VOX Valvenergy 2nd Series VE-TS TONE SCULPTORは、ギターの音作りのために帯域とQ幅を決めた6バンドのグラフィックイコライザーです。プリアンプ部には次世代真空管Nutubeを搭載しています。EQで音の輪郭を整えられるだけでなく、LEVELを上げていくと真空管ならではの倍音とコンプレッションが加わります。
アンプの個性を残したまま音の抜けを調整したいとき、バッキングとソロで音色を切り替えたいとき、ボード全体の音をまとめたいとき。いろいろな場面で使える一台です。
Valvenergy 2nd Seriesとは
Valvenergyは、真空管アンプのようなレスポンスが得られるペダルとして評価されてきたVOXのシリーズです。2nd Seriesでは全モデルにNutubeを搭載し、ブースターのPOWER BURST、チューブコンプレッサーのSMOOTH IMPACT、オーバードライブのFUEL INJECTOR、グラフィックイコライザーのTONE SCULPTORの4機種がそろいました。
4機種に共通するのは、前後につなぐギターやエフェクター、アンプの持ち味を引き出すという設計です。「〇〇系」には当てはまらないVOX独自のサウンドと、Nutubeによる有機的な真空管サウンドを、試行錯誤を重ねてボイシングしています。長く使っても飽きない、シンプルで自然なペダルに仕上がっています。
Nutubeは、KORGとノリタケ伊勢電子が共同開発した新しい真空管です。蛍光表示管の技術を応用して作られており、従来の真空管と同じ原理で動作します。VOXは多くのアンプやエフェクターにNutubeを採用してきました。
VE-TS TONE SCULPTORの特徴
ギターの音作りに合わせた6つの帯域
調整できる帯域は100Hz、250Hz、570Hz、800Hz、2.2kHz、5.6kHzの6つです。それぞれ±10dBの幅で上げ下げできます。ギターの音色に関わる帯域に絞っているので、どのスライダーを動かせば音がどう変わるかがわかりやすく、直感的に音を作れます。
もう一つの特徴がQ幅です。一般的なグラフィックイコライザーよりQ幅を広くとっているため、少しの操作でも音の変化がはっきり出ます。細かな補正だけでなく、音のキャラクターを積極的に変えたいときにも頼りになります。
スライダーにはセンタークリックがありません。これは微調整をしやすくするための設計です。0dB付近でも引っかかりなく動かせるので、ほんの少しだけ持ち上げる、わずかに削るといった調整がスムーズにできます。
クリーンからヘヴィなバッキングまで
クリーントーンのアルペジオでは、低音域を控えめにして高音域を持ち上げると、1本1本の弦の音がくっきりと聞こえます。ソロでは中音域をブーストすると、フレーズの輪郭が際立ちます。ヘヴィなバッキングでは、鋭く切れのあるサウンドに仕上げることもできます。
足元に置いてバッキングとソロの音色を切り替える使い方も、ボード全体の音をまとめる使い方もできます。
Nutubeプリアンプによる音楽的な歪み
一般的なグラフィックイコライザーとの大きな違いは、プリアンプ部にNutubeを搭載していることです。LEVELを上げていくと、真空管特有の倍音とコンプレッションが加わり、音楽的な歪みが生まれます。
LEVELは±12dBの幅で調整できます。音量を合わせるだけでなく、真空管の質感をどのくらい加えるかを決めるつまみとしても使えます。
弾き心地を考えた新開発バッファー
ギターからの信号が最初に通る入口には、Nutubeを生かすために新しく開発した専用のバッファー回路を使っています。
エフェクトをオフにするとバッファード・バイパスになり、3mのシールドでアンプに直接つないだときのような自然な反応と軽い弾き心地が得られます。エフェクトをオンにすると、このバッファーとNutubeのコンプレッションが組み合わさり、軽やかで弾きやすく、ピッキングの強弱などのニュアンスもしっかり音に出ます。
サウンドをイメージしたエッチング・デザイン
新しい筐体のトップパネルには、それぞれのペダルのサウンドをイメージしたエッチング・デザインが入っています。有機的なデザインで、ペダルボードに並べても目を引きます。
VE-TS TONE SCULPTORの仕様
| 型番 | VE-TS |
| タイプ | Nutube搭載グラフィックイコライザー |
| 調整帯域 | 100Hz/250Hz/570Hz/800Hz/2.2kHz/5.6kHz(各±10dB) |
| LEVEL | 出力音量を±12dB調整 |
| バイパス | バッファード・バイパス |
| 接続端子 | INPUT(モノラル・フォーンジャック)、OUTPUT(モノラル・フォーンジャック)、DC9V |
| 電源 | 9V アルカリ電池(6LF22/6LR62)またはDC9V ACアダプター(いずれも別売) |
| 対応ACアダプター | KA181(9V・別売) |
| 外形寸法 | 72(W)×120(D)×54(H)mm |
| 重量 | 300g(電池を除く) |
消費電力が大きいため、ACアダプターでの使用がおすすめです。電池を使う場合は、マンガン電池ではなくアルカリ電池を使ってください。
よくある質問
- VE-TSは電池でも使えますか?
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9Vのアルカリ電池(6LF22/6LR62)で使えます。ただし消費電力が大きいので、ACアダプターでの使用がおすすめです。対応するACアダプターはVOXのKA181(9V・別売)です。
- スライダーにセンタークリックはありますか?
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ありません。0dB付近でも引っかかりなく微調整できるように、あえてセンタークリックをなくしています。
- エフェクトをオフにしたときの音はどうなりますか?
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バッファード・バイパスです。Nutubeに合わせて新しく開発したバッファー回路を使っており、3mのシールドでアンプに直接つないだときのような自然な反応と軽い弾き心地が得られます。
- 普通のグラフィックイコライザーとは何が違いますか?
-
プリアンプ部にNutubeを搭載している点です。LEVELを上げると真空管特有の倍音とコンプレッションが加わり、音楽的な歪みが得られます。また、ギター向けに帯域を選び、一般的なグラフィックイコライザーよりQ幅を広くしているので、音の変化がわかりやすくなっています。
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