QUICK GUIDE
ピッキングの強さで、スラップバックにも深い残響にも。30〜150msのプリディレイを操るAttackノブが特徴の、EarthQuaker Devicesのビンテージ系スプリングリバーブ。
- ブランド
- EARTHQUAKER DEVICES
- 種類
- リバーブ
- 対応楽器
- ギター用
アンプの上に載せて使う、昔ながらのスプリングリバーブユニット。あの「ビヨン」とした揺れと、少し遅れて返ってくる残響を足元で手軽に出したい方に向くのが、EarthQuaker DevicesのGhost Echoです。アナログとデジタルを組み合わせたスプリングリバーブのエミュレーションで、つまみはAttack、Dwell、Depthの3つだけ。なかでも30〜150msのプリディレイを調整するAttackが、このペダルの音を大きく左右します。
Attackで変わる、スラップバックと奥行きのある残響
Attackは、原音が鳴ってからリバーブが立ち上がるまでのプリディレイを、最小で30ms、最大で約150msの範囲で調整するノブです。
弾き方による変化も大きく、スタッカートで歯切れよく弾くと残響の尾が目立ち、スラップバックやエコーのように聞こえます。レガートでなめらかに弾くと、音の後ろに大きな空間が広がり、音そのものが太くなったように感じられます。ロカビリーの短いスラップバックから、たっぷりとした残響まで、同じセッティングのままピッキングで表情を変えられるのがGhost Echoらしいところです。
Dwellを上げると自己発振。ノイズ系の演出にも
Dwellは残響の長さと厚みを決めるノブです。3時あたりから自己発振が始まり、最大まで回すと残響がループし続ける状態になります。発振しているあいだにAttackを回すと、発振音の音程が変わります。曲のつなぎや終わりに、うねるような効果音を加えたいときにも使えます。
Depthは正午がユニティ
Depthは原音とリバーブ音のミックスを決めます。正午あたりで原音と同じ音量になり、そこから右に回すとリバーブ音が持ち上がります。ほんのり空気感を足すなら正午より左、リバーブを主役にしたいときは右側、と覚えておくと設定しやすくなります。
- アナログとデジタルを組み合わせたスプリングリバーブのエミュレーション
- Attackでプリディレイを30〜150msの範囲で調整。弾き方でスラップバックにも深い残響にもなる
- Dwellは3時あたりから自己発振。Attackで発振音の音程が変わる
- Depthは正午でユニティ。右に回すとリバーブ音が大きくなる
- リレー式のトゥルーバイパス。9V電源で動作
公式の推奨セッティングから使い方を考える
EarthQuaker Devicesの製品ページには、Ghost Echoの推奨セッティングが3つ紹介されています。
- Mellotron Strings:ボリューム奏法に合う設定。メロトロンのような響きを狙えます
- Motion Vapers:単音で駆け上がるフレーズに、ほどよい空気感を加える設定
- Upstroke Reverb:コードのアップストロークに合う、プリディレイを効かせた定番の響き
スプリングリバーブそのものの特徴や、ホール・プレートとの違いはリバーブの種類と音作りの基本でまとめています。
電源とスイッチング
電源は9V DC、2.1mmセンターマイナスのアダプターを使います。消費電流は86mAです。これより高い電圧での使用は禁止されています。スイッチはリレー式のトゥルーバイパスで、電源が入っていないと音が通らない点に注意してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コントロール | Attack、Dwell、Depth |
| 方式 | アナログ/デジタルによるスプリングリバーブのエミュレーション |
| プリディレイ | 約30〜150ms(Attack) |
| 入力インピーダンス | 10MΩ |
| 出力インピーダンス | 1kΩ |
| スイッチング | リレー式トゥルーバイパス(電源なしでは音が出ません) |
| 電源 | 9V DC、2.1mmセンターマイナス |
| 消費電流 | 86mA |
| サイズ | 121×64×57mm(ノブ含む) |
| アートワーク | Matt Horak |
限定版Brain Dead Ghost Echoと、ほかのリバーブとの比べ方
Ghost Echoには、Brain Deadとのコラボレーションによる限定モデルBrain Dead Ghost Echoもあります。デザイン違いのモデルを探している方はあわせてチェックしてみてください。ほかのメーカーのリバーブとも比べて選びたい方は、リバーブエフェクターおすすめ10選が参考になります。
よくある質問
- Attackは何を調整するノブですか?
-
原音からリバーブが立ち上がるまでのプリディレイを、約30〜150msの範囲で調整します。自己発振中は発振音の音程も変わります。
- 自己発振はどこから始まりますか?
-
Dwellを3時あたりまで上げると自己発振が始まります。最大まで回すと残響がループし続けます。
- 電源は何を使えばいいですか?
-
9V DC、2.1mmセンターマイナスのアダプターを使います。消費電流は86mAです。これより高い電圧では使わないでください。
- 電源を切っても音は通りますか?
-
リレー式のトゥルーバイパスなので、電源が入っていないと音は通りません。
まとめ
Ghost Echoは、プリディレイを調整できるAttackノブのおかげで、スラップバックから奥行きのある残響まで、ピッキングひとつで表情を変えられるスプリングリバーブです。つまみが3つだけなので、初めてのリバーブペダルとしても扱いやすい1台です。
Dwellを上げた自己発振や、推奨セッティングのようなボリューム奏法との組み合わせなど、シンプルな見た目以上に遊べる幅があります。アンプのリバーブだけでは物足りない方や、ビンテージな空気感をボードに加えたい方に、まず試してほしいペダルです。
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