QUICK GUIDE
80年代後期のSoldano SLO-100サウンドを再現するハイゲインディストーションペダル。
- ブランド
- VeroCity Effects Pedals
- 種類
- ディストーション・プリアンプ
- 対応楽器
- ギター用
ハイゲインアンプの代名詞ともいえるSoldano SLO-100。あの野太く分厚い歪みを、足元のペダルで鳴らしたいと考えたことはありませんか。VeroCity Effects PedalsのSLD-B2は、80年代後期の初期SLO-100のオーバードライブ・チャンネルをエミュレートしたディストーション/プリアンプです。3バンドEQとPresenceに加え、内部スイッチで80年代と90年代の回路の違いまで切り替えられる、こだわりの1台です。
VeroCity SLD-B2とは
VeroCity Effects Pedalsは、往年の名機アンプのサウンドをペダルで再現するエミュレーター・シリーズで知られる日本のブランドです。SLD-B2は、そのなかでも「説明不要の最上級の歪み」と紹介される初期SLO-100をモデルにしたハイゲイン機です。
基板には、既存のVeroレイアウトをPCBに置き換えた「Vero to PCB」を採用しています。歴代のサウンドを失わずに、より正確なパーツ実装ができる方式です。一つひとつハンドセレクトしたパーツを組み上げ、配線にはBELDENワイヤー、実機のアンプでも使われるシルバーマイカコンデンサーを用いています。注文時に希望すれば、Vero Board(基板)での製作にも対応しています。
ESP直営のBIGBOSSで受注生産品として扱われていて、追加料金なしのカラーオーダーも受け付けています。
コントロール
つまみはGain、Presence、Volumeと、Treble/Middle/Bassの3バンドEQです。
- Gain:歪みの深さ
- Presence:サウンドのきらびやかさ
- Volume:音量
- Treble/Middle/Bass:3バンドのトーンコントロール
REDランプが点灯しているときは、SLDのハイゲインサウンドになります。
内部スライドスイッチで80年代/90年代を切り替え
SLD-B2は内部にスライドスイッチを2つ備えています。
Presenceスライドスイッチ
下にすると、回路からプレゼンス機能が外れます。プレゼンスがすでに付いているアンプのリターンやパワーアンプに、よりダイレクトなサウンドを送りたいときに使います。ただし、サウンドの飽和点やハウリング、発振の影響が出やすくなるため、セッティングには注意が必要です。
80’s/90’sスライドスイッチ
高域の出方が変わるスイッチです。上がデフォルトの90’sモード、下にすると80’sモードになります。Gainを最大にするとどちらも同じ音になり、Gainが低めのときに違いがよく表れます。
- 80年代後期の初期Soldano SLO-100のオーバードライブ・チャンネルをエミュレート
- Gain/Presence/Volume+3バンドEQ
- 内部スイッチでPresenceのカットと80’s/90’sの回路を切り替え
- 出力ジャックの「半挿し」でアンプのリターン接続にも対応
- 入力プラグを抜くとミュートされる消音機能、ACアダプター専用
出力ジャックの「半挿し」と消音ミュート
出力ジャックには特殊な機能があります。普通に差し込めば、アンプのクリーンチャンネルにつなぐためのインピーダンスになります。プラグを半挿しにすると、ギターアンプのリターンにつなげられるようなインピーダンスに変わります。スイッチングシステムなどでインピーダンスを合わせたいときにも使えます。半挿しの相性はアンプやケーブルによって異なり、Switch Craft・GH・Canareのプラグと、Marshall JCM900・JCM2000・Roland JC-120などのアンプで検証されています。
本機はACアダプター専用です。入力プラグを抜いても電源は落ちず、そのかわりに出力をミュートする消音機能が付いています。電源を入れたままギターを持ち替えても、アンプやスピーカーにダメージを与えにくい作りです。
音作りと使うときの注意
VeroCityのハイゲイン・シリーズは、音作りの可能性を広げるため、あえて可変域を狭めない設計になっています。そのため、極端な設定では「ピー」という発振が音として出ることがあります。ゲインを上げきる前にEQやPresenceでバランスを取り、少しずつ追い込むのがおすすめです。
ハイゲイン・エミュレーターの性質上、どうしても「サー」というノイズが目立つ場合があります。気になる場合は、SLD-B2の直後にノイズゲートを足すとよいでしょう。
向いている人・ほかの機材が合う人
SLO-100系のハイゲインを足元で再現したい人、アンプのリターンに直接つないでプリアンプとして使いたい人、80年代と90年代のニュアンスまでこだわりたい人に向いています。
一方で、受注生産のため手元に届くまで時間がかかります。Soldano本家の音をペダルで手軽に使いたいなら、Soldano SLO PLUS Pedalも比べてみてください。同じVeroCityでもっとゲインの幅がほしいならSuper Lead Ultra Gain、アンプの歪みを底上げしたいならHigh-gain expanderが合います。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | ディストーション/プリアンプ(Soldano SLO-100エミュレーター) |
| コントロール | Gain、Presence、Volume、Treble、Middle、Bass |
| 内部スイッチ | Presenceスライドスイッチ、80’s/90’sスライドスイッチ |
| 出力ジャック | 通常挿し:アンプのクリーンチャンネル用/半挿し:アンプのリターン、スイッチングシステム用 |
| 電源 | ACアダプター専用 |
| その他 | 入力プラグを抜くと出力をミュート |
| 基板・パーツ | Vero to PCB基板(Vero Boardでの注文も可)、BELDENワイヤー、シルバーマイカコンデンサー |
| 販売形態 | 受注生産(カラーオーダー無料) |
よくある質問
- SLD-B2は何のアンプをエミュレートしていますか?
-
80年代後期の初期Soldano SLO-100のオーバードライブ・チャンネルです。
- 80’sモードと90’sモードの違いは?
-
内部スライドスイッチで高域の出方が変わります。Gainが低めのときに違いが出やすく、Gain最大ではどちらも同じ音になります。
- アンプのリターンにつなげますか?
-
出力ジャックを半挿しにすると、アンプのリターンにつなげるインピーダンスに変わります。内部のPresenceスイッチで、プレゼンス機能を外すこともできます。
- 電池で使えますか?
-
ACアダプター専用です。
- ノイズが気になるときは?
-
ハイゲインの性質上「サー」というノイズが出ることがあります。SLD-B2の直後にノイズゲートを足すのがおすすめです。
SLD-B2で初期SLO-100の歪みを足元に
SLD-B2は、初期SLO-100の野太いハイゲインを、細かな内部スイッチまで含めて再現したエミュレーターです。3バンドEQとPresenceで音を追い込み、半挿し機能でアンプのリターンにもつなげられます。
あのハイゲインを自分のボードで鳴らしたい人は、受注生産ならではのカラーオーダーも含めて、自分だけの1台をオーダーしてみてはいかがでしょうか。同じVeroCityの800やFVKと組み合わせて、アンプの切り替えのように使い分けるのもおすすめです。
BRAND
VeroCity Effects Pedals
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