AMPEG アンペグ / SCR-DI【ベース用プリアンプ】

Ampegならではの太く温かいベース・トーンを、アンプのない現場でも、ヘッドホンでの自宅練習でも鳴らしたい。そんな場面に応えるのがAmpeg SCR-DIです。Ampegのプリアンプ、本格的なEQ、ベース用オーバードライブ、DI、練習用のヘッドホン出力までを、ひとつの筐体にまとめています。

目次

Ampegのプリアンプを足元に置けるペダル

SCR-DIの中心にあるのは、Ampegのアナログ・プリアンプとトーンスタック回路です。なめらかなPortaflexの質感から、倍音を豊かに含んだSVTのサウンドまで、Ampegらしいトーンを幅広く引き出せます。ステージではDIとして、自宅ではヘッドホン・アンプとして、ひとつのペダルで使い分けられます。

SCR-DIの主な特徴

3バンドEQとUltra Hi/Ultra Loスイッチ

EQは、BASS(40Hz)、MID(500Hz)、TREBLE(4kHz)の3バンド構成です。どのつまみもセンターでフラットになります。MIDを左に回すと中域を引っ込めたドンシャリ寄りのサウンドに、右に回すとアンサンブルを突き抜ける押し出しの強いサウンドになります。

Ultra Hi/Ultra Loの2つのスイッチを使うと、さらに大きく音のキャラクターを変えられます。Ultra Loは40Hzを1dB持ち上げ、500Hzを10dB削って、深く沈み込むような低域に。Ultra Hiは8kHzを5dB持ち上げ、きらびやかな高域を加えます。

SVTらしい歪みを加えるBass Scrambler

内蔵のBass Scramblerは、真空管のようなグラインド感を生み出すベース用オーバードライブです。SVTらしいざらつきや、うなり、サグまで表現できます。DRIVEで歪みの量を、BLENDでクリーン音との混ざり具合を調整できるので、芯のある低音を残したまま歪みだけを足すことも可能です。

EQとScramblerを別々のフットスイッチで操作

EQセクションとScramblerは、それぞれ専用のフットスイッチで独立してオン・オフできます。EQだけをかけたクリーン・トーンから、EQとScramblerを重ねた歪みのサウンドまで、曲の展開に合わせて足元で切り替えられます。EQのオン・オフは紫のLEDで、Scramblerのオン・オフは緑のLEDで確認できます。

ステージで頼れるDI機能と充実の入出力

出力は、グラウンドリフト付きのバランスXLRライン出力、1/4インチのライン出力、1/4インチのスルー出力の3系統です。XLRとライン出力はパラレルで、同時に使えます。たとえばXLRからPAやオーディオ・インターフェースへ、1/4インチからベース・アンプへと送り分けられます。スルー出力からはSCR-DIの回路を通らない原音が出力されるので、チューナーなどの接続に便利です。XLR出力でハムノイズが出たときは、GROUND/LIFTスイッチで対処できます。

ヘッドホン出力とAUX入力で、自宅練習にも

1/8インチのヘッドホン出力を備えているので、アンプを鳴らせない環境でもAmpegのトーンで練習できます。AUX入力は1/4インチと1/8インチの2種類です。スマートフォンなどをつなげば、バッキング・トラックに合わせて演奏できます。AUXの音量はAUX LEVELつまみで調整でき、AUXの音はヘッドホン出力にだけ送られます。

アクティブ・ベースにも対応する-15dBパッド

本体内部には、入力信号を15dB下げるパッドのジャンパーがあります。アクティブ回路のベースや、ハイ出力のピックアップを搭載したベースをつなぐときに使います。出荷時の設定は通常(パッドなし)なので、必要に応じて底板を開けて切り替えます。

使う前に知っておきたいポイント

VOLUMEつまみが効くのは、EQがオンのときだけです。EQをオフにした状態では、XLR出力とライン出力の音量はVOLUMEで変わりません。

電源は、9V電池(別売)か、DC9〜12V・100mAの外部電源です。Ampegは専用電源としてDC-1Gを指定しています。電池は底板の内側に収めるしくみで、四隅のゴム足がネジを兼ねています。入力端子にケーブルを挿したままにすると電池が消耗するため、使わないときはケーブルを抜いておきましょう。

SCR-DIの仕様

コントロールVOLUME、BASS、MID、TREBLE、AUX LEVEL、DRIVE、BLEND
スイッチULTRA LO、ULTRA HI、GROUND/LIFT、EQフットスイッチ、SCRAMBLERフットスイッチ
EQBASS:±14dB(40Hz)、MID:+5/-11dB(500Hz)、TREBLE:+16/-15dB(4kHz)
入力INPUT(1/4インチ)、AUX INPUT(1/4インチ、1/8インチ)
出力バランスXLRライン出力(グラウンドリフト付き)、1/4インチ・ライン出力、1/4インチ・スルー出力、ヘッドホン出力(1/8インチ ステレオ)
その他-15dBパッド(内部ジャンパー)
S/N比90dB(20Hz〜20kHz、unweighted)
電源9V電池(別売)、DC9〜12V・100mA(専用電源:DC-1G)
筐体ダイキャスト亜鉛シャーシ、滑り止めゴム足
外形寸法193(幅)× 110(奥行)× 56(高さ)mm
重量約1.2kg

よくある質問

アクティブ・ベースでも使えますか?

アクティブ、パッシブのどちらのベースもつなげます。出力が大きく入力で歪んでしまう場合は、本体内部のジャンパーで-15dBパッドに切り替えると、入力レベルを下げられます。

ベース・アンプとPAに同時に音を送れますか?

送れます。XLRライン出力と1/4インチ・ライン出力はパラレルで、同時に使えます。XLRからPAへ、1/4インチからベース・アンプへといった使い分けが可能です。

AUX入力につないだ音はPAにも出ますか?

AUX入力の音は、ヘッドホン出力にだけ送られます。XLR出力やライン出力からは出ないので、練習用のバッキング・トラックを流すのに向いています。

電池は付属していますか?

9V電池は付属していません。外部電源を使う場合は、DC9〜12V・100mAの電源が必要です。Ampegは専用電源としてDC-1Gを指定しています。

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Ampeg

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この記事を書いた人

13歳よりエレキギターを始め、学生時代はバンド活動に明け暮れる。音響機器やPAの基礎を専門学校で学びつつ、18歳頃にアルバイトとして始めた大手楽器店にて楽器の買い取り業務を担当。約10年間にわたり音楽機材の買取査定、販売・リペアなどに携わり、数多くのエフェクターに触れる。楽器店退職後、2009年よりエフェクター専門サイト『EFFECTOR COLLECTION BOX』の運営をスタート。

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