Shin’s Music シンズミュージック / 65 FUZZ【ファズ】

Shin's Music / 65FUZZ 【ファズ】

QUICK GUIDE

どんなエフェクター?

1965年のヒット曲のイントロで鳴ったファズのニュアンスを、NPN型シリコン・トランジスタで再現したShin's Musicのファズ。初段のBIASを外から動かせて、プラス9Vのパワーサプライでそのまま使えます。

ブランド
Shin's Music
種類
ファズ
対応楽器
ギター用
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65 FUZZは、Shin’s Musicが手がけるシリコン・トランジスタのファズです。1965年に世界的なヒット曲のイントロを飾ったファズのニュアンスを目指しながら、当時のゲルマニウム・ファズにつきものだった不安定さや電源の制約を取り除いています。つまみはLEV・ATK・BIASの3つで、初段トランジスタのバイアスを外から動かせるのがいちばんの特徴です。

目次

1965年のあのリフを目指したファズ

1965年5月12日、ハリウッドのRCAスタジオで、のちに伝説となるUKのバンドがある曲をレコーディングしました。ファズで歪ませた特徴的なギターリフから始まるその曲は、バンドにとって初めての世界的なナンバーワン・ヒットになります。イントロのリフで鳴っていたのは、G社のMブランドのファズでした。

65 FUZZは、そのファズの音のニュアンスを、今のペダルボードで気軽に鳴らせるように作られた1台です。

ゲルマニウムの音を、シリコンで安定して鳴らす

当時のファズはPNP型のゲルマニウム・トランジスタを使い、マイナス電源で動くため電池でしか鳴らせませんでした。温度の変化にも敏感で、弾くたびに音が変わったり、温まるにつれて良くなったり悪くなったりと、気まぐれなところがあります。個体差も大きく、使うのをためらう場面もありました。

65 FUZZは、このPNPゲルマニウム・ファズのニュアンスを、NPN型のシリコン・トランジスタで再現しながら、こうした問題を解消しています。ゲルマニウムではシビアだった入力レベルの問題もクリア。電源はプラス9Vなので、一般的なパワーサプライからそのまま給電でき、ほかのペダルと同じようにボードへ組み込めます。

65 FUZZのポイント
  • 1965年のヒット曲のイントロで使われたファズのニュアンスがお手本
  • PNPゲルマニウムの音を、NPN型シリコン・トランジスタで再現
  • 初段トランジスタのBIASを外のつまみで調整できる
  • ゲルマニウム・ファズでシビアだった入力レベルの問題を解消
  • プラス9V駆動で、パワーサプライから給電できる

LEV・ATK・BIASの3つのつまみ

本体の上には、LEV、ATK、BIASの3つのつまみが並んでいます。LEVは出力レベル、BIASは初段トランジスタのバイアスを動かすつまみです。BIASを変えることで、同じ1台からさまざまなファズサウンドを引き出せるようになっていて、ここが65 FUZZの音作りの中心になります。

Shin’s Musicの公式YouTubeチャンネルでは、BIASとATKの組み合わせを変えたロングバージョンのデモが公開されています。BIASを真ん中あたりにしてATKを上げきった設定、BIASを上げきってATKを中くらいにした設定、BIASを高めにしてATKを控えめにした設定などを聴き比べられるので、つまみの位置でキャラクターがどう変わるのか、購入前に耳で確かめておくと安心です。

購入前に知っておきたいこと

項目内容
製品名Shin’s Music 65 FUZZ
種類ファズ
トランジスタNPN型シリコン・トランジスタ
コントロールLEV、ATK、BIAS
接続端子INST(入力)、AMP(出力)
電源プラス9V(パワーサプライから給電可能)

同じShin’s Musicのファズは、FUNN FACE FUZZでも紹介しています。同じシリコン・トランジスタのファズでは、シリコンFuzz Faceを研究したモデルを製作者がリファインしたTRINITY EFFECTS Fluid Face Siもあります。ほかのブランドも含めてファズを選びたいときは、ファズのおすすめもあわせてご覧ください。

よくある質問

ゲルマニウム・トランジスタは使われていますか?

使われていません。当時のPNPゲルマニウム・ファズのニュアンスを、NPN型のシリコン・トランジスタで再現しています。

パワーサプライで使えますか?

使えます。プラス9V駆動なので、一般的なパワーサプライから給電できます。マイナス電源で動いていた当時のファズのように、電源を別に考える必要はありません。

BIASは何を調整するつまみですか?

初段トランジスタのバイアスです。ここを動かすことで、1台でさまざまなファズサウンドを作れます。

1965年のファズを、いまのボードで

65 FUZZは、1965年のあのリフを生んだファズのニュアンスを、扱いやすいシリコン・トランジスタで鳴らすペダルです。温度や電源に気をつかいがちだった古いファズの面倒をなくしたうえで、BIASで音のキャラクターを積極的に探れるようにしているのが、このモデルならではの魅力です。

ヴィンテージのファズそのものを手に入れるのはためらうけれど、あの時代のファズの音をボードに置いておきたい。そんなときに、ぜひ一度鳴らしてみてほしい1台です。

BRAND

Shin's Music

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この記事を書いた人

13歳よりエレキギターを始め、学生時代はバンド活動に明け暮れる。音響機器やPAの基礎を専門学校で学びつつ、18歳頃にアルバイトとして始めた大手楽器店にて楽器の買い取り業務を担当。約10年間にわたり音楽機材の買取査定、販売・リペアなどに携わり、数多くのエフェクターに触れる。楽器店退職後、2009年よりエフェクター専門サイト『EFFECTOR COLLECTION BOX』の運営をスタート。

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