QUICK GUIDE
ネコ・カエル・ウマの声から発想した音色をギターに重ねる、KLOWRAのアニマルボイス・シンセ。ピッキングに反応する3声のシンセで、ワウのように鳴くCAT、余韻を刻むFROG、鋭く抜けるHORSEを使い分けられ、長押しでピッチ反転やフリーズも使えます。
- ブランド
- Klowra
- 種類
- ギターシンセサイザー
- 対応楽器
- ギター用
いつものように弦を弾いたのに、アンプから聞こえてくるのはネコやカエル、ウマを思わせる不思議な声。KLOWRAのSouth Zoo Voice Synthは、動物の鳴き声から発想した音色をギターに重ねる、ちょっと変わったシンセサイザー・ペダルです。ピッキングの強弱に反応する3声のシンセ・アルゴリズムで、ワウのように鳴くCAT、余韻がケロケロと刻まれるFROG、鋭く抜けるHORSEの3つの声を使い分けられます。
ギターから動物の声が聞こえる、遊び心のシンセ
South Zooは、冷たく機械的なデジタルシンセではなく、弾き方に合わせて表情が変わる「生きた声」を目指したペダルです。低レイテンシーのポリフォニック・トラッキングがピッチを追いかけ、エンベロープの減衰で音の立ち上がりから消え際までが自然に変化します。MIXでギターの原音にどれだけ混ぜるかを決められるので、ほんの少し隠し味として足すことも、思いきり主役にすることもできます。
リアルな動物の鳴き声をそのまま鳴らす「効果音マシン」ではなく、あくまで動物の声から着想した音色を作るシンセです。ほかのペダルと組み合わせて、実験的なサウンドや曲のアクセントを探したい人に向いています。定番の音作りだけで十分という人には、優先度は低いペダルでしょう。
CAT・FROG・HORSE、3つの声
| Voice(LED) | 音のキャラクター |
|---|---|
| CAT(白) | ワウのような声。表情豊かなフィルタースイープで、「ニャー」と鳴くようななめらかな響き |
| FROG(青) | サステインや余韻が、カエルの鳴き声のようなリズミカルな繰り返しに変わる |
| HORSE(オレンジ) | 鋭く突き刺さるような音。高域にエッジがあり、ミックスの中でもはっきり抜ける |
Voiceボタンを押すたびに3つの声が切り替わり、LEDの色で今の声がわかります。
4つのつまみで声を育てる
| コントロール | 役割 |
|---|---|
| TAILS | 動物の声の余韻(尾の長さ) |
| MIX | ギターの原音に混ぜる動物の声の量 |
| SPEED | 動物の声のループの速さ |
| DETAIL | 声の細かなキャラクターやディテール |
トグルスイッチで「どれだけ言うことを聞くか」を決める
トグルスイッチは、動物の声がギターのピッチにどれだけ従うかを決め、同時にフットスイッチ長押しの機能も切り替えます。長押しの機能が働いているあいだは、LEDが紫になります。
| トグル位置 | 声の動き | フットスイッチ長押し |
|---|---|---|
| Pitch Follow | ギターのピッチにぴったり追従 | ピッチ反転。低い音で高い叫び、高い音で深いうなりに変わる |
| Normal(Flutter) | トラッキングを切り、平坦でロボットのようなローファイなノイズに | 声をフリーズして鳴らし続けながら、SPEEDをランダムに動かす |
| Normal(Stretch) | 同上 | 声をフリーズして鳴らし続けながら、TAILSをランダムに動かす |
長押しのフリーズを使えば、ソロの終わりや曲の間に、動物の声を伸ばしたままうねらせるような演出ができます。CTRL端子(3.5mm TS)に外部フットスイッチをつなぐと、長押しと同じ機能を別のスイッチで操作できます。
- CAT・FROG・HORSEの3つの声をボタンで切り替え
- ピッキングに反応する3声のシンセ・アルゴリズムとポリフォニック・トラッキング
- トグルでピッチ追従の仕方と、長押し機能(ピッチ反転・フリーズ)を選ぶ
- MIXで原音とのバランスを調整でき、隠し味から主役まで
- 入出力はモノラル。トゥルー/バッファードバイパスを切り替え可能
シリーズの仲間と組み合わせて遊ぶ
South ZooはKLOWRAのBudding Bloomシリーズの1台で、同じ小さな筐体に、アジアの神話をモチーフにした手描きのイラストが描かれています。シリーズには、タッチで動くフィルターのHane Filter、ロータリーのWhorl Rotary、オクターバーのLeap Octave、ドロップチューニングのDive Pitch Shifterがあります。South Zooの後ろにHane FilterやWhorl Rotaryを置いて、動物の声にさらに動きを足すのも楽しい組み合わせです。
仕様と電源
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | KLOWRA South Zoo Voice Synth(KBB-07) |
| 種類 | デジタル・アニマルボイス・シンセサイザー |
| コントロール | TAILS、MIX、SPEED、DETAIL、Voiceボタン、トグルスイッチ、フットスイッチ |
| 入出力 | 1/4インチTS入力×1、出力×1(モノラル)、CTRL(3.5mm TS)、USB-C(ファームウェア更新) |
| インピーダンス | 入力500kΩ/出力100Ω |
| 処理 | 24bit AD/DA、32bit浮動小数点DSP、サンプリングレート44.1kHz |
| 電源 | 9V DC センターマイナス、150mA以上 |
| サイズ | 高さ51×奥行92×幅38mm |
| 重量 | 234g |
| 付属品 | 3.5mm TS(オス)→1/4インチTS(メス)変換ケーブル、ステッカー、クイックスタートほか |
よくある質問
- 本物の動物の鳴き声が出るのですか?
-
録音した鳴き声を鳴らすのではなく、動物の声から着想した音色をシンセで作ります。ギターの演奏に合わせて変化するのが特徴です。
- 和音にも反応しますか?
-
ポリフォニック・トラッキングに対応していて、3声のシンセ・アルゴリズムで鳴ります。
- 原音を残して使えますか?
-
MIXつまみで、原音に混ぜる動物の声の量を調整できます。
- 電池で使えますか?
-
電池は使えません。9V DCセンターマイナス、150mA以上の電源が必要です。
ボードの片隅に、小さな動物園を
毎日使う定番ペダルではないかもしれません。それでも、曲のイントロやソロの最後に、ネコの鳴き声のようなワウやカエルのような刻みがふっと顔を出すと、聴き手の耳をぐっと引きつけます。音作りに遊び心を足したいときの、頼もしい飛び道具です。
BRAND
Klowra
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