KLOWRA クロウラ / Dive Pitch Shifter KBB-09【ピッチシフター】

KLOWRA クロウラ / Dive Pitch Shifter KBB-09 【ピッチシフター】

QUICK GUIDE

どんなエフェクター?

最大3オクターブ下までのドロップチューニングを、8msの低レイテンシーで鳴らすKLOWRAのポリフォニック・ピッチシフター。DROP A/Bの切り替えと3つのスイッチ動作、グライドによるダイブボム風の効果を小さな筐体にまとめています。

ブランド
Klowra
種類
ピッチシフター
対応楽器
ギター用・ベース用
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ギターを持ち替えずに、曲ごとのダウンチューニングへ。KLOWRAのDive Pitch Shifterは、最大3オクターブ下までのドロップチューニングを、8msの低レイテンシーなポリフォニック・トラッキングで鳴らすピッチシフターです。2つの設定(DROP A/B)をフットスイッチで切り替えられ、グライド機能を使えば、エクスプレッションペダルなしで急降下するダイブボム風の効果まで作れます。

目次

「下げる」ことに特化したポリフォニック・ピッチシフター

Diveの仕事は、音程を下げることです。和音を弾いても追従するポリフォニックのトラッキングは8msと反応が速く、レギュラーチューニングのギターのまま、ダウンチューニングのリフを弾けます。半音下げ、全音下げといった定番から、重いサブベースのような深い音までを1台でまかなえるので、曲ごとに複数のギターを持ち替えているプレイヤーには心強い存在です。

一方で、音程を上げる効果やハーモニーは得意分野ではありません。上下どちらにも動かしたい、ハーモニーも作りたいという場合は、BOSS XS-1のようなピッチシフターを選ぶとよいでしょう。同じドロップチューニング専用機ならDigiTech DROP、ペダルを踏み込んで音程を動かすならDigiTech WHAMMY5も比べてみてください。

DROP AとDROP B、2つのチューニングを持ち歩く

DROP AとDROP Bの2つのつまみで、それぞれ下げる幅を設定します。たとえばAを半音下げ、Bを全音下げにしておけば、曲の途中でもフットスイッチで切り替えられます。LEDは、DROP Aのとき白、DROP Bのとき紫に光ります。電源を入れたときはDROP Aから始まります。

つまみをUni(ユニゾン)の位置にしてMIXを12時あたりにすると、原音とわずかにずれた音が混ざり、コーラスのようなデチューン効果も得られます。

トグルスイッチで変わるフットスイッチの使い方

トグル位置フットスイッチを押すフットスイッチを長押し
L(ラッチ)エフェクトのオン/オフDROP AとDROP Bを切り替え
A/Bオフならオン。オンならAとBを切り替えエフェクトをオフ
M(モーメンタリー)—オフ時は踏んでいるあいだだけオン、オン時は踏んでいるあいだだけオフ

ライブで曲ごとにチューニングを変えるならL、曲の中でAとBを何度も行き来するならA/B、一瞬だけ音を落としたり戻したりする演出にはMが向いています。CTRL端子(3.5mm TS)に外部フットスイッチをつなぐと、Lではドロップの切り替え、A/Bではオン/オフ、Mではオン中のAとBの一時切り替えを、別のスイッチで操作できます。

グライドで、アームのない仮想ワーミー

GLIDE ATKつまみで、エフェクトをかけたときや音程が移るときの「到達までの時間」を決めます。GLIDE RLSボタンを押しながらGLIDE ATKを回すとリリース側の時間も設定でき、黄色のLEDが速く点滅して設定を確認できます。この時間を長めにしておけば、モーメンタリーで踏んだ瞬間に音程がゆっくり沈み込み、離すとじわっと戻る、ダイブボムのような動きになります。固定ブリッジのギターでも、アームを使ったような表情をつけられるのが、このペダルならではの楽しさです。

Dive Pitch Shifterのポイント
  • 最大3オクターブ下まで、8msの低レイテンシーなポリフォニック・トラッキング
  • DROP A/Bの2つの設定をフットスイッチで切り替え
  • ラッチ・A/B・モーメンタリーの3つのスイッチ動作
  • グライドのアタック/リリースで、ダイブボム風の効果も
  • ギター向けのTightとベース向けのSub、2つのアルゴリズム

TightとSub、楽器に合わせたアルゴリズム

フットスイッチを押したまま電源を入れると設定モードに入ります。ここでMIXを左いっぱいにすると「Tight」(黄色のLEDが3回点滅)、右いっぱいにすると「Sub」(青のLEDが3回点滅)を選べます。Tightはギター向けで、原音の木の鳴りや空気感、高域の輪郭と音の分離を保ち、低中域がもたつかないように調整されています。Subはベースやシンセのようなサブオクターブ向けで、深い音域でも太さを保ちます。

同じ設定モードでは、GLIDE RLSボタンでトゥルーバイパス(緑の点滅)とバッファードバイパス(赤の点滅)を切り替えられます。設定が終わったら、フットスイッチをもう一度押して抜けます。

Budding Bloomシリーズの仲間と組み合わせる

DiveはKLOWRAのBudding Bloomシリーズの1台です。原音にオクターブ上下を混ぜたいときは、同じシリーズのLeap Octaveが合います。音程をまるごと下げるDive、音を重ねるLeap Octaveと、役割が分かれているので並べても無駄がありません。シリーズにはエンベロープフィルターのHane Filter、ロータリーのWhorl Rotaryもあります。

仕様と電源

項目内容
製品名KLOWRA Dive Pitch Shifter(KBB-09)
種類デジタル・ポリフォニック・ピッチシフター/ドロップチューン
コントロールDROP A、DROP B、MIX、GLIDE ATK、GLIDE RLSボタン、トグルスイッチ(L/A/B/M)、フットスイッチ
入出力1/4インチTS入力×1、出力×1(モノラル)、CTRL(3.5mm TS)、USB-C(ファームウェア更新)
インピーダンス入力500kΩ/出力100Ω
最大入力レベル+7dBu
バイパストゥルーバイパス/バッファードバイパス切り替え
処理24bit AD/DA、32bit浮動小数点DSP、サンプリングレート44.1kHz
電源9V DC センターマイナス、150mA以上
サイズ高さ51×奥行92×幅38mm
付属品3.5mm TS(オス)→1/4インチTS(メス)変換ケーブル、ステッカー、クイックスタートほか

よくある質問

音程を上げることはできますか?

できません。Diveは音程を下げるドロップチューニングとダイブ効果に特化しています。

ベースにも使えますか?

電源投入時の設定で、ベースやサブオクターブ向けの「Sub」アルゴリズムを選べます。ギターには「Tight」がおすすめです。

エクスプレッションペダルは使えますか?

エクスプレッションペダルには対応していません。かわりにグライド機能で、踏んだときに音程がゆっくり沈むような効果を作れます。

電池で使えますか?

電池は使えません。9V DCセンターマイナス、150mA以上の電源が必要です。

1本のギターで、もっと深いところまで

チューニング違いのギターを何本も並べなくても、Dive Pitch Shifterがあれば足元で音程を下げられます。DROP AとBで2つのチューニングを持ち歩き、グライドでアームのような動きも加えられる。下げることに的を絞ったぶん、操作が迷いにくい小さなピッチシフターです。

BRAND

Klowra

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この記事を書いた人

13歳よりエレキギターを始め、学生時代はバンド活動に明け暮れる。音響機器やPAの基礎を専門学校で学びつつ、18歳頃にアルバイトとして始めた大手楽器店にて楽器の買い取り業務を担当。約10年間にわたり音楽機材の買取査定、販売・リペアなどに携わり、数多くのエフェクターに触れる。楽器店退職後、2009年よりエフェクター専門サイト『EFFECTOR COLLECTION BOX』の運営をスタート。

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