QUICK GUIDE
3系統のステレオSEND/RETURNを備えた、MUSICOM LABのパラレル・エフェクトループ・システム。アナログ回路でドライ信号を守りながらウェットを並列にミックスでき、MIDIでのオン/オフ切り替えと128個のメモリーに対応します。
- ブランド
- MUSICOM LAB
- 種類
- ラインミキサー
- 対応楽器
- ギター用・ベース用
Parallelizer IIIは、韓国のスイッチングシステムメーカーMUSICOM LABによる、ステレオ対応のパラレル・エフェクトループ・システムです。ステレオ・ライン・ミキサー「Parallelizer」の進化版として、3系統のステレオSEND/RETURNを装備。エフェクト音(ウェット)とドライ音を並列でミックスし、デジタルペダルの使用や直列接続で失われがちな原音を守ります。MIDIでのオン/オフ切り替えや、128個のメモリーにも対応しています。
原音を守りながら、エフェクトを「並べて」混ぜる
ペダルを1列につなぐと、たくさん並べるほど、ドライ信号はペダルの回路を何度も通ることになります。デジタルペダルのA/D・D/A変換や、ペダル同士の相性も重なって、気づかないうちに原音の質が変わってしまうこともあります。
Parallelizer IIIは、ドライ信号をエフェクトとは別の経路に残したまま、3系統のエフェクトから返ってきたウェット信号を混ぜ合わせる仕組みです。オーディオの信号経路はすべてアナログ回路で、内部のバッファーやミキサー回路にも高品質な部品が使われています。
- ステレオIN、ステレオSEND×3、ステレオRETURN×3、ステレオOUT
- オーディオ信号経路はすべてアナログ回路
- FX1〜3とDRYの4つのノブで、ウェットとドライの音量を個別に調整
- MIDIでドライと各ウェットのオン/オフを制御、128個のメモリー
- 9Vの電源を内部で±9Vに変換し、最大+15dBuまでの信号に対応
4つのノブと4つのフットスイッチ
| 操作部 | 働き |
|---|---|
| FX1〜FX3スイッチ | 対応するSENDへの信号をオン/オフする(点灯時に送り出す) |
| DRYスイッチ | ドライ信号を100%で混ぜるか、DRYノブで設定した音量で混ぜるかを切り替える |
| FX1〜FX3ノブ | 各RETURNから戻るウェット信号の音量。右いっぱいでユニティゲイン、左いっぱいでミュート |
| DRYノブ | ドライ信号の音量。右いっぱいでユニティゲイン、左いっぱいでミュート |
DRYスイッチのLEDが消えているときは、ノブの位置に関係なくドライ信号が100%で混ざります。LEDを点けると、DRYノブで決めた音量に切り替わるので、ドライを絞ってエフェクト音を前に出すといった使い分けもできます。
MIDIで呼び出せる4つの動作モード
| モード | 内容 |
|---|---|
| マニュアル | MIDI INは無効。フットスイッチだけで操作し、電源を入れると切る直前のスイッチの状態を呼び出す |
| MIDIプログラムチェンジ | 128個のプログラムチェンジ番号ごとに、スイッチのオン/オフと4つのノブの音量を保存・呼び出し |
| MIDIコントロールチェンジ | コントロールチェンジでDRY・FX1〜3のオン/オフを個別に切り替え。番号は4つのグループから選べる |
| プログラムチェンジ+コントロールチェンジ | 両方を併用。プログラムチェンジで組み合わせと音量を呼び出し、コントロールチェンジで個別に切り替える(工場出荷時の設定) |
メモリーへの保存は、本機に設定したMIDIチャンネルでプログラムチェンジを送り、スイッチとノブを整えてからDRYスイッチを長押しするだけ。同じMUSICOM LABのEFX-10Dのようなスイッチングシステムや、MTX-5のようなMIDIコントローラーと組み合わせれば、曲ごとにエフェクトの混ぜ方まで切り替えられます。
つなぐ前に知っておきたいこと
パラレルで使うので、各エフェクトペダルはウェット100%に設定するか、キルドライ機能をオンにしておくのが基本です。エフェクト側にもドライ音が残っていると、Parallelizer IIIのドライ信号と重なって音量が上がってしまいます。
モノラルで使うときは、各RETURNの左側(RTN1-L、RTN2-L、RTN3-L)だけを使います。ステレオのエフェクトをまとめて並列に組みたいときにも、モノラルのボードに部分的に取り入れたいときにも対応できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | MUSICOM LAB Parallelizer III |
| 種類 | ステレオ・ライン・ミキサー(パラレル・エフェクトループ・システム) |
| 入出力 | ステレオIN、ステレオSEND×3、ステレオRETURN×3、ステレオOUT、MIDI IN/THRU |
| 入力/リターン インピーダンス | 1MΩ |
| 出力/センド インピーダンス | 100Ω |
| 最大音声信号レベル | +15dBu |
| 電源 | センターマイナスDC9V(内部で±9Vに変換) |
| 消費電流 | 220mA |
| サイズ | 168×110×70mm |
| 重量 | 670g |
| 国内参考価格帯 | 65,000円前後(税込) |
国内では2026年1月からHotone Japanが輸入代理店を務めていて、Parallelizer IIIは2026年10月に国内で発売されました。前モデルには、Parallelizer II(国内では生産完了)もあります。
よくある質問
- エフェクターはどう設定すればいいですか?
-
各エフェクトはウェット100%にするか、キルドライ機能をオンにします。ドライ音が残っていると、Parallelizer IIIのドライ信号と重なって音量が上がります。
- モノラルでも使えますか?
-
使えます。モノラルで使うときは、RETURNの左側(RTN1-L、RTN2-L、RTN3-L)だけを使います。
- MIDIがなくても使えますか?
-
使えます。マニュアルモードではMIDI INを使わず、フットスイッチだけで操作します。電源を入れると、切る直前のスイッチの状態が呼び出されます。
- ベースにも使えますか?
-
ドライ信号を残したままエフェクトを混ぜられるので、低域の芯を残したいベースのボードにも組み込めます。最大+15dBuまでの信号に対応しています。
原音はそのままに、エフェクトは自由に重ねる
Parallelizer IIIは、ペダルを増やすほど細っていく原音の問題に、「並列」という方法で答えるミキサーです。3系統のステレオループとアナログの信号経路で、ドライの芯を残したまま、リバーブやディレイ、モジュレーションを好きなだけ重ねられます。
MIDIで曲ごとのバランスまで呼び出せるので、大きなボードを組むプレイヤーほど、その効き目を実感できるはずです。
BRAND
MUSICOM LAB
このエフェクターのみんなの記録
このエフェクターについてのひとことや、登録しているユーザーを見ることができます。
このエフェクターをコレクションしているユーザー
MY COLLECTION BOXに登録すると、所有状況とコレクションを公開できます。
この機材を登録しているMY COLLECTION BOXはまだありません。





