QUICK GUIDE
EarthQuaker Devices Easy Listening Stereoは、ボードの最後に置くステレオのアナログ・アンプシミュレーターです。アメリカン・アンプの温かい音を土台に、アクティブ3バンドEQ、2系統のXLR出力、ヘッドホン出力、AUX入力をそなえ、レイテンシーのない自然な弾き心地でPA・録音・ヘッドホン練習に使えます。
- ブランド
- EARTHQUAKER DEVICES
- 種類
- アンプシミュレーター・プリアンプ
- 対応楽器
- ギター用
EarthQuaker Devices Easy Listening Stereo(公式名:Stereo Easy Listening)は、ボードの最後に置いて使うステレオのアナログ・アンプシミュレーターです。クラシックなアメリカン・アンプのミッドが少しへこんだ温かい音を土台に、アクティブ3バンドEQ、2系統のXLR出力、ヘッドホン出力、スマホや伴奏をつなげるAUX入力を備えています。レイテンシーがなく、メニュー操作もIRの読み込みもいりません。
アンプなしで、アンプらしく鳴らすための箱
Easy Listening Stereoは、エフェクトボードの最後につないで、ヘッドホンやPA、オーディオインターフェースへ直接送るためのペダルです。静かな部屋での録音、移動先での練習、アンプを持ち込めない現場まで、アンプのない場面で「アンプを鳴らした音」を作ります。
回路はすべてアナログなので、レイテンシーがなく、デジタル特有の耳につく質感もありません。デジタルのモデリングの代わりに単体で使うことも、デジタルのシステムにアナログのキャラクターを足すために組み込むこともできます。シンプルなEasy Listeningの発売後、もっと実用的なプリアンプが欲しいという声に応えて作られたのがこのステレオ版です。
- クラシックなアメリカン・アンプのボイシングを持つ、オールアナログのアンプシミュレーター
- アクティブ3バンドEQ(Bass/Middle/Treble)
- 左右2系統の入力と、左右2系統のXLR出力。モノラル入力でもステレオに広げられる
- ステレオのヘッドホン出力
- プリアンプとキャビネットシミュレーターを通らないAUX入力と、専用のボリューム
- 9V DC・200mA、生涯保証
土台はアメリカン・アンプ、3バンドEQで幅を広げる
基本の声は、ミッドが少しへこんだ温かいクラシックなアメリカン・アンプです。そこからアクティブ3バンドEQで、各帯域をカットもブーストもできます。
| つまみ | 働き |
|---|---|
| Level | 全体の音量(マスターボリューム) |
| Bass | 約500Hzまでの低域をカット/ブースト |
| Middle | 500Hz〜2kHzの中域をカット/ブースト |
| Treble | 2kHz以上の高域をカット/ブースト |
| Aux | AUX入力の音量 |
とくにMiddleは、土台のミッドがへこんだ音からどれだけ離れるかを決めるつまみです。公式サイトのサンプルにも、ミッドを減らした音と増やした音の両方が用意されていて、3つのつまみでアンプの性格を大きく動かせるようになっています。
ステレオの入出力:モノラルでも2台のアンプのように
入力は左右2系統の標準フォーン。ステレオのエフェクトをそのまま受けて、左右2系統のXLR出力からPAやDAWへステレオで送れます。ステレオのヘッドホン出力も同時に使えます。
モノラルのボードでも、Left入力にだけつなげば自動的にステレオに変換されます。2台のアンプを鳴らしたような大きな広がりが得られるので、空間系のペダルを後段に置いていない人でも、ステレオの広がりを手軽に楽しめます。
AUX入力で、練習もライブもひとつの箱に
AUX入力は、プリアンプとキャビネットシミュレーターを通らずに出力へ混ざる入力で、専用のAuxつまみで音量を調整できます。スマホをつないで好きな曲に合わせてヘッドホンで練習したり、ライブでドラムマシンやバッキングトラックを流してステージ上でバランスをとったりと、使い道は幅広くあります。
初代Easy Listeningとの違い
| Easy Listening | Easy Listening Stereo | |
|---|---|---|
| 入力 | モノラル1系統 | ステレオ2系統(Leftのみでモノ→ステレオ変換) |
| 出力 | ステレオTRS(ヘッドホン兼用) | 左右XLR+ステレオヘッドホン |
| コントロール | Levelのみ | Level、Bass、Middle、Treble、Aux |
| AUX入力 | なし | あり(専用ボリューム付き) |
| 消費電流 | 約75mA | 200mA |
小さくてつまみがLevelだけの初代は、ボードの隅に置いてヘッドホン練習や手軽な直録りに使う道具です。EQで音を追い込みたい、PAへXLRで送りたい、伴奏を混ぜて練習したいなら、Easy Listening Stereoが向いています。
仕様と電源
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | EarthQuaker Devices Stereo Easy Listening(Easy Listening Stereo) |
| 種類 | アナログ・アンプシミュレーター(ステレオ・プリアンプ+キャビネットシミュレーター) |
| コントロール | Level、Aux、Bass、Middle、Treble |
| 入力 | ¼インチ×2(L/R)、AUX入力 |
| 出力 | XLR×2(L/R)、¼インチTRSステレオ・ヘッドホン出力 |
| 入力インピーダンス | 1MΩ |
| ヘッドホン出力インピーダンス | 10Ω |
| XLR出力インピーダンス | 100Ω |
| 電源 | 9V DC(2.1mm、センターマイナス)。これより高い電圧では使わない |
| 消費電流 | 200mA |
| 寸法 | 127×70×64mm(ノブ含む) |
| 重量 | 313g |
| 保証 | 生涯保証 |
消費電流は200mAと多めです。パワーサプライの出力に余裕があるかを確認し、ノイズを避けるためにアイソレートされたペダル用の電源を使ってください。9Vより高い電圧はかけないよう注意が必要です。
よくある質問
- モノラルのボードでも使えますか?
-
使えます。Left入力だけにつなげば、自動的にステレオに変換して出力します。
- ヘッドホンで練習できますか?
-
できます。ステレオのヘッドホン出力があり、AUX入力にスマホなどをつなげば曲に合わせて練習できます。
- IRやアプリの設定は必要ですか?
-
いりません。すべてアナログ回路で、つまみだけで音を作ります。
- デジタルのマルチエフェクターと組み合わせられますか?
-
組み合わせられます。デジタルのモデリングの代わりに使うことも、デジタルのシステムにアナログのキャラクターを足す目的で使うこともできます。
ボードの終点を、アナログのアンプに
Easy Listening Stereoは、アメリカン・アンプの温かい声を持つアナログのアンプシミュレーターに、3バンドEQ、ステレオの入出力、XLR、ヘッドホン、AUX入力をまとめたペダルです。アンプなしでも、つないだ瞬間からアンプらしいレスポンスで弾けます。
一方で、アンプのキャラクターは1種類で、ハイゲインのモデルや多数のキャビネットを切り替えるようなことはできません。たくさんの音色をそろえたいならデジタルのモデラーが向いていますが、レイテンシーのない自然な弾き心地で、ボードの終点をシンプルに仕上げたいなら、このペダルが頼りになります。
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