Fortin Amplification フォーティン・アンプリフィケーション / N2O Micro Boost【ブースター】

Fortin Amplification フォーティンアンプリフィケーション / N2O Micro Boost 【ブースター】

QUICK GUIDE

どんなエフェクター?

Fortin AmplificationのN2O Micro Boostは、約5cm四方のボディにGAINつまみ1つとSHAPEスイッチだけを載せたブースターです。低域を締めるFortin Modと原音のままのFlatを切り替えられ、ハイゲインアンプを押し込むことも、ゲインを抑えるアンダードライブもこなします。

ブランド
Fortin Amplification
種類
ブースター
対応楽器
ギター用
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N2O Micro Boostは、Fortin Amplificationが作った約5cm四方の小さなブースターです。操作はGAINつまみ1つとSHAPEスイッチだけ。低域を引き締めてハイゲインアンプの輪郭を立てる「Fortin Mod」と、原音のまま持ち上げる「Flat」を切り替えられ、Flatではゲインを抑える「アンダードライブ」にも使えます。

目次

2インチ四方に、性格の違う2つのブースト

Fortin Amplificationは、TSのモディファイや「33」「Hexdrive」「FOURTEEN」といったペダルで、ハイゲインアンプの入口を押し込む音作りを長く手がけてきたブランドです。N2Oはその流れをくむ最新のブースターで、ボードのすき間に置けるサイズまで小さくまとめられています。

見た目はシンプルでも、できることはひとつではありません。SHAPEスイッチで音の性格を2通りに変えられ、GAINは12時を境に「押し込む」にも「抑える」にも使えます。ペダルボードが埋まっていても、もう1台ブースターを足したいときに頼りになる存在です。

N2O Micro Boostのポイント
  • 約49.4×49.4mm(ノブ・スイッチを除く)のマイクロサイズ
  • SHAPEスイッチで「Fortin Mod(低域カット)」と「Flat」を切り替え
  • GAINは12時付近がユニティ。上げればブースト、下げればアンダードライブ
  • オールアナログのFET回路、最大+17dBのブースト
  • 3DPTトゥルーバイパス(オン時は回路の特性上バッファーを通る)
  • 9〜24V DC(センターマイナス)、消費電流5mA(9V時)

SHAPEスイッチで「締める」か「素通し」かを決める

SHAPEスイッチは、Fortinがこれまで手がけてきた定番の“グリーン”系オーバードライブ回路のモディファイから生まれた、N2Oの音の土台を決めるスイッチです。いわゆるTS系の中域の盛り上がりを生かしたブーストと、まったくクセのないフラットなブーストの両方がここに入っています。

左:Fortin Mod ― 低域を削って、刻みの輪郭を立てる

Fortin独自のEQカーブがかかり、低域を狙ってカットします。重いリフで起こりがちな低音のもたつきや濁りを取り除き、ハイゲインでも1音1音の分離とアタックがはっきり聴こえるように整えてくれます。歪んだアンプの前に置いて、モダンメタルらしいタイトな刻みを作りたいときの定番の使い方です。

右:Flat ― 音色はそのまま、レベルだけを動かす

EQの加工をすべて通らない、素直な信号経路になります。原音のキャラクターを変えずに音量や押し出しだけを足したいときのクリーンブーストに向いたモードで、後で触れるアンダードライブもこのモードで使います。

12時を境に、押し込むか、抑えるか

GAINはおよそ12時がユニティ(オンとオフで音量が変わらない位置)です。12時より上げると、後ろにつながるアンプのプリアンプや歪みペダルへ入る信号が大きくなり、ゲインが一段押し上げられます。最大で+17dBまで持ち上げられるので、ミドルゲインのチャンネルをハイゲイン寄りに仕立てることもできます。

ユニークなのは、12時より下げたときの使い方です。Flatモードでレベルを下げると、N2Oは信号を絞るアッテネーターとして働き、後段のゲインを意図的に減らせます。これが「アンダードライブ」です。たとえばアンプはリード用にゲインを上げたまま設定しておき、N2Oを踏んだときだけ歪みを抑えて、締まったリズムトーンにする、といった使い分けができます。ギター側のボリュームを絞るのとは違い、足元ひとつで切り替えられるのが便利なところです。

取扱説明書のおすすめ設定5つ

取扱説明書には、まず弾き込んで操作に慣れてほしいという言葉とともに、次のような設定例が載っています。つまみ1つでも、置き場所とSHAPEの組み合わせでかなり役割が変わります。

  1. GAIN 12時・SHAPE Flat:ブーストしない、素直なバッファーとして
  2. GAIN 12時前後・SHAPE Flat:アンプのエフェクトループに入れて、2つ目のマスターボリュームとして
  3. GAIN 12時より上・SHAPE Flat:もともと締まった音のアンプに。音色を変えずに信号だけを持ち上げる
  4. GAIN 12時より下・SHAPE Flat:アンダードライブ。後段のゲインを減らす
  5. SHAPE 低域カット側・GAINはお好みで:定番のEQブーストとして、アンプの音を引き締める

ほかのFortinペダルと組み合わせるなら

チャンネルごとにBASS/TREBLEを調整したい、ノイズゲートやアンプのチャンネル切り替えまで1台でまかないたい、という場合は、2チャンネルのデュアルブーストFortin 3.33が合います。2チャンネル×3モードを備えたFOURTEENも、同じFortinのドライブペダルです。

反対に、つまみを最小限にしてボードの場所をとらずにブーストを足したいなら、N2Oのシンプルさがそのまま強みになります。ハイゲインで低域を締めたあとのノイズ対策には、FortinのノイズゲートZUUL+を組み合わせるとまとまりがよくなります。メタル向けのボード全体の組み立ては、メタルに合うエフェクターおすすめ10選も参考にしてください。

仕様と電源

項目内容
製品名Fortin Amplification N2O Micro Boost
種類ブースター
コントロールGAIN、SHAPEスイッチ(Fortin Mod/Flat)
回路オールアナログ、FET回路
最大ブースト量+17dB
フットスイッチ3DPTトゥルーバイパス(オン時はバッファーを通る)
電源9〜24V DC(センターマイナス)、アダプター別売
消費電流5mA(9V DC時)
サイズ49.4×49.4×26.4mm(ノブ・スイッチを除く)
生産国アメリカ

電源は9Vから24Vまで対応しています。アダプターは付属しないので、センターマイナスのDC電源を用意してください。消費電流は9V時で5mAと小さく、パワーサプライの出力に余裕がない場合でも組み込みやすいペダルです。

よくある質問

オフのときも音に影響しますか?

オフのときは3DPTのトゥルーバイパスで、信号は回路を通りません。オンにすると、回路の特性上バッファーを通った信号になります。

クリーンブースターとして使えますか?

使えます。SHAPEをFlatにすると、EQの加工を通らない素直な信号経路になり、音色を変えずにレベルだけを上げられます。

アンダードライブとは何ですか?

FlatモードでGAINを12時より下げ、後ろのアンプや歪みペダルに入る信号を弱くする使い方です。後段のゲインを抑えられるので、リード用に設定したアンプの歪みを、N2Oを踏んだときだけ減らすといった使い分けができます。

18Vや24Vでも使えますか?

使えます。対応電圧は9〜24V DC(センターマイナス)です。

1つのつまみで、アンプの入口を整える

N2O Micro Boostは、低域を締めて刻みの輪郭を立てるFortin Modと、原音のまま押し出すFlatを、手のひらに収まるサイズにまとめたブースターです。12時より下げればアンダードライブとして歪みを抑える役目もこなすので、「足すため」だけでなく「整えるため」のペダルとしても働きます。

つまみが1つしかない分、細かなEQ調整はできません。そこまで追い込みたいなら3.33のような多機能なモデルが合いますが、ボードの場所を空けずに、ハイゲインアンプの前段をすっきり整えたいなら、N2Oの小ささとわかりやすさが心強い味方になってくれます。

BRAND

Fortin Amplification

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この記事を書いた人

13歳よりエレキギターを始め、学生時代はバンド活動に明け暮れる。音響機器やPAの基礎を専門学校で学びつつ、18歳頃にアルバイトとして始めた大手楽器店にて楽器の買い取り業務を担当。約10年間にわたり音楽機材の買取査定、販売・リペアなどに携わり、数多くのエフェクターに触れる。楽器店退職後、2009年よりエフェクター専門サイト『EFFECTOR COLLECTION BOX』の運営をスタート。

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