QUICK GUIDE
King Tone Guitar The Duellist V3は、スティーヴィー・レイ・ヴォーン系のSide Aとブレーカー系のSide Bを1台に収めたデュアル・オーバードライブです。各サイドのClean/Classic/MAXで6つの歪みを使い分けられ、8ポジションのDIPスイッチやDual/Splitモードで細かく作り込めます。
- ブランド
- KingTone
- 種類
- オーバードライブ・ブースター
- 対応楽器
- ギター用
King Tone Guitar The Duellist V3は、2つの独立したアナログ回路を1台に収めたデュアル・オーバードライブです。Side Aはスティーヴィー・レイ・ヴォーンに着想を得たドライブ、Side Bは往年の「ブレーカー」系サウンドをさらに進めたドライブ。左右それぞれにClean/Classic/MAXの切り替えがあり、合わせて6つの歪みのエンジンを使い分けられます。
2台のオーバードライブを、1つの筐体に
The Duellistは、KingToneの代表的なデュアル・オーバードライブです。V3はその最新版で、開放的で妥協のないリードとリズムのトーンを軸に、プレイヤーが使いやすいようにアップグレードを重ねています。サイレントのソフトスイッチング、左右それぞれのClean/Classic/MAXのボイシング切り替え、音色を細かく詰められる8ポジションのDIPスイッチが、V3で加わったおもな変更点です。
左右の回路は完全に独立していて、それぞれが別々のペダルのように働きます。6つの歪みのエンジンで、定番のオーバードライブの範囲を超えた上質なドライブや、DS系やRAT系を思わせるザラつきまで届くのも、V3ならではの幅の広さです。
- Side A(スティーヴィー・レイ・ヴォーン系)とSide B(ブレーカー系)の独立した2回路
- 各サイドにClean/Classic/MAXの3つのボイシング。合計6つの歪みのエンジン
- 各サイドにDRIVE・VOLUME・TONEと、Fat/Stock/Glassのトグル
- 8ポジションのDIPスイッチで、アンプライクの設定や対称/非対称クリッピングなどを切り替え
- DualモードとSplitモード、各サイドにTRS入出力。A→B、B→Aの順番も選べる
- サイレント・ソフトスイッチング、4558チップ、白色LED
- 9〜18V DCまたは内蔵電池、消費電流約10mA。アメリカでハンドワイヤード/組み立て
Side AとSide B、ふたつの「決闘相手」
Side A:スティーヴィー・レイ・ヴォーンに着想を得たドライブ
Side Aは、スティーヴィー・レイ・ヴォーンにインスパイアされた、究極のドライブを目指したサイドです。開放的で妥協のないリードとリズムのトーンという、Duellistの持ち味をいちばんまっすぐに感じられる側です。
Side B:ブレーカー系サウンドを新しい次元へ
Side Bは、往年の「ブレーカー」系のサウンドを、まったく新しい次元へ引き上げたサイドです。Side Aとは性格の違う歪みなので、2つを組み合わせたり重ねたりすることで、1台でも幅の広い音作りができます。
左右対称のパネルと、Clean/Classic/MAX
パネルは左右対称で、右がSide A(STRING SINGER)、左がSide B(HEAVY HAND)。それぞれに大きなDRIVEつまみと、VOLUME、TONE、そして2つのトグルスイッチがあります。
ひとつめのトグルが、V3で加わったClean/Classic/MAXのボイシング切り替えです。Cleanはしっかりとしたクリーンブースト、Classicはそれぞれのサイドの基本となるDuellistらしいドライブ、MAXはまったく別の歪みの回路に切り替わり、違う質感のザラつきが得られます。ドライブのつまみも可変幅が広く、クリーンからフル・オーバードライブまで音色を損なわずにつながります。
左右に3つずつ、合わせて6つの歪みのエンジンがあるので、クリーンブースト+オーバードライブ、オーバードライブ+ハードな歪み、といった組み合わせを、1台の中で自由に作れます。
Fat/Stock/GlassとDIPスイッチで、さらに奥へ
もうひとつのトグルは、KingToneならではのFat/Stock/Glassの切り替えで、各サイドの音の太さや抜けを選べます。さらに8つのDIPスイッチで、真空管アンプを鳴らし切ったようなトーンに近づけるアンプライクの設定や、対称と非対称のクリッピングの切り替えなど、左右それぞれの音色をもっと細かく詰められます。定番のオーバードライブの音を出発点に、自分のアンプやギターに合わせて質感を寄せていけるのが、このペダルの奥の深さです。
2台のペダルとして使う:Dual/Splitと順番の入れ替え
DualモードとSplitモードを使えば、The Duellist V3を2台の独立したペダルのように扱えます。各サイドにTRSの入出力があり、TRSケーブルを使ってAからB、BからAと、つなぐ順番も選べます。どちらの歪みを前に置くかを、自分のセッティングに合わせて選べます。
仕様と電源
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | King Tone Guitar The Duellist V3 |
| 種類 | デュアル・オーバードライブ(独立2回路) |
| ボイシング | 各サイドにClean/Classic/MAX(合計6つの歪みのエンジン) |
| コントロール | 各サイドにDRIVE、VOLUME、TONE、Clean/Classic/MAXトグル、Fat/Stock/Glassトグル |
| DIPスイッチ | 8ポジション(アンプライク、対称/非対称クリッピングなど) |
| モード | Dual/Split、各サイドTRS入出力(A→B/B→Aの順番を選択可) |
| スイッチング | サイレント・ソフトスイッチング |
| 主な部品 | 4558チップ、白色LED |
| 電源 | 9〜18V DC、または内蔵電池 |
| 消費電流 | 約10mA |
| 生産 | アメリカでハンドワイヤード/組み立て |
9Vから18Vまでの電源で使え、消費電流は約10mAと少なめなので、電池でも長く使えます。公式サイトでは先行予約として案内されていて、最終的な仕様は予告なく変わる場合があります。
よくある質問
- 初代のThe Duellistとの違いは何ですか?
-
V3では、サイレントのソフトスイッチング、左右それぞれのClean/Classic/MAXのボイシング切り替え、8ポジションのDIPスイッチが加わり、6つの歪みのエンジンを使い分けられるようになりました。
- クリーンブースターとしても使えますか?
-
使えます。各サイドのCleanの設定は、しっかりとしたクリーンブーストになります。
- 左右を別々のペダルとして使えますか?
-
使えます。DualモードとSplitモードがあり、各サイドのTRS入出力を使って別々のペダルのように扱えます。
- 電池で使えますか?
-
使えます。内蔵電池でも、9〜18V DCの外部電源でも動作します。消費電流は約10mAです。
2つの歪みを競わせ、重ねて、1つの音に
The Duellist V3は、スティーヴィー・レイ・ヴォーン系のSide Aとブレーカー系のSide Bを、それぞれ3つのボイシングとDIPスイッチで細かく作り込めるデュアル・オーバードライブです。2つの歪みを並べて使い分けることも、重ねて1つの音にまとめることもでき、ボードの歪みの中心を任せられます。
そのぶん設定できる項目は多く、つまみを回すだけのシンプルなオーバードライブとは使い方が違います。手軽さを優先するなら同じKingToneのBlues Powerのような単体のペダルが向いていますが、2つの歪みを1台で突き詰めたいなら、The Duellist V3はじっくり付き合える1台です。これまでのモデルについては、The Duellistの記事も参考にしてください。
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