BOSS ボス / OS-2【オーバードライブ/ディストーション】

QUICK GUIDE

どんなエフェクター?

COLORノブひとつで、ODからディストーションまで。

ブランド
BOSS
種類
オーバードライブ・ディストーション
対応楽器
ギター用
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軽く歪ませたい曲もあれば、深く歪ませたい曲もある。オーバードライブとディストーションを1台でまかなえれば、足元はぐっとシンプルになります。BOSS OS-2(OverDrive/Distortion)は、独立した2系統の歪み回路を搭載し、COLORノブひとつで2つの歪みを単独でも、ブレンドしても使えるドライブ・ペダルです。OD-1直系のオーバードライブと、低域にパンチのあるディストーション。その間にある豊かなサウンドを、シンプルな4つのノブで引き出せます。

目次

OS-2はどんなペダル?

OS-2の中には、オーバードライブとディストーションという、性格の異なる2つの歪み回路が独立して入っています。どちらか一方だけを使うこともできますし、2つを混ぜ合わせて、そのあいだのサウンドを作ることもできます。

OD-1直系のオーバードライブ

オーバードライブ側は、1977年にBOSS初のコンパクト・ペダルとして登場したOD-1の流れをくむサウンドです。非対称クリッピング回路により、真空管アンプのような心地よい歪みとレスポンスが得られます。中域が豊かで歪みの可変幅も広いため、リズムギターにもソロにも対応できます。

低域にパンチのあるディストーション

ディストーション側は、低域にパンチのある太くワイルドなサウンドにチューニングされています。激しいソロや、コードを思いきりかき鳴らすようなプレイにぴったりのキャラクターです。

並列接続だからできるブレンド

2つの回路はペダル内部で並列につながっています。歪みペダルを2台直列につなぐのとは違い、それぞれのキャラクターを活かしたまま混ぜ合わせられるのがOS-2ならではのポイントです。COLORノブは、ミックスしたときの音量変化や位相の影響まで考慮してチューニングされています。難しく考えずに、耳で気持ちいいところを探せます。

4つのノブの役割

  • COLOR:オーバードライブとディストーションの比率を決めるノブ。OD側に回すとオーバードライブ、DS側に回すとディストーションの比率が大きくなります。
  • DRIVE:歪みの量を調整します。控えめな歪みから激しい歪みまで、幅広くカバーします。
  • TONE:音の明るさを調整します。ギターやアンプ、演奏する場所に合わせて整えましょう。
  • LEVEL:エフェクトをオンにしたときの音量を決めます。

COLORの寄せ方で変わる音のキャラクター

OS-2の音作りでいちばん大切なのがCOLORノブです。どちらの歪みをベースにして、どちらを混ぜるか。その組み合わせで、サウンドの印象は大きく変わります。

COLORの位置サウンドのキャラクター
OD側いっぱいオーバードライブ単独。OD-1直系の、中域が豊かな歪み
OD寄りでDSを少し混ぜるオーバードライブの温かさの中に、タイトな低域が加わる
DS寄りでODを少し混ぜるディストーションの荒々しさに豊かな中域が加わり、存在感が増す
DS側いっぱいディストーション単独。低域にパンチのある太くワイルドな歪み

オーバードライブの素直さを残したいならOD側から、ディストーションの迫力を軸にしたいならDS側から。どちらに軸足を置くかを先に決めておくと、狙った音にたどり着きやすくなります。

音作りの手順

ノブが4つだけなので、順番を決めておけば迷わず音作りが進みます。

  1. すべてのノブを12時付近にセットして、基準の音を出す。
  2. COLORを回して、オーバードライブ寄りかディストーション寄りか、方向性を決める。
  3. DRIVEで歪みの量を調整する。
  4. TONEで明るさを整える。
  5. 最後にLEVELで、エフェクトのオンとオフで音量差が出すぎないように合わせる。

COLORを動かすと歪みの質感が変わるため、DRIVEやTONEのちょうどいい位置も変わってきます。COLORを大きく動かしたときは、DRIVEとTONEも合わせて見直してみてください。

BD-2・OD-3・DS-1との違い

BOSSの定番歪みペダルと比べると、OS-2の立ち位置がよくわかります。

モデル回路の特徴持ち味
OS-2独立したODとDSの2系統を並列でミックス1台でオーバードライブからディストーションまでカバー
BD-2真空管アンプで用いられる多段クリッピング回路設計ピッキングやギターのボリューム操作に素直に反応
OD-3デュアル・ステージ・オーバードライブ回路太く芯のある低域と、粘りのあるサスティン
DS-11978年登場、BOSS初のディストーション粗くエッジの効いた歪み。TONEひとつで高域と低域を同時に調整

歪みのキャラクターをひとつに絞って突き詰めたいなら、BD-2やOD-3、DS-1のような専用機が向いています。曲ごとにオーバードライブとディストーションを行き来したい、あるいは2つを混ぜた音を作りたいなら、OS-2の出番です。

OS-2が向いている人

  • はじめての歪みペダルで、オーバードライブとディストーションの両方を試してみたい人
  • 曲によって、歪みの深さや質感を変えたい人
  • ペダルボードの台数を増やさずに、歪みのバリエーションを持ちたい人
  • 2台の歪みを重ねるのとは違う方法で、新しいドライブ・サウンドを探したい人

BOSS OS-2の仕様

コントロールCOLOR / DRIVE / TONE / LEVEL / ペダル・スイッチ
バイパスバッファード・バイパス
接続端子INPUT(標準タイプ)、OUTPUT(標準タイプ)、DC IN
規定入力レベル / 入力インピーダンス-20dBu / 1MΩ
規定出力レベル / 出力インピーダンス-20dBu / 1kΩ
推奨負荷インピーダンス10kΩ以上
インジケーターCHECKインジケーター(バッテリー・チェック兼用)
電源9V形電池(マンガン/アルカリ)、ACアダプター(PSA-100・別売)
消費電流12mA
連続使用時の電池寿命マンガン電池:約33.5時間 / アルカリ電池:約55時間(使用状態によって異なります)
外形寸法幅73mm × 奥行き129mm × 高さ59mm
質量385g(乾電池含む)
付属品マンガン電池(9V形・本体に接続済み)、保証書ほか
保証5年保証

よくある質問

COLORはどの位置から始めればいいですか?

まずは中央付近から始めて、少しずつ動かしてみるのがおすすめです。オーバードライブの温かさにタイトな低域を足したいならOD寄りでDSを少し混ぜ、ディストーションの迫力に中域の存在感を足したいならDS寄りでODを少し混ぜてみてください。

電池だけで使えますか?

9V形電池で動作します。連続使用時の電池寿命は、マンガン電池で約33.5時間、アルカリ電池で約55時間です。購入時はマンガン電池が本体に接続された状態で付属しているので、届いたその日から音を出せます。

対応するACアダプターは?

BOSSのPSA-100(別売)に対応しています。電池切れを気にせず使いたいライブやリハーサルでは、アダプターがあると安心です。

バイパスの方式は?

BOSSコンパクト・ペダルでおなじみのバッファード・バイパスです。

ノイズが気になるときはどうすればいいですか?

歪みを深くするほどノイズは目立ちやすくなります。DRIVEは必要な分だけにとどめ、それでも気になる場合は、ノイズ・サプレッサーを併用する方法があります。

ほかのエフェクターとの接続順は?

一般的には、チューナーやコンプレッサーのあとにOS-2を置き、コーラスなどのモジュレーション系、ディレイやリバーブといった空間系はその後ろにつなぐのが基本の並びです。

BD-2やOD-3、DS-1とはどう使い分ければいいですか?

ひとつの歪みのキャラクターを突き詰めたいなら各専用機、オーバードライブとディストーションを1台で行き来したり、混ぜた音を作ったりしたいならOS-2が向いています。

まとめ

BOSS OS-2は、OD-1直系のオーバードライブと、低域にパンチのあるディストーションを1台に収めたドライブ・ペダルです。2つの回路が並列につながっているので、単独で使うだけでなく、混ぜ合わせて自分だけのバランスを探せます。COLORで方向性を決め、DRIVEとTONEで整え、LEVELで音量を合わせる。このシンプルな流れで、幅広い歪みを足元ひとつで使い分けられます。

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この記事を書いた人

13歳よりエレキギターを始め、学生時代はバンド活動に明け暮れる。音響機器やPAの基礎を専門学校で学びつつ、18歳頃にアルバイトとして始めた大手楽器店にて楽器の買い取り業務を担当。約10年間にわたり音楽機材の買取査定、販売・リペアなどに携わり、数多くのエフェクターに触れる。楽器店退職後、2009年よりエフェクター専門サイト『EFFECTOR COLLECTION BOX』の運営をスタート。

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