QUICK GUIDE
JCM800 2203の音とHotModを、1台で切り替え。
- ブランド
- VeroCity Effects Pedals
- 種類
- オーバードライブ・ディストーション・プリアンプ
- 対応楽器
- ギター用
JCM800 2203らしいクランチと、SoldanoのHotModで一段深く歪ませた改造マーシャルのサウンド。VeroCity Effects Pedalsの『800』は、そのふたつをフットスイッチひとつで行き来できるアンプエミュレーターペダルです。2017年に登場した「八百式」を大きくアップデートしたモデルで、内部のmodスイッチを組み合わせれば、ノーマルな800サウンドから定番の改造サウンドまで、自分の手で音を作り込んでいけます。
JCM800 2203の回路をベースに、HotModモードを標準装備
『800』のベースにあるのは、Marshall JCM800 2203の回路です。一つひとつハンドセレクトしたパーツを、カスタムレイアウトのVero to PCB基板に丁寧に組み上げています。配線にはBELDENワイヤー、コンデンサには高品位なドイツ製Wimaキャパシタとシルバーマイカを使っています。
前身の「八百式」との大きな違いは、派生モデル「八百式-HM」に積まれていたSoldano社のHotModモードを標準で備えたことです。左側のフットスイッチを踏むだけで、ノーマルの800サウンドとHotModを加えたサウンドを切り替えられます。
実機を思わせるフロントコントロール
フロントパネルのツマミは、JCM800と同じ感覚で扱える構成です。
- PRE-AMP:入力の感度を調整します。
- Presence:高域の抜けを調整します。内部スライドスイッチで、この機能自体をカットすることもできます。
- Master:全体の音量を決めるマスターボリュームです。
- Bass/Middle/Treble:プリアンプ部の3バンドEQです。
- フットスイッチ(右):トゥルーバイパスのオン/オフです。
- フットスイッチ(左):HotModの切り替えです。
内部スイッチで広がる音作り
『800』の内部には、いくつものスライドスイッチが並んでいます。いずれも基本回路には手を加えず、機能を「追加」するためのmodスイッチです。オリジナルのJCM800に海外で施されてきた代表的なモディファイを、このコンパクトな筐体の中で再現できるようにしています。
サウンドを変える内部スライドスイッチ
- JOSE SW(上部左):80年代のロックシーンを支えたホゼ・モディファイ・マーシャルがモチーフです。ダイオードによる歪みが加わり、そのぶん全体の音量は下がります。
- MBR(上部右):マスターブライトスイッチです。往年の800が持つ荒々しさを、さらに前へ押し出します。
- Presence Cut(上部中央):トーンスタックからプレゼンス回路を外します。つなぐアンプとの相性に合わせて選べます。
- +10dB(上部右・二段目):プリアンプモードで全体の音量を持ち上げます。JOSE SWの使用状況や、接続先パワーアンプの感度に合わせて使い分けられます。
- High/Low(メイン基板左下):JCM800実機のHigh入力とLow入力を切り替えます。Lowではあまり知られていないスパークリングなクリーン、HighではJCM800を象徴するあのサウンドが得られます。出荷時はHighです。
- TSE(メイン基板右下):トーンスタックバイパスです。上にするとトーンスタックを通らなくなり、全体の音量が上がる代わりにEQは効かなくなります。接続先のアンプのインプットやクリーンチャンネルのEQを、存分に生かすためのモードです。全挿し出力で使い、ペダルとアンプの間には何もつながない状態が最も力を発揮します。空間系やノイズゲートは、アンプのセンド/リターンに入れるのがおすすめです。
HotModを際立たせるALT(Adjustable Lead Trimmer)
内部のフットスイッチ横にあるスライドスイッチで、ALT機能をオン/オフできます。ALTを使うと、ノーマルモードの音量をトリマーで下げられるので、HotModに切り替えたときの音量差をはっきりつけられます。バッキングとリードの切り替えに便利な機能です。トリマーを絞り切れば、ノーマルモードをミュートにすることもできます。セッティングは実際の音を聴きながら決めるのがいちばんです。赤いLEDが点灯しているときに、大きい音量側のサウンドが出力されます。
接続環境に合わせられる入出力
Variable-Zコントロール
内部スライドスイッチを上にすると、入力インピーダンスを低く設定できます。ワイヤレスシステムなどを通ったローインピーダンスの信号を受けるときに、低域が痩せるのを抑えられます。トリマーを回して、しっくりくるポイントを探してください。スイッチを下にすれば機能はオフになり、通常のハイインピーダンス入力に戻ります。
出力ジャックのモード切り替え
出力ジャックにも内部スライドスイッチがあります。NORMALモードでは、プラグを奥まで挿せばアンプのクリーンチャンネルに、半挿しにすればギターアンプのリターンに合わせたインピーダンスで出力できます。PREAMPモードでは半挿し機能がなくなり、全挿しでプリアンプ出力として働きます。メイン基板の+10dBスイッチが効くのもこのモードです。
800本来のサウンドを生かす使い方
『800』のノーマルモードは、JCM800本来の仕様に忠実です。現代的なハイゲインは持たず、単体ではクランチサウンドになります。本領を発揮するのは、前段に好みのディストーションやオーバードライブをつないだとき。JCM800にブースターを組み合わせてきた、あの王道のセッティングをそのまま足元で再現できます。シングルコイルのギターなら、ペダル単体でも心地よいクランチが得られます。
オーバードライブやディストーションを重ねると、回路の性質上どうしても「サー」というノイズが残ることがあります。気になる場合は、『800』の直前か直後にノイズゲートを入れると扱いやすくなります。
入力ジャックのプラグを半挿しにするか抜くと、本機はミュート状態になります(電源は切れません)。つないだアンプやスピーカーを傷めずにケーブルを差し替えられるので、ギターの持ち替えも安心です。
ハンドメイドの受注生産、カラーオーダーにも対応
『800』は受注生産で、選び抜いたパーツを使って一台ずつ組み上げられます。カラーオーダーは追加料金なしで受け付けているので、ボードに並べたときの見た目までこだわれます。納期は注文時に販売店へ確認しておくと安心です。
VeroCity Effects Pedals 800のスペック
| ブランド | VeroCity Effects Pedals |
| モデル名 | 800 |
| タイプ | アンプエミュレーター(プリアンプ) |
| ベース回路 | Marshall JCM800 2203 |
| フロントコントロール | PRE-AMP、Presence、Master、Bass、Middle、Treble |
| フットスイッチ | 右:トゥルーバイパス/左:HotMod切り替え |
| 内部スイッチ | JOSE SW、MBR、Presence Cut、+10dB、High/Low、TSE、ALT、Variable-Z、出力モード切り替え |
| 主な使用パーツ | BELDENワイヤー、Wimaキャパシタ、シルバーマイカ |
| 基板 | Vero to PCB(カスタムレイアウト) |
| 生産形態 | 受注生産(カラーオーダー追加料金なし) |
よくある質問
- 『800』単体でハイゲインなサウンドは出せますか?
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ノーマルモードはJCM800本来の仕様どおり、単体ではクランチサウンドです。さらに歪ませたいときは、前段にオーバードライブやディストーションをつなぐのが基本です。左フットスイッチのHotModモードや、内部のJOSE SWでゲインを加えることもできます。
- 八百式とは何が違いますか?
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『800』は八百式のメジャーアップデート版です。八百式-HMに搭載されていたSoldano社のHotModモードを標準で備え、基本回路を保ったまま機能を追加できる内部modスイッチも複数搭載しています。
- アンプのリターンに直接つなげますか?
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つなげます。出力ジャックの内部スイッチがNORMALモードのときは、プラグを半挿しにするとリターン向けのインピーダンスに切り替わります。PREAMPモードでは全挿しでプリアンプ出力として使えます。
- ワイヤレスシステム経由で低音が細くなるときはどうすればいいですか?
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内部のVariable-Zスイッチを上にして入力インピーダンスを下げ、トリマーでちょうどよい位置に合わせてください。ローインピーダンスの信号を受けたときの低域の痩せを抑えられます。
- 歪みペダルと組み合わせるとノイズが気になります。
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オーバードライブやディストーションを重ねたときの「サー」というノイズは、回路の性質上なくせないものです。『800』の直前か直後にノイズゲートを入れると、すっきり使いやすくなります。
BRAND
VeroCity Effects Pedals
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