KLOWRA / Leap Octave KBB-04 【オクターバー】

KLOWRA / Leap Octave KBB-04 【オクターバー】

コードを弾いても音が崩れにくいオクターブサウンドを、ペダルボードの隙間に収まるサイズで。KLOWRA Leap Octave KBB-04は、原音・1オクターブ上・1オクターブ下の3つの音量をそれぞれ独立して調整できる、デジタル・ポリフォニック・オクターバーです。12弦ギターのようなきらびやかな響きから、ギター1本で鳴らす引き締まったベースライン、オルガンやシンセを思わせる音色まで、ノブのバランスひとつで表情が変わります。音を伸ばし続けるFreeze機能と、揺らぎを加えるマルチフェイズ・デチューンも備えていて、オクターブペダルの枠を越えたアンビエントな音づくりにも応えてくれる一台です。

目次

3つの音を自在に混ぜられるポリフォニック・オクターブ

Leap Octaveのポリフォニック・トラッキングは低レイテンシーで、単音フレーズはもちろん、コードを弾いたときにもしっかり追従します。ピッキングのアタックへの反応が自然なので、複雑なボイシングでも1音ずつの分離が保たれ、弾き心地が損なわれにくいのが魅力です。

コントロールはDRY、+OCT、-OCTの3つが独立しています。+OCTを少し足せば12弦ギターのような華やかさが生まれ、-OCTを前に出せば太く重厚なシンセベース風のサウンドに。原音を絞ってオクターブ音だけを鳴らすこともでき、組み合わせ次第で音色の幅が大きく広がります。

また、周波数レスポンスを最適化することで、オクターブペダルで起こりがちな音痩せを抑えた設計になっています。楽器本来の帯域やボディ感を残したまま、オクターブを重ねられるのもうれしいポイントです。

音を伸ばす・揺らす・整える3つの機能

長押しで音をホールドするFreeze

本体のフットスイッチを長押しすると、その瞬間に鳴っている音やコードをホールドし、途切れることのないハーモニック・レイヤーとして鳴らし続けます。ホールドした響きの上に別のフレーズを重ねれば、広がりのあるアンビエント・パッドをその場で作ることができます。

CTRL端子(3.5mm TS)には外部TSフットスイッチを接続でき、Freezeを足元の別スイッチから操作することも可能です。動作は本体スイッチの長押しと同じモーメンタリー方式で、標準プラグのフットスイッチをつなぐための3.5mm-1/4インチ変換ケーブルも付属しています。

3段階で深さを選べるMulti-Phase Detune

DETUNEボタンを押すたびに、Clean(デチューンなし)、Shallow(浅め)、Deep(深め)の3段階が切り替わります。現在のモードはホワイト、ブルー、オレンジの色で確認できます。

デチューンをかけると、平面的になりがちなオクターブサウンドにコーラスのような揺らぎと広がりが加わり、温かみのある立体的な響きに変わります。オルガンやシンセ系の音色を狙うときや、Freezeでパッドを作るときに組み合わせると効果的です。

狙った音だけに効く3モードのTONE

中央のトグルスイッチでTONEノブの働きを切り替えられます。モードごとに効く信号が異なるため、オクターブ音の気になる部分だけをピンポイントで整えられるのが便利なところです。

  • LP(ローパス):+OCTの信号だけに作用します。上のオクターブの高域をなめらかに抑え、デジタル処理特有の硬さを和らげたいときに。
  • TILT(チルトEQ):DRY、+OCT、-OCTのすべてに作用する、1.2kHzを基準にしたシェルビングEQです。センターでフラット、右に回すと高域寄り、左に回すと低域寄りのバランスになります。
  • HP(ハイパス):-OCTの信号だけに作用します。下のオクターブの不要な低域をカットして、タイトにまとめたいときに。

小さな筐体に詰め込まれた実用的な仕様

本体サイズは38(W)×92(D)×51(H)mmで、重さは234g。ペダルボードに加えやすいコンパクトさです。バイパスはTrue BypassとBuffered Bypassを切り替えられるため、シンプルなセッティングでも、ペダルを多数つなぐ大きなボードでも、環境に合わせたシグナルパスを選べます。スイッチングにはソフトタッチ・リレーを採用しており、踏んだときのクリック音が出にくいのもポイントです。

音声処理には、KLOWRA独自のWildSeed Engine(24-bit AD/DA変換+32-bit浮動小数点DSP)を搭載。USB Type-C端子からファームウェアをアップデートでき、購入後もアルゴリズムの改良や機能追加を受けられます。筐体は、アジアの神話に登場する幻獣や神具をモチーフにした「Budding Bloom Series」のデザインで、インディペンデント・アーティストによる手描きのアートワークが目を引きます。

KLOWRA Leap Octave KBB-04の仕様

タイプデジタル・ポリフォニック・オクターブ / フリーズ・ペダル
コントロール+OCT、-OCT、DRY、TONE、DETUNEボタン、トグルスイッチ(LP / TILT / HP)
入力 / 出力1/4インチ TS × 1 / 1/4インチ TS × 1
入力インピーダンス500kΩ
出力インピーダンス100Ω
外部コントロールCTRL端子(3.5mm TS):TSモーメンタリー・フットスイッチ
バイパスTrue Bypass / Buffered Bypass 切り替え可能
電源 / 消費電流DC 9V / 150mA
USB端子USB Type-C(ファームウェアアップデート用)
サンプリングレート44.1kHz
オーディオ処理24-bit AD/DAコンバージョン、32-bit浮動小数点DSP
外形寸法38(W)× 92(D)× 51(H)mm
本体重量234g
付属品3.5mm TS(オス)-1/4インチ TS(メス)変換ケーブル、オリジナルステッカー、クイックスタートガイド、安全上の注意、製品カタログ

よくある質問

Freeze機能はどうやって使いますか?

本体のフットスイッチを長押しすると、そのとき鳴っている音をホールドします。CTRL端子に外部TSフットスイッチを接続すれば、外部スイッチからも同じ操作ができます。

TONEノブはすべての音に効きますか?

トグルスイッチのモードによって異なります。LPは+OCTのみ、HPは-OCTのみに作用し、TILTはDRY・+OCT・-OCTのすべてに作用します。

バイパス方式は選べますか?

True BypassとBuffered Bypassを切り替えて使えます。

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この記事を書いた人

13歳よりエレキギターを始め、学生時代はバンド活動に明け暮れる。音響機器やPAの基礎を専門学校で学びつつ、18歳頃にアルバイトとして始めた大手楽器店にて楽器の買い取り業務を担当。約10年間にわたり音楽機材の買取査定、販売・リペアなどに携わり、数多くのエフェクターに触れる。楽器店退職後、2009年よりエフェクター専門サイト『EFFECTOR COLLECTION BOX』の運営をスタート。

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