Polytune(ポリチューン)おすすめ|Polytune 3・Mini・Noir・Clipの違いと選び方【電源・バッファーも解説】

Polytune(ポリチューン)おすすめ|Polytune 3・Mini・Noir・Clipの違いと選び方【電源・バッファーも解説】

ギターやベースのチューニング、ライブ前やレコーディング前に毎回時間がかかっていませんか?1弦ずつ音を確認していくのは地味に時間がかかりますし、本番直前のバタバタした中で正確に合わせるのは意外とストレスです。

そんな悩みを一気に解決してくれるのが、TC Electronicの「Polytune(ポリチューン)」シリーズです。全弦を一度に鳴らすだけで、どの弦がズレているかが一目で分かります。

この記事では、Polytune 3・Mini・Noir・Clipという4つのモデルの違いを、電源やバッファー機能といった見落としがちなポイントも含めて整理します。

目次

Polytuneとは

Polytuneは、TC Electronicが2010年に発表した、世界初の「ポリフォニックチューニング」対応ペダルチューナーです。通常のチューナーは1弦ずつ音を確認しますが、Polytuneは全弦を一度にジャラーンと鳴らすだけで、各弦のチューニング状態をディスプレイ上で同時に確認できます。

このポリフォニック機能はその後多くのメーカーに採用されるほど画期的なもので、Polytuneはペダルチューナーの定番として広く使われています。現在はPolytune 3を中心に、よりコンパクトなMini・Noir、クリップ型のClipなど、用途に応じたラインナップが展開されています。

比較表

Polytune 3Polytune 3 MiniPolytune 3 NoirPolyTune Clip
価格(税込)¥10,800¥8,965¥9,658〜9,980¥4,928
タイプペダル型(標準サイズ)ペダル型(コンパクト)ペダル型(コンパクト・黒)クリップ型
バイパス切替背面カバー内のスイッチ本体側面のスイッチ本体側面のスイッチ
ストロボモード精度±0.02セント±0.02セント±0.02セント±0.02セント
BonaFide Buffer搭載搭載搭載

※記事内の価格は2026年6月時点の情報です。価格は変動する場合がありますので、購入の際は各ショップの最新価格をご確認ください。

電源・電池について

Polytuneシリーズを選ぶ際、見落とされがちですが重要なのが電源周りの違いです。

Polytune 3(通常サイズ)は、9V電源アダプターでの駆動に加えて、電池での駆動や、他のエフェクターへの電源供給(DC OUT)にも対応しているとされています。ペダルボードを組む前に単体でも使いたい、他のペダルの電源を分配したい、という人にはこの拡張性が魅力です。

一方、Polytune 3 Mini/Noirは、9V電源アダプターでの駆動が基本で、電池駆動やDC OUTには対応していません。その代わり、バイパス切替スイッチが本体側面にあり、操作のしやすさという点では通常サイズより扱いやすくなっています。

PolyTune Clipは電池で駆動するクリップ型なので、電源アダプター自体が不要です。

なお、電源仕様は仕様変更が行われることもあるため、購入前に最新の製品情報を確認しておくと安心です。

BonaFide Bufferという隠れた強み

Polytuneシリーズには、TC Electronicの人気バッファーペダル「BonaFide Buffer」と同じ回路が内蔵されています。これは単体でも販売されている製品で、ケーブルが長くなったり、ペダルボードに多くのエフェクターを並べたりすることで生じる音質劣化(ハイ落ちなど)を防ぐ役割を持っています。

Polytuneシリーズでは、このバッファーを通す「バッファードバイパス」と、信号をそのまま通す「トゥルーバイパス」を切り替えられるようになっています。チューナーをオフにしている間も音質をキープしたい場合はバッファードバイパス、できるだけ信号に手を加えたくない場合はトゥルーバイパス、という使い分けが可能です。

「チューナーを置くだけで、ボード全体の音質対策にもなる」というのは、地味ながら見逃せないポイントです。

モデル別の詳細解説

Polytune 3

シリーズの標準モデルにあたるのが、Polytune 3です。ペダル型チューナーとして必要な機能を一通り備えており、ポリフォニック・クロマチック・ストロボの3モードを搭載しています。バイパス切替スイッチが背面カバー内にあるため頻繁な切り替えには少し手間がかかりますが、その分本体はシンプルな見た目になっています。

「とりあえず定番のPolytuneを選びたい」という人にとって、ベースとなる一台です。

Polytune 3 Mini

Polytune 3の機能をそのまま、よりコンパクトな筐体に収めたのがPolytune 3 Miniです。バイパス切替スイッチが本体側面に配置されているため、Polytune 3よりも操作しやすくなっています。

ペダルボードのスペースを少しでも空けたい人や、すでに他のチューナーから乗り換えを検討している人に向いています。

Polytune 3 Noir

Polytune 3 Miniのブラックカラーバージョンが、Polytune 3 Noirです。機能・サイズはMiniと同等で、見た目の違いのみという位置づけになります。

ペダルボードを黒系で統一したい人や、シックな見た目を好む人には、Miniよりもこちらが選ばれることが多いようです。

PolyTune Clip

ペダルボードに置く場所がない、もしくはアコースティックギターなど足元にチューナーを置きにくい楽器を弾く人向けなのが、クリップ型のPolyTune Clipです。ギターやベースのヘッドに挟むだけで使え、ポリフォニック・クロマチック・ストロボの各モードも搭載しています。

ポリフォニックモードとクロマチックモードは自動で切り替わるため、操作に迷うことなく使い始められます。価格も4機種の中でもっとも手頃です。

用途別の選び方

ここまでの内容を、目的別に整理してみます。

まずは定番モデルを選びたい → Polytune 3

特にこだわりがなければ、シリーズの標準モデルであるPolytune 3が安心です。一通りの機能が揃っており、価格も4機種の中でバランスが取れています。

ペダルボードのスペースを節約したい → Polytune 3 Mini / Noir

機能はPolytune 3と同等のまま、よりコンパクトな筐体に収まっています。バイパススイッチも側面にあり操作しやすいので、すでにペダルボードが埋まりつつある人におすすめです。色の好みでMiniかNoirを選ぶとよいでしょう。

足元にペダルを置きたくない・置けない → PolyTune Clip

アコースティックギターや、ペダルボードを使わないスタイルの人には、ヘッドに挟むだけのPolyTune Clipが向いています。価格も最も手頃なので、初めての一台としても選びやすいモデルです。

使い方(チューニング手順)

Polytuneシリーズの基本的な使い方は、どのモデルもほぼ共通です。

  1. シールドでPolytuneと楽器を接続する(PolyTune Clipの場合は、ギターやベースのヘッドに挟む)
  2. ペダルを踏む、またはボタンを押してチューナーモードに切り替える
  3. 全弦を一度に鳴らす。ポリフォニックモードでは、ズレている弦だけが色や点灯位置で分かる
  4. ズレている弦だけを、1弦ずつ合わせていく
  5. すべての弦が合ったら、もう一度ペダルやボタンを操作して通常の演奏モードに戻す

より精密に合わせたい場合は、クロマチックモードやストロボモードに切り替えることで、1弦ずつさらに細かくチューニングすることもできます。

よくある質問

Polytuneの電源は何を使いますか?

基本的には9V電源アダプターで駆動します。モデルによって電池駆動やDC OUT(他ペダルへの電源供給)への対応が異なる場合があるため、購入前に最新の製品仕様を確認しておくと安心です。PolyTune Clipは電池駆動のクリップ型で、電源アダプターは不要です。

Polytune 3とMini/Noirは、機能に違いがありますか?

チューニング精度やモード(ポリフォニック・クロマチック・ストロボ)、BonaFide Bufferの搭載など、基本的な機能は共通です。主な違いは本体サイズと、バイパス切替スイッチの位置(Polytune 3は背面カバー内、Mini/Noirは側面)です。NoirはMiniのブラックカラー版という位置づけです。

BonaFide Bufferとは何ですか?

TC Electronicが単体ペダルとしても販売している高品位バッファー回路です。Polytuneシリーズにはこの回路が内蔵されており、バッファードバイパスに設定することで、ケーブルやペダルボードでの音質劣化を抑えながらチューナーを使用できます。

PolyTune Clipは、モードの切り替え操作が必要ですか?

PolyTune Clipは、ポリフォニックモードとクロマチックモードを自動で切り替える仕様になっています。手動でのモード切替を意識せずに使い始められるのが特徴です。

初心者でも使えますか?

はい。ポリフォニックモードで全弦を一度に鳴らせば、ズレている弦が一目で分かるため、チューニングに慣れていない人でも扱いやすいモデルです。慣れてきたら、クロマチックモードやストロボモードでより細かく調整することもできます。

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この記事を書いた人

13歳よりエレキギターを始め、学生時代はバンド活動に明け暮れる。音響機器やPAの基礎を専門学校で学びつつ、18歳頃にアルバイトとして始めた大手楽器店にて楽器の買い取り業務を担当。約10年間にわたり音楽機材の買取査定、販売・リペアなどに携わり、数多くのエフェクターに触れる。楽器店退職後、2009年よりエフェクター専門サイト『EFFECTOR COLLECTION BOX』の運営をスタート。

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