歪み系のエフェクターが欲しいけど一体どれを選んだらいいんだろう?数が多すぎて選びきれない…。そんな悩みを解決するべく、本特集では数あるエフェクターの中からエフェクター専門サイトが選んだ「厳選歪みペダル」を種類ごとにご紹介!
この特集では歪みエフェクターの違いや特徴、歴史についても少し触れたいと思います。読めばきっと理解が深まり、歪みエフェクター選びの参考にしていただけると思いますので、ぜひごゆっくりとご覧ください。
歪みの読み方
読み方は「ゆがみ」ではなく「ひずみ」
これはエレキギターを始めた人なら誰でも一度は持つ疑問。「歪み」の読み方は「ゆがみ」ではなく「ひずみ」です。細かい話ではありますが、はりきって後輩やバンドメンバーになどに「ゆがみエフェクターがさぁ」などと話をすると少々恥ずかしいので知っておいて損はなしです。
歪みエフェクターの種類
歪み系エフェクターは大きく分けると「オーバードライブ」「ディストーション」「ファズ」の三種類があり、目的のサウンドや音楽ジャンルによって選択することができます。
オーバードライブ
アンプで歪ませたような、ナチュラルな歪みを持つエフェクター。ブルースやポップミュージックなどでも多く使われています。
▼オーバードライブのサウンドをチェック♪
ディストーション
ピッキングニュアンスやコード感を表現しつつも、オーバードライブより激しく歪むものがディストーションと呼ばれます。パンクやハードロック、ヘヴィメタル系に人気の高いエフェクターです。
▼ディストーションのサウンドをチェック♪
ファズ
原音をとどめないような単音のリード弾きに適しているような荒々しい歪みを持つエフェクターがこちらのファズ。ジミヘンドリックスなどに代表されるクラシックロックを彷彿とさせるサウンドが特徴です。
▼ファズのサウンドをチェック♪
» オーバードライブとディストーションの違いは何ですか?【エフェクターの基礎知識】
歪みサウンドの歴史
少しここで「歪みサウンド」の生い立ちを簡単に紐解いてみましょう。
ギターの歴史はアコースティックギターに始まり、1920〜30年頃よりバンドアンサンブルに対応するため、ピックアップマイクを搭載したギターが登場します。その後、エレキギターが主流になるにつれ様々なエレキギター専用アンプが開発されていきました。
当初はジャズやカントリーなどでクリーントーンでの演奏が主流でしたが、1960年頃より、音楽ジャンルの多様化にともない、より大音量での出力が求められるようになります。
そんな中登場した真空管搭載アンプを大音量で鳴らした際に、いわゆる歪んでオーバードライブしてしまったサウンドをブルースマン達が好んで使うようになり、その後開花していくロックンロールで今日の歪みサウンドの礎が形成されていく事となります。
60年代にはファズフェイスをはじめ、現在も名器と呼ばれるファズエフェクターが続々と誕生。単音での演奏をメインとしていたファズに対して、コードやピッキングニュアンスを豊かに表現でき、アンプのような歪みを手軽に作り出すためのコンパクトなオーバードライブとして登場したのが、1977年発売のBOSS「OD-1」です。
ちなみにディストーションという名が最初に使われたのは、MXRの「M104 Distortion+」のようです。1978年にはBOSSからも「DS-1 Distortion」が発売されていることから、オーバードライブもディストーションもほぼ同時期に開発されていたことがうかがえます。
歪みエフェクター購入ガイド
予算から選ぶ
エフェクターは高価な買い物です。プロのミュージシャンが使っているエフェクターを見ても自分には手が届かないよ〜って考えてしまいますよね。
ですが、BOSSやIBANEZなど、少し頑張れば手の届く範囲のものもあるので検討してみましょう。また最近では5000円近くでも十分なクオリティのエフェクターも販売されていますので、まずはこちらを購入して、音作りに慣れたらさらに上位機種を購入するのもひとつの選択肢です。
特集記事:5,000円で買えるエフェクター特集!【本格的に使える種類別49選】
5,000円で買えるエフェクター特集!【本格的に使える人気ペダルを種類別にご紹介】好きなミュージシャンが使っているものを選ぶ
自分が大好きなミュージシャンと同じモデルが使えるのもエフェクターの良いところ。少々高価なものでも、憧れのミュージシャンを目指してギターやベースの練習にも熱が入りそうです。
定番やおすすめから選ぶ
音楽の好みは人それぞれ。音の好みも多種多様。もちろん好きな歪みエフェクターも異なるはず。ただその中でも多くの人が魅力を感じる「誰もが認める名機」がやはり存在しています。迷ってしまったらまずは定番やおすすめモデルから選べば間違いなさそうです。
» 特集記事:オーバードライブ人気TOP10「おすすめエフェクター ランキング 2019」
オーバードライブ人気TOP10「おすすめエフェクター ランキング 2019」おすすめの歪み系エフェクター
最後にエフェクター専門サイトの中でも特に注目を集める「おすすめの歪み系エフェクター」を厳選してご紹介!
それぞれの特徴などもご紹介していますので、エフェクター選びの参考にしてみてください。
オーバードライブ編
idea sound product イディアサウンドプロダクト / IDEA-TSX ver.2【オーバードライブ】
NUMBER GIRL・田渕ひさ子氏のサウンドシステムにも取り入れられた話題のペダル!
idea sound product イディアサウンドプロダクト / IDEA-BMX ver.1【オーバードライブ】
Bassmanに近い特性のサウンドをかたちにしました。
BOSS ボス / BD-2 Blues Driver ブルースドライバー 【オーバードライブ】
心を揺さぶるブルージーなオーバードライブ!
ディストーション編
ProCo プロコ / RAT2 ラット【ディストーション】
トップギタリストを魅了し続けるディストーションの銘器!
ファズ編
idea sound product イディアサウンドプロダクト / IDEA-FZX ver.1【ファズ+X】
Vintage Tone Benderをこれでもかというくらい現代的にした感じのサウンド。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。皆さまの「歪み系エフェクター」ご購入の参考になれば幸いです。 EFFECTOR COLLECTION BOXではエフェクター選びに役立つ情報をはじめ、新製品や話題のアイテムなど、エフェクター情報満載で更新しています。引き続き他のページもお楽しみください♪