Walrus Audio ウォルラスオーディオ / Canvas Expression Pedal【エクスプレッションペダル】

WALRUS AUDIO ウォルラスオーディオ / Canvas Expression Pedal エクスプレッションペダル 【エクスプレッションペダル】

QUICK GUIDE

どんなエフェクター?

Walrus Audio Canvas Expression Pedalは、2系統の出力をそれぞれエクスプレッション、スイッチ、CVに設定できる多機能なエクスプレッション・ペダルです。USB-CとTRSで最大16個のMIDIメッセージも送れ、エフェクターからシンセ、DAWまで、1台で複数の機器を足元から操作できます。

ブランド
Walrus Audio
種類
MIDI機器・エクスプレッション・ペダル
対応楽器
ギター用・ベース用
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Walrus Audio Canvas Expression Pedalは、1台で2つの機器を別々に動かせる多機能なエクスプレッション・ペダルです。2系統の出力はそれぞれ、エクスプレッション、スイッチ、CV(コントロール・ボルテージ)のどれにでも設定でき、さらにUSB-CとTRSでMIDIも送れます。ディレイのリピートを踏み込みで動かす、曲の途中でプリセットを切り替える、モジュラーシンセやDAWのプラグインを操る、といった役割を1台でこなします。

目次

ひとつの役割から、ほぼすべての役割へ

ふつうのエクスプレッション・ペダルは、つないだ1台のエフェクターの1つのパラメーターを動かすための道具です。Canvas Expressionはその枠を広げ、エフェクター、アンプ、シンセサイザー、モジュラー、パソコンまで、つなぐ相手に合わせて働き方を変えられるように作られています。用途ごとに専用のコントローラーをいくつも持ち歩かなくて済むのが、いちばんの魅力です。

Walrus AudioのCanvasシリーズは、パワーサプライやラインアイソレーター、MIDIクロックなど、ボードを支える機材のラインです。Canvas Expressionもそのひとつで、同じシリーズのCanvas Clockと組み合わせれば、MIDIを中心にしたボードづくりがしやすくなります。

Canvas Expressionのポイント
  • Jack AとJack Bの2系統を、それぞれエクスプレッション/スイッチ/CVに設定できる
  • TRS・RTS・TS抵抗モードに対応し、配線方式を自動で判別
  • 最大16個のMIDIメッセージ(CC・PC)を、USB-CとTRS MIDIで送信。USBは14bitの高分解能
  • カーブ(A・B・Cテーパー)やスイープの向きを選べる
  • 底面の4mm六角ネジで踏み込みの重さを調整
  • 弦・ポット・ギアを使わない構造、限定生涯保証

2つの出力に、3つの役割

Jack AとJack Bは独立していて、それぞれを次の3つのどれかとして使えます。1台のペダルで、まったく違う2台の機器を同時に動かせます。

エクスプレッション出力

もっとも基本の使い方です。TRS、RTS、TS抵抗モードの配線に対応していて、自動判別の機能を使えばボタン操作だけで正しい配線を選んでくれます。踏み込みに対する変化のカーブは、自然なAテーパー、直線的なBテーパー、早めに大きく変わるCテーパーの3種類。踏み込む向きも、通常と逆を選べます。TS抵抗モードでは、総抵抗値を10kΩ・25kΩ・50kΩから選べます。

スイッチ出力

踏み込みの位置でオン/オフを送る、フットスイッチとして使えます。アンプのチャンネル切り替えや、ペダルの機能、プリセットの切り替えなどに。スイッチが入る位置はかかと側・中間・つま先側から選べ、配線(TS/RS/TRS)や動作の向きも変えられます。出荷時はモーメンタリーで、ラッチ動作はWebアプリで設定します。

CV出力

モジュラーシンセやデスクトップシンセ、CV対応のエフェクターに向けて、制御電圧を直接出せます。範囲は0〜5V(初期設定)か0〜3.3Vから選べ、出力は0Vから始まるユニポーラです。

MIDIコントローラーとしても

アナログの出力とは別に、Canvas ExpressionはMIDIコントローラーとしても働きます。最大16個のMIDIメッセージ(コントロール・チェンジとプログラム・チェンジ)を自由に割り当てられ、TRS MIDIとUSB MIDIの出力は独立しているので、ハードウェアとソフトウェアを同時に動かすこともできます。USB MIDIは14bitの高分解能で、DAWのプラグインのパラメーターもなめらかに動かせます。MIDI入力もあり、外部から出力の有効・無効を切り替えられます。

細かな設定は、専用のWebアプリで行います。MIDIの割り当て、スイッチの動作、TS抵抗値、全体設定、ファームウェアの更新までを、複雑なメニューをたどらずに短時間で済ませられます。基本的な設定は、ペダル本体のボタンとLEDでもできます。

踏み心地と、壊れにくいつくり

ペダルの底面にある4mmの六角ネジで、踏み込みの重さ(ドラッグ)を調整できます。時計回りで重く、反時計回りで軽くなり、半回転ずつ回して好みの感触を探します。軽くさっと動かしたいか、しっかり止めたいかで合わせられます。

内部は、同じCanvasシリーズのボリュームペダルと同じく、弦やポット、ギアを使わない構造です。すり減ったりガリが出たり、ライブの途中で壊れたりする部品がなく、Walrus Audioの限定生涯保証が付きます。

仕様と電源

項目内容
製品名Walrus Audio Canvas Expression Pedal
種類エクスプレッション・ペダル/MIDIコントローラー
出力Jack A/Jack B(¼インチ):エクスプレッション/スイッチ/CVを個別に設定
エクスプレッションの配線TRS、RTS、TS抵抗モード(10kΩ/25kΩ/50kΩ)、自動判別
CV0〜5V/0〜3.3V(ユニポーラ)
MIDIMIDI In/Out(⅛インチTRS Type A)、USB-C(USB MIDI・ファームウェア更新)。最大16メッセージ(CC/PC)
電源9V DC、センターマイナス、300mA以上(アイソレート電源推奨)
寸法高さ48×幅91×奥行225mm
重量約2.2ポンド(約1kg)
保証限定生涯保証

電源は9V DCで、300mA以上を用意する必要があります。USB-CはMIDIとファームウェア更新のための端子なので、本体を動かすには9Vの電源をつないでください。

よくある質問

手持ちのエフェクターのEXP端子で使えますか?

TRS、RTS、TS抵抗モードの3つの配線に対応しているので、多くのエクスプレッション対応機器で使えます。配線は自動判別できます。

1台で2つのエフェクターを操作できますか?

できます。Jack AとJack Bは独立していて、片方をエクスプレッション、もう片方をスイッチやCVにするなど、別々の設定で2台を同時に動かせます。

USBバスパワーで動きますか?

USB-CはMIDIとファームウェア更新用です。本体は9V DC(センターマイナス、300mA以上)の電源で動かします。

ラッチ式のスイッチとして使えますか?

使えます。出荷時はモーメンタリーですが、Webアプリでラッチ動作に変更できます。

足元のひと踏みを、ボード全体のコントロールに

Canvas Expressionは、2系統の独立した出力と、エクスプレッション・スイッチ・CV・MIDIのすべてに対応したコントローラーです。ペダルボードのエクスプレッションとして使うだけでなく、シンセやDAWまで、手持ちの機材をひとつの足元から動かせます。

1つのエフェクターの1つのつまみを動かせれば十分なら、シンプルなKORG XVP-20のようなエクスプレッション・ペダルのほうが手軽です。一方で、複数の機器をまとめて操りたい、MIDIやCVまで足で扱いたいなら、Canvas Expressionが専用コントローラー何台分もの働きをしてくれます。

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この記事を書いた人

13歳よりエレキギターを始め、学生時代はバンド活動に明け暮れる。音響機器やPAの基礎を専門学校で学びつつ、18歳頃にアルバイトとして始めた大手楽器店にて楽器の買い取り業務を担当。約10年間にわたり音楽機材の買取査定、販売・リペアなどに携わり、数多くのエフェクターに触れる。楽器店退職後、2009年よりエフェクター専門サイト『EFFECTOR COLLECTION BOX』の運営をスタート。

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