Fulltone / Silver Limited Edition OCD V2 【オーバードライブ】

Fulltone / Silver Limited Edition OCD V2 【オーバードライブ】

ピッキングを強めれば荒々しく歪み、弱めればすっと音がほどけていく。弾き手の加減にきちんと応えてくれるオーバードライブを探しているなら、Fulltone OCDは外せない一台です。2004年の登場から約20年、数えきれないレコーディングやステージで鳴らされてきたこの定番機に、日本限定のシルバーモデル「Silver Limited Edition OCD V2」が加わりました。

中身は現行のOCD V2。そこに、ウルトラ・プレミアム・メタリック・シルバーの筐体と、ガラスのような高光沢グラフィックを組み合わせた特別な外観を与えています。国内入荷は100台のみです。

Fulltone
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日本限定の「Silver Edition」

Silver Editionは、国内代理店のキクタニミュージックが手がける日本限定の企画モデルです。足元でひときわ目を引くメタリック・シルバーの仕上げに、艶やかなグラフィックが映えるルックス。サウンドはおなじみのOCD V2なので、見た目にこだわりたい方も、OCDをもう一台持っておきたい方も選びやすいモデルです。

同じシルバー仕上げで、ゲルマニウム・クリッピング・ダイオードを積んだ「Silver Limited Edition OCD GE」も用意されています。

OCDならではの歪みのしくみ

JFETオペアンプとMOSFETクリッピングの組み合わせ

OCDは、JFETオペアンプを歪ませたうえで、回路の後半に置いた1組のMOSFETでハードクリップさせる構成です。MOSFETをグラウンドではなく基準電圧(Vref)に接続している点も、ほかのペダルにはない特徴です。

この回路が生むのは、一般的なダイオードクリッピングのオーバードライブよりコンプレッション感が少なく、ダイナミックレンジの広い歪み。真空管アンプを鳴らしたときのように、ピッキングの強弱がそのまま歪みの深さに表れます。ギターやアンプのキャラクターを残したまま、豊かな倍音を加えてくれるのも魅力です。

クリーンブーストからディストーションまで

出力ボリュームに余裕があるので、アンプのインプットを強く押し込むような使い方も得意です。Driveを10時より下に抑えれば、トーンの印象を変えずにアンプをプッシュするブースターとしても使えます。上げていけば、オーバードライブの域を越えた分厚いディストーションまで届きます。

ミニトグルスイッチでHP(High Peak)とLP(Low Peak)を切り替えられるため、同じセッティングでも音のキャラクターを変えられます。

18V駆動でさらに広がるレンジ

電源はDC9〜18Vに対応しています。18Vで鳴らすとダイナミックレンジと解像度がさらに広がり、和音を弾いたときの分離もよりくっきりします。

V2で加わった3つの改良

1MΩのクラスA JFETインプット

入力部には、2N5457 JFETを使ったクラスA構成のディスクリート回路を搭載しています。入力インピーダンスは従来の330kΩから1MΩに上がり、ダイナミクスがさらに豊かになりました。シングルコイルでもハムバッカーでも、ピックアップとの相性がぐっと良くなっています。

後ろのペダルに左右されない出力バッファー

V2では出力段にバッファーを追加しました。OCDの後ろにどんなペダルがつながっていても影響を受けにくいため、エフェクターの数が多いボードやループスイッチャーを使ったシステムでも、狙った音を保ちやすくなっています。

Enhanced Bypassとトゥルーバイパスを選べる

バイパス方式は、Fulltone独自の「Enhanced Bypass」とトゥルーバイパスを内部スイッチで切り替えられます。Enhanced Bypassを選んだ場合は、エフェクトがオフのときも信号がバッファーを通ります。長いケーブルや、トゥルーバイパスのペダルを何台もつないだときに失われがちなダイナミクスを補う仕組みで、位相を反転させず、EQも変えずに信号を送り出します。

トゥルーバイパスを選んだ場合、出力バッファーが働くのはエフェクトがオンのときだけです。どちらのモードでも、切り替え時にポップノイズは出ません。

OCD V2とOCD-Geの違い

シルバーの限定モデルにはOCD V2とOCD-Geの2機種があります。どちらも同じOCD回路をベースにしていますが、弾き心地には違いがあります。

OCD V2の持ち味は、オープンでパンチのあるドライブサウンドです。音の分離が良く、低域はタイト。ヘッドルームにも余裕があり、反応が速いので、どんなアンプと組み合わせても扱いやすい一台です。

OCD-Geはクリッピングにゲルマニウムダイオードを使っています。アタックがやわらかく、高域はなめらか。歪み始めがやや早く、ロー〜ミドルゲインで豊かな倍音が得られます。

輪郭のはっきりした反応と明瞭さを求めるならV2、指になじむやわらかさを求めるならGeが合っています。

スペック

製品名Silver Limited Edition OCD V2
タイプオーバードライブ/ディストーション
コントロールVolume、Drive、Tone、HP/LPスイッチ
バイパスEnhanced Bypass/トゥルーバイパス(内部スイッチで切り替え)
入力インピーダンス1MΩ
出力インピーダンス10kΩ
入出力端子1/4インチ TSフォーン
電源DC9〜18V(φ2.1mm センターマイナス)/006P 9V電池
消費電流8mA
サイズ112 × 71 × 48mm
重量364g
生産国アメリカ
限定数国内100台

よくある質問

通常のOCD V2と何が違いますか?

中身はOCD V2で、メタリック・シルバーの筐体と高光沢グラフィックによる外観が大きな違いです。日本限定の企画モデルで、国内入荷は100台のみです。

18Vで使えますか?

DC9〜18V(φ2.1mm センターマイナス)に対応しています。18Vで駆動させると、ダイナミックレンジと解像度がさらに広がります。9V電池でも動作します。

バイパス方式は切り替えられますか?

内部スイッチで、Enhanced Bypassとトゥルーバイパスを選べます。どちらのモードでも、切り替え時にポップノイズは出ません。

OCD V2とOCD-Ge、どちらを選べばいいですか?

タイトな低域と明瞭なレスポンスを求めるならV2です。やわらかいアタックとなめらかな高域、ロー〜ミドルゲインでの豊かな倍音を求めるなら、ゲルマニウムダイオードを積んだOCD-Geが向いています。

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この記事を書いた人

13歳よりエレキギターを始め、学生時代はバンド活動に明け暮れる。音響機器やPAの基礎を専門学校で学びつつ、18歳頃にアルバイトとして始めた大手楽器店にて楽器の買い取り業務を担当。約10年間にわたり音楽機材の買取査定、販売・リペアなどに携わり、数多くのエフェクターに触れる。楽器店退職後、2009年よりエフェクター専門サイト『EFFECTOR COLLECTION BOX』の運営をスタート。

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