QUICK GUIDE
伝説的なオーバードライブと、2台の名高い「Dスタイル」アンプの音を1台にまとめたCrazy Tube Circuitsのデュアル・ペダル。間のエフェクトループに好きなペダルをはさめて、AMP側はSSSとODSを切り替えられます。
- ブランド
- Crazy Tube Circuits
- 種類
- オーバードライブ・プリアンプ
- 対応楽器
- ギター用
Unobtaniumは、伝説的なオーバードライブと、2台の名高い「Dスタイル」チューブアンプの音を1台にまとめた、Crazy Tube Circuitsのデュアル・ペダルです。右側はゲルマニウム・ダイオードでクリップするハイヘッドルームのオーバードライブ、左側はオールアナログのアンプ・イン・ア・ボックス。2つの間にはパッシブのエフェクトループがあり、好きなペダルをはさんで自分だけのリグを組めます。
2つの伝説を、1台の中で直列に
右側のOVERDRIVEセクションは、クリーンと歪みが絶妙に混ざることで知られる、ハイヘッドルームの伝説的なオーバードライブの回路を忠実に再現したもの。左側のAMPセクションは、2台の伝説的な「Dスタイル」チューブアンプのエッセンスを、オールアナログ回路でとらえています。チューブらしく圧縮されたファットなクリーンから、倍音がふくらむ甘く歌うようなオーバードライブまで、アンプを鳴らしているような手応えが持ち味です。
信号はOVERDRIVEからAMPへと流れ、両方をオンにすれば、どこまでも続くようななめらかなサスティーンが得られます。内部で電圧を18Vに昇圧して動かしているので、ヘッドルームに余裕があり、チューブのような反応を引き出しています。
- 伝説的なオーバードライブ(ゲルマニウム・ダイオード)と、Dスタイルのアンプ・イン・ア・ボックスを1台に
- OVERDRIVE→AMPの順につながり、両方オンで長いサスティーン
- 2つのセクションの間にパッシブのエフェクトループ(SND/RTN)
- AMP側はSSSとODSの2つのボイシングを切り替え。外部フットスイッチにも対応
- 9V入力を内部で18Vに昇圧。リレー式のクリックレス・トゥルーバイパス
OVERDRIVEセクション:透明なブーストから厚い歪みまで
つまみはgain、treble、volumeの3つ。gainは透明なクリーンブーストから、ヘッドルームの広い厚みのあるオーバードライブまでを受け持ちます。trebleは高域をブースト・カットできるアクティブ回路、volumeは出力がとても大きく取れるので、プリアンプやブースターとしても使えます。
2つのトグルスイッチも用意されています。1つはボイシングの切り替えで、stockは元の回路どおりのゲルマニウム・ダイオードによるクリッピング、modはゲインと出力を高め、コンプレッションを抑えた開放的な歪みです。もう1つはバイパスの切り替えで、音の明瞭さを保ちながら長いケーブルを引き回せるオリジナルのバッファー・バイパスと、リレーによるトゥルーバイパスを選べます。
AMPセクション:SSSとODS、2つのアンプの顔
AMP側のつまみはgain、emphasis、tone、volumeの4つです。emphasisは歪ませる前の段階でゲインを加え、プレゼンスと低域の反応を整えるつまみで、右に回すほど明るく、タイトで、ピッキングのアタックが際立ちます。toneは歪んだあとの高域の量、volumeは出力で、こちらもプリアンプやブースターとして使えるほど音量に余裕があります。
| ボイシング | 音のキャラクター |
|---|---|
| SSS | 自然でオーガニックなコンプレッションを持つ、クリーンで透明感のあるドライブ |
| ODS | 中域が強調され、倍音がふくらむ、甘く歌うようなゲインの高いオーバードライブ |
ボイシングは本体のトグルか、別売りのXTフットスイッチで切り替えられます。外部フットスイッチを使うと本体のトグルは無効になり、ODSのときは左側のLEDが半分赤く光ります。内部トリマーで、ODSのボリュームブースト(0〜6dB)とSSSの低域も調整できます。なお、AMPセクションにはスピーカー・シミュレーターは入っていないので、アンプやキャビネットにつないで使うペダルです。ライン直結で使うときは、別にスピーカー・シミュレーターを用意してください。
エフェクトループで広がる使い方
SND/RTNのパッシブ・エフェクトループは、SNDがOVERDRIVEの出力、RTNがAMPの入力です。ここにブースターやモジュレーションをはさめば、オーバードライブとアンプの間に好きなペダルを組み込めます。また、2つのセクションを別々のエフェクトとして独立させて使うこともできます。ループに何もつながないときは、SNDとRTNが内部でつながった状態になります。
購入前に知っておきたいこと
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Crazy Tube Circuits Unobtanium |
| 種類 | オーバードライブ+アンプ・イン・ア・ボックス |
| OVERDRIVE | gain、treble、volume、stock/modトグル、buffer/trueバイパス切り替え |
| AMP | gain、emphasis、tone、volume、SSS/ODSトグル(XTフットスイッチ対応)、内部トリマー |
| 接続 | 入力、出力、SND/RTN(パッシブ・ループ)、XT(外部フットスイッチ)。ジャックは上面 |
| 電源 | 9V DC センターマイナス(安定化電源、アイソレート推奨)、最大83mA。内部で18Vに昇圧 |
| バイパス | リレー式クリックレス・トゥルーバイパス(OVERDRIVEはバッファー・バイパスも選択可) |
| 保証 | 製造日から5年 |
内部で昇圧しているため、9Vより高い電圧の電源は使えません。故障の原因になり、保証の対象外になるので注意してください。外部フットスイッチは、XTフットスイッチか、電源を使わないパッシブのラッチ式スイッチを使います。
同じCrazy Tube Circuitsで、グリーン系オーバードライブとブラックフェイス・アンプを組み合わせたCrossfireもあります。ほかのオーバードライブとじっくり比べたいときは、オーバードライブのおすすめやオーバードライブの選び方と名機もあわせてご覧ください。
よくある質問
- 18Vの電源で使えますか?
-
使えません。9V DC専用で、内部で18Vに昇圧しています。高い電圧を入れると故障の原因になります。
- AMPセクションだけでライン録音できますか?
-
AMPセクションにはスピーカー・シミュレーターが入っていないので、ライン直結で使うときは別にスピーカー・シミュレーターを用意してください。
- 2つのセクションは別々に使えますか?
-
使えます。SND/RTNのエフェクトループを使えば、OVERDRIVEとAMPを独立したエフェクトとして扱えます。
- 外部フットスイッチでは何を切り替えますか?
-
AMPセクションのボイシング(SSS/ODS)です。XTフットスイッチか、パッシブのラッチ式スイッチを使います。
Crazy Tube Circuitsのオーバードライブには、Triptychonのアンプ的なドライブ部を単体化したローゲインのRaptureもあります。
伝説の2つを、自分のリグの真ん中に
Unobtaniumは、手に入れるのが難しい伝説的なオーバードライブと、Dスタイルのアンプの音を、1台の中で自由に組み合わせられるペダルです。どちらか片方だけでも十分に主役を張れるうえ、間にエフェクトループがあるので、ボードの中心に据えて自分の音を組み立てていけます。
アンプのような手応えのあるオーバードライブを、ペダル1台でしっかり作り込みたいとき、長く付き合える相棒になってくれるはずです。
BRAND
Crazy Tube Circuits
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