QUICK GUIDE
GT-1000と同じ音作りが、ペダルボードに収まるサイズで。
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- BOSS
- 種類
- マルチエフェクター
- 対応楽器
- ギター用
フラッグシップ・モデルGT-1000の音を、ペダルボードの一角に収めたい。そんな使い方に応えるのがBOSS GT-1000COREです。幅173mm・質量920gのボディに、GT-1000と同じ超高性能DSPを搭載したギター/ベース用エフェクト・プロセッサーです。
お気に入りのコンパクト・エフェクターと並べて音作りの中心に置くこともできますし、アンプやPAへの出力をまとめる司令塔として使うこともできます。足元の組み方に合わせて役割を変えられるところが、このモデルの大きな魅力です。
GT-1000COREはどんなマルチエフェクター?
GT-1000はBOSSのGTシリーズの頂点に立つフロア型マルチエフェクターです。幅462mm・質量3.6kgのボディに10個のフットスイッチとエクスプレッション・ペダルを備え、1台で演奏環境が完結するように作られています。
GT-1000COREは、そのサウンドの中核をコンパクトな筐体に移したモデルです。本体のフットスイッチは3つに絞られていますが、外部のフットスイッチやエクスプレッション・ペダル、MIDI機器をつなげば、自分の演奏スタイルに合った操作系を組み立てられます。音はGT-1000と同等で、操作まわりは自分で選ぶ。この割り切った設計が、ペダルボードとの相性の良さにつながっています。
GT-1000COREの主な特徴
GT-1000と同じDSPとAIRDプリアンプ
心臓部には、GT-1000と同じ高性能カスタムDSPを積んでいます。サンプリング・レート96kHz、AD/DA変換32bit、内部演算32bit floatという高解像度の処理で、ピッキングの細かなニュアンスまでしっかり描き出します。
アンプ部分を担うのがAIRD(Augmented Impulse Response Dynamics)テクノロジーです。WAZA AMPやKATANA AMP、Blues Cubeで培われたTube Logicの考え方を応用し、真空管アンプの各パーツが互いに影響し合って生まれる音と弾き心地を、出力先のアンプやPAまで含めて再現します。AIRD OUTPUT SELECTで接続先を選べば、ギターアンプにつないでもPAに直接送っても、その環境に合ったサウンドで演奏できます。
2つのプリアンプを含む24ブロックを同時に使える
2つのプリアンプを含む24のエフェクト・ブロックを同時に使えます。エフェクト・タイプは185種類で、定番のヴィンテージ・ペダル系からBOSS独自のMDPテクノロジーを使ったものまで揃っています。信号経路の途中にディバイダーとミキサーを置けるので、2台のアンプを並列に鳴らしたり、エフェクトをパラレルでかけたりといった、実機では手間のかかる組み方も自在です。
エフェクトのお気に入り設定を複数のパッチで共有できるSTOMPBOX機能もあります。共有している設定を1か所で直せば、それを使うすべてのパッチにまとめて反映されます。ライブで何十ものパッチを使い分ける場合に心強い機能です。パッチ切り替えは高速で、切り替え時にディレイの残響を途切れさせないキャリーオーバー機能にも対応しています。
ステレオ入出力と2系統のSEND/RETURN
入力と出力はどちらもステレオに対応しています。ステレオ出力のエフェクターの後ろにつなげるので、ペダルボードのどこに置くかを柔軟に決められます。
SEND/RETURN端子は2系統あります。外部エフェクトをループに組み込むほか、アンプのプリアンプ部を活かす4ケーブル・メソッド接続にも使えます。SUB OUTとして使えば、アンプとPA/レコーダーに別々の音を送ることもできます。
CTL端子・MIDI・USBで広がる拡張性
側面には「CTL 2, 3/EXP 1」と「CTL 4, 5/EXP 2」の2つのTRS端子があります。デュアル・フットスイッチFS-6/FS-7やフットスイッチFS-5Uを増設したり、EV-30、FV-500H/FV-500L、Roland EV-5といったエクスプレッション・ペダルをつないでワウやボリュームを足元で操作したりできます。CTL端子は出力にも対応しているので、アンプにつないでチャンネルを切り替えることも可能です。
MIDI IN/OUTはTRS端子(ステレオ・ミニ)で、外部のMIDIコントローラーや他の機材と連携できます。本体の操作モードは2種類です。作ったパッチを呼び出すMEMORYモードと、各フットスイッチでエフェクトを直接オン/オフするMANUALモードがあり、コンパクト・エフェクターを並べたような感覚でも使えます。
宅録を支えるUSBオーディオとIR読み込み
マルチチャンネル対応のUSBオーディオ/MIDIインターフェース機能を内蔵しています。パソコンとUSBケーブル1本でつなげば、DAWへのレコーディングも、録った素材のリアンプもこなせます。OUTPUT SELECTをRECORDINGモードにすると、内蔵のスピーカー・タイプやマイク・タイプに加えて、読み込んだ外部IRデータも使えるようになります。IRは16スロットまで保存できます。
ルーパーも内蔵していて、録音時間はモノラルで38秒、ステレオで19秒です。フレーズのアイデア出しや日々の練習に使えるほか、自分の演奏をループさせて聴きながら音を追い込むこともできます。
ベースにも対応
GT-1000COREはベース用のエフェクト・プロセッサーとしても使えます。AIRDプリアンプにはベース・アンプのタイプが揃っていて、8種類のベース用オーバードライブ/ディストーションと組み合わせて音を作れます。演奏に反応して自然にかかるMDPコンプレッサーのほか、コーラス、フランジャー、タッチワウなど、ベース向けにチューニングされたエフェクトも豊富です。SEND/RETURNをSUB OUTにすれば、アンプとPAに別々の信号を送れるので、ライブでの音の分け方にも柔軟に対応できます。
Version 2.0で追加された3つのXアンプ
2024年7月に公開されたVersion 2.0で、MDPを使って開発されたBOSSオリジナルのギター・アンプ・タイプが3つ追加されました。
- X-ULTRA:多段ゲイン回路を持つスタック・アンプから着想を得たタイプです。深く歪ませてもダイナミクスがつぶれにくく、密度の高いハイゲイン・トーンが得られます。
- X-OPTIMA:単音リードの抜けの良さと、パワー・コードの力強さを1つの音で両立させたタイプです。バンドの中でも自然に馴染みます。
- X-TITAN:迫力のある低域と締まりを両立したタイプで、ノイズの少なさも特長です。ダウン・チューニングや多弦ギターでも音が濁りません。
同じアップデートでベース・アンプやエフェクトのタイプも追加されています。アップデートはBOSS公式サイトからシステム・プログラムをダウンロードして行います。
GT-1000COREのスペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 外形寸法 | 173(幅)×135(奥行)×63(高さ)mm(ゴム足を除く) |
| 質量 | 920g |
| 同時使用エフェクト・ブロック | 24(プリアンプ2つを含む) |
| エフェクト・タイプ | 185種類 |
| メモリー | 250(ユーザー)+250(プリセット) |
| 音質 | サンプリング周波数96kHz、AD/DA変換32bit、内部演算32bit浮動小数点 |
| フレーズ・ループ | 38秒(モノ)/19秒(ステレオ) |
| 外部IR | 16スロット |
| 本体フットスイッチ | ▼スイッチ、▲スイッチ、CTL 1スイッチ |
| 接続端子 | INPUT(L/MONO、R)、OUTPUT(L/PHONES、R/MONO)、SEND 1/RETURN 1、SEND 2/RETURN 2、CTL 2, 3/EXP 1、CTL 4, 5/EXP 2、MIDI(IN、OUT)、USB(マイクロB)、DC IN |
| ディスプレイ | グラフィックLCD(256×80ドット) |
| 電源 | ACアダプター(付属)、消費電流670mA |
| 対応エクスプレッション・ペダル | FV-500H、FV-500L、EV-30、Roland EV-5 |
| 対応フットスイッチ | FS-5U、FS-6、FS-7 |
GT-1000との違い
サウンド面の土台はほぼ共通です。エフェクト・タイプの数、メモリー数、ルーパーの録音時間、IRスロット数はGT-1000と同じです。違いが出るのは、操作系と入出力の構成です。
| 項目 | GT-1000CORE | GT-1000 |
|---|---|---|
| 外形寸法 | 173×135×63mm | 462×248×70mm |
| 質量 | 920g | 3.6kg |
| 本体フットスイッチ | 3個 | 10個 |
| エクスプレッション・ペダル | なし(外部ペダルを2系統まで接続可能) | 本体に搭載 |
| 入力 | ステレオ(L/MONO、R) | モノラル |
| 出力 | OUTPUT(L/PHONES、R/MONO) | MAIN OUTPUT(L/MONO、R)、XLRタイプのSUB OUTPUT、PHONES |
| SEND/RETURN | 2系統 | 2系統 |
| Bluetooth | 非搭載(PCとUSBで接続して編集) | 内蔵(iOS/Androidアプリからワイヤレスで編集) |
| ディスプレイ | 256×80ドット | 512×160ドット(バックライト付き) |
足元の操作を1台で完結させたいならGT-1000、今あるペダルボードに組み込んで操作系を自分で設計したいならGT-1000CORE、と考えると選びやすくなります。ステレオ入力を持つのはGT-1000COREだけなので、ステレオ出力のエフェクターの後ろに置きたい場合もGT-1000COREが向いています。
GT-1000COREが合う人
- コンパクト・エフェクター中心のペダルボードに、アンプ・サウンドとエフェクトの中核を加えたい人
- 4ケーブル・メソッドやアンプのチャンネル切り替えまで含めて、システム全体を1台で制御したい人
- USBオーディオとIRを活かして、自宅でのレコーディングやリアンプまでこなしたい人
- ベースで、アンプとPAへ別々の信号を送る本格的なセットを組みたい人
- ライブへの機材の持ち運びを軽くしたい人
使い始めの流れ
- 本体だけで音を出す:付属のACアダプターで電源をとり、ギターやベースとアンプ/ヘッドホンをつなぎます。OUTPUT SELECTで接続先に合った設定を選び、250種類のプリセットから気になる音を呼び出してみましょう。
- 操作モードを決める:パッチを切り替えて使うならMEMORYモード、エフェクトを個別にオン/オフしたいならMANUALモードを選びます。
- パソコンで細かく編集する:BOSS公式サイトから「BOSS TONE STUDIO for GT-1000」(Windows/macOS)をダウンロードし、USBで接続します。エフェクトの並びやパラメーターを画面で一覧しながら編集できます。
- ほかのユーザーの音を試す:オンライン・プラットフォームのBOSS TONE EXCHANGEでは、ユーザー同士がライブセットを共有しています。
本体のディスプレイとつまみだけでも編集はできます。パソコンは必須ではなく、じっくり音を作り込みたいときの心強い味方です。
まとめ|GT-1000の音をペダルボードに組み込めるGT-1000CORE
GT-1000COREは、GT-1000と同じDSPとAIRDプリアンプを、920gのコンパクトなボディに収めたマルチエフェクターです。24ブロックの同時使用、ステレオ入出力、2系統のSEND/RETURN、USBオーディオ、IR読み込みと、音作りとシステム構築に必要な機能がひととおり揃っています。
本体の操作系をシンプルにした分、外部スイッチやMIDIで自分だけの操作環境を作れるのがこのモデルの面白さです。Version 2.0で加わったXアンプで、ハイゲイン・サウンドの幅もさらに広がりました。今の足元にフラッグシップの音を加えたいなら、有力な候補になる1台です。
よくある質問
- GT-1000COREはGT-1000と同じ音が出せますか?
-
GT-1000と同じDSPとAIRDテクノロジーを搭載していて、同等の音作りができます。エフェクト・タイプ数やメモリー数も共通です。違いはフットスイッチの数や入出力端子の構成など、主に操作まわりにあります。
- エクスプレッション・ペダルは使えますか?
-
使えます。側面のCTL/EXP端子にEV-30、FV-500H、FV-500L、Roland EV-5をつなげば、ワウやボリュームを足元で操作できます。端子は2系統あります。
- パソコンがなくても使えますか?
-
本体のディスプレイとつまみでパッチの呼び出しや編集ができるので、パソコンがなくても使えます。細かく作り込みたいときは、BOSS TONE STUDIO for GT-1000(Windows/macOS)を使うと全体を見渡しながら編集できて便利です。
- ベースでも使えますか?
-
使えます。ベース用のAIRDプリアンプ、8種類のベース用オーバードライブ/ディストーション、MDPコンプレッサーなど、ベース向けにチューニングされたアンプとエフェクトを搭載しています。
- 手持ちのエフェクターやアンプと組み合わせられますか?
-
2系統のSEND/RETURN端子に外部エフェクトを組み込めるほか、アンプとの4ケーブル・メソッド接続にも対応しています。CTL端子をアンプにつなげば、チャンネル切り替えも行えます。
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このエフェクターのみんなの記録
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