Free The Tone フリーザトーン / TRI AVATAR TA-2H MULTI-DIMENSIONAL CHORUS【コーラス】

QUICK GUIDE

どんなエフェクター?

Free The ToneのTRI AVATAR TA-2Hは、120度ずつずらした3相のコーラス音とドライ音を組み合わせ、ステレオコーラスを超える広がりを生むコーラスペダルです。プリセットは128に増強されました。

ブランド
Free The Tone
種類
コーラス
対応楽器
ギター用
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Free The ToneのTRI AVATAR TA-2Hは、3系統(3相)のコーラス音を重ねて鳴らす「MULTI-DIMENSIONAL CHORUS」です。3つのコーラス音とドライ音、合わせて4つのシグナルパスを持ち、一般的なステレオコーラスを超えた音の広がりと深みを生み出します。

前モデルのTA-1Hから、プリセット数を4から128に増やし、TONEコントロールやDRY MIXの調整範囲も見直されました。FLIGHT TIMEと同じAD/DAコンバーターを積み、ウォームな中低域も楽しめます。

目次

3相のコーラスとドライ音、4つのシグナルパス

TA-2Hには、それぞれ個別にピッチを揺らせる3つの変調用シグナルパスと、アナログ信号のままミックスできるドライのシグナルパスがあります。3つの変調用シグナルパスはそれぞれ120度ずつずらしてあり、これが3相コーラスならではの広がりにつながっています。

3つの揺れの深さは、DEPTHのLEFT、CENTER、RIGHTの3つのノブで個別に調整できます。

ステレオとモノラルで変わる出力のしくみ

使い方出力
ステレオ1相目(LEFT)はL側、2相目(CENTER)はL+R側、3相目(RIGHT)はR側に出力
モノラルOUT-L(MONO)から、3相すべてをミックスして出力

ステレオでは3つのコーラス音が左右と中央に振り分けられ、モノラルでは3相がひとつにまとめられます。モノラルで使っても3つのコーラス音が重なるので、多彩な音作りができます。

従来のコーラスの弱点を解消したアナログとデジタルの融合

これまでのコーラスには、ピッチのズレや、低音域のぼやけた音像、揺れのタイミングで発生するノイズといった問題がありました。Free The Toneは、アナログ技術とデジタル技術を融合させた独自のノウハウで、これらの問題を解決しています。

24bitのAD/DAコンバーターと独自の信号処理・アルゴリズムで、ノイズを抑えたコーラスサウンドを実現。入力から出力まで信号をトータルで管理するHTSサーキットも内蔵し、エフェクトのON時とOFF時でサウンドの質感を同じに保ちます。

TA-1Hから進化したポイント

項目TA-1HTA-2H
プリセット数4128(本体で1〜4、MIDIで1〜128)
音質調整HI-CUTTONE(右で低域、左で高域をカット)
DRY MIXの範囲WET100%〜DRY50%・WET50%DRY 0%〜100%
AD/DAコンバーター—FLIGHT TIMEと同じコンバーターを搭載

TONEは右に回すと低域、左に回すと高域がカットされ、HI-CUTだけだったTA-1Hより幅広い音作りができます。DRY MIXの範囲が広がったことで、コーラス音のかかり具合もより細かく追い込めます。

3つのDEPTHノブとエクスプレッションペダル

コントロール内容
RATEピッチの揺れのスピード。右に回すと速くなります
DEPTH LEFT / CENTER / RIGHT各信号のピッチの揺れの深さを個別に調整
TONEコーラス音の音色(原音には効きません)
DRY MIXエフェクト音とドライ音のミックスバランス
LEVELエフェクトON時の音量

EXP端子にエクスプレッションペダルをつなぐと、RATEかTONEをリアルタイムでコントロールできます。使えるのは可変抵抗値が10kΩ〜25kΩのペダルです。

最大入力レベルは+7dBuで、アンプのセンド・リターンにつないで使うこともできます。+7dBuを超えると少しずつ歪みが増えるので、音を確かめながらセンドレベルを調整してください。

TA-2Hのポイント
  • 3相のコーラス音とドライ音の、4つのシグナルパスを持つ
  • 3つの変調用シグナルパスを120度ずつずらし、独自の広がりを生む
  • ステレオでは左右と中央に振り分け、モノラルでは3相をミックス
  • TA-1Hからプリセットを128に増強、TONEとDRY MIXも進化
  • エクスプレッションペダルでRATEかTONEを操作できる

TRI AVATARのステレオ/モノラル比較動画

Free The Tone公式チャンネルによる、TRI AVATARのステレオとモノラルを聴き比べた動画です。前モデルTA-1Hの時代に公開されたものですが、3相コーラスの広がり方がよくわかります。

仕様

項目内容
プリセット数128
入力インピーダンス500kΩ以上
出力負荷インピーダンス10kΩ以上
最大入力レベル+7dBu
コントロールRATE、TONE、DEPTH LEFT/CENTER/RIGHT、DRY MIX、LEVEL
端子標準フォーンジャック×4(IN、OUT-L(MONO)、OUT-R、EXP)、DIN 5ピン(MIDI IN)、DC9V入力
電源DC9V ACアダプター(別売)
消費電流150mA
外形寸法120(W)×102.3(D)×58.5(H)mm(突起物含む)
重量約380g(付属品含まず)

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Free The Toneのデジタル技術は、同じ筐体サイズのデジタルリバーブAMBI SPACE AS-1Rや、アナログのイコライザーをデジタルで制御するPA-1QGにも生かされています。ほかのコーラスと比べたい方はコーラスエフェクターのおすすめ記事もあわせてご覧ください。

同じデジタルコントロールド・アナログサーキット方式のペダルには、ノイズリダクション&ゲートのFree The Tone INTEGRATED GATE IG-1Nもあります。

よくある質問

TA-1Hとの違いは何ですか?

プリセットが4から128に増えたほか、HI-CUTがTONEに変わり、DRY MIXの範囲が0%〜100%に広がりました。FLIGHT TIMEと同じAD/DAコンバーターも搭載しています。

モノラルでも使えますか?

使えます。OUT-L(MONO)だけにつなぐと、3相すべてのコーラス音がミックスされて出力されます。

対応するエクスプレッションペダルは?

可変抵抗値10kΩ〜25kΩのエクスプレッションペダルが使えます。RATEかTONEを操作できます。

アンプのセンド・リターンで使えますか?

最大入力レベルが+7dBuなので、センド・リターンにつないで使えます。+7dBuを超えると歪みが増えるので、センドレベルを調整してください。

まとめ

TRI AVATAR TA-2Hは、120度ずつずらした3つのコーラス音を重ねて、ステレオコーラスを超える広がりを作り出すコーラスペダルです。ピッチのズレや低音域のぼやけ、ノイズといった従来のコーラスの弱点にも手が入っています。

128のプリセットやMIDI、エクスプレッションペダルにも対応しているので、システムに組み込んで使いたい方にも向いています。立体的なコーラスサウンドを求める方は、ぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

13歳よりエレキギターを始め、学生時代はバンド活動に明け暮れる。音響機器やPAの基礎を専門学校で学びつつ、18歳頃にアルバイトとして始めた大手楽器店にて楽器の買い取り業務を担当。約10年間にわたり音楽機材の買取査定、販売・リペアなどに携わり、数多くのエフェクターに触れる。楽器店退職後、2009年よりエフェクター専門サイト『EFFECTOR COLLECTION BOX』の運営をスタート。

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