス出力へ変換するアクティブDI/ラインアイソレーターです。ライブのステージからレコーディング、自宅の制作環境まで、グランドループのノイズを抑えたクリーンな信号を、PAやオーディオインターフェースへ送り出せます。
徹底した透明感とノイズフリー設計
PCH X1の信号経路には、カスタム設計のオーディオトランスが組み込まれ、真のガルバニック絶縁を実現しています。これにより、機材間の電位差から生じるグランドループのハムや、不要な電気的干渉を根本から断ち切ります。ノイズフロアは-123 dBu(10Hz–22kHz、A特性補正なし)、THD+Nは1kHzで0.0007%と、DIボックスとしては極めて低い歪み・ノイズ特性です。周波数特性は10Hz–80kHzで±0.5dB以内(可聴域の20Hz–30kHzなら±0.25dB以内)と、低域から超高域までフラット。入力した信号のニュアンスやダイナミクス、キャラクターを損なうことなく、そのままの質感でミキシングコンソールやインターフェースへ届けます。楽器本来の響きも、ペダルの細やかな揺らぎも、モデラーの精密なシミュレーションも、色付けなしで伝わります。
過酷な現場に応える堅牢性と実践的な機能
筐体は3mm厚の押し出しアルミニウムに5mmのリブを備え、strymon自身が「bulletproof(防弾)」と表現するほどの堅牢さです。ステージでもスタジオでも、機材を衝撃から守りながら安心して扱えます。電源は48Vファンタム電源で動作するため、電池やACアダプターを別途用意する必要はありません。接続はIN/THRU/XLR OUTとシンプルながら、ノンバッファードのTHRU出力から入力信号をそのまま分岐し、ステージモニターや楽器用アンプへ同時に送れます。さらに、ハム対策のグランドリフトスイッチと、3ポジションのハイパスフィルター(Off/80Hz/240Hz)を搭載。80Hzは低域のうなり(ランブル)を抑え、240Hzは他の楽器のためにローの帯域を大きく空けたいときに効果的です。
多様なモノラル音源に対応する汎用性
対応するのはギターやベースだけではありません。キーボードやシンセサイザー、アンプ/キャビネットシミュレーターを内蔵したモデリング系ペダルまで、モノラルの音源を幅広くカバーします。入力インピーダンスは2 MΩと高く、パッシブピックアップ搭載の楽器でも信号のロスを抑え、豊かな倍音とダイナミクスを保ったまま送り出せます。本体サイズは93×50×39mm、重量は約410gとコンパクトで、ギグバッグの隙間にもすっきり収まります。プロフェッショナルな音質と現場での扱いやすさを両立した、頼れる1台です。

![strymon ストライモン / PCH X1 [Active DI Isolator] 【DIボックス】](https://effectorbox.com/wp-content/uploads/2026/08/strymon-pch-x1.jpg)