QUICK GUIDE
原音を矩形波にしたBASEと、2オクターブ下・1オクターブ下・1オクターブ上の音を混ぜて作る、EarthQuaker Devicesのモノフォニック・アナログ・ギターシンセ。つなぐだけで太いヴィンテージ・シンセの音になり、ギターにもベースにも使えます。
- ブランド
- EARTHQUAKER DEVICES
- 種類
- オクターブ・オクターバー・ギターシンセサイザー
- 対応楽器
- ギター用・ベース用
ギターを弾いた瞬間に、往年のシンセのような太い矩形波が鳴り出す。EarthQuaker DevicesのBit Commanderは、エンベロープやオシレーターを細かく設定しなくても使える、モノフォニックのアナログ・ギターシンセサイザーです。原音を矩形波に変えた「Base」に、2オクターブ下・1オクターブ下・1オクターブ上の3つの音を混ぜられ、4オクターブにわたるヴィンテージなシンセサウンドを6つのつまみだけで作れます。
4つの矩形波を混ぜて作る、アナログのシンセサウンド
Bit Commanderは、入力された音を矩形波(スクエアウェーブ)に変換し、そこからオクターブ違いの音を作り出します。BASEは原音を矩形波にした音、SUBは2オクターブ下、DOWN 1は1オクターブ下、UP 1は1オクターブ上。4つの音量をそれぞれ決めて混ぜ合わせることで、地を這うような極太のベースシンセから、きらびやかなリードまで作れます。
BASEの段階で音が矩形波に変わるので、仕上がりは歪んだシンセのような質感になります。原音のニュアンスをきれいに残すオクターバーとは性格が違うので、和音の響きを生かしたい場合は、ポリフォニック対応のオクターバー(たとえばKLOWRA Leap Octave)を選ぶとよいでしょう。
6つのつまみの役割
| コントロール | 役割 |
|---|---|
| LEVEL | 全体の音量(マスターボリューム) |
| FILTER | 音色の調整。右に回すと高域が増え、左に回すと温かく丸い音に |
| BASE | 原音を矩形波にした音の量 |
| SUB | 2オクターブ下の音量 |
| DOWN 1 | 1オクターブ下の音量 |
| UP 1 | 1オクターブ上の音量 |
FILTERは高域の量を決めるトーンのような働きで、バンドの中で埋もれない位置に音を置くのに役立ちます。SUBとDOWN 1を中心にしてFILTERを絞ればベースシンセ寄りに、UP 1とBASEを足してFILTERを開けばリード向きの鋭い音になります。
単音で弾くのがコツ
Bit Commanderはモノフォニック(単音)の設計なので、和音ではなく単音のフレーズやリフで本領を発揮します。音程の追従をよくするには、ネックピックアップを使うのがおすすめです。単音のリフやチョーキングにもしっかりついてきます。
公式のおすすめ設定には、極悪で喉の奥から鳴るようなサウンドや、ギターをベースシンセに変えてルーパーでリフを重ねる使い方、リング・モジュレーター風の音まであり、つまみの組み合わせだけで表情が大きく変わります。ベースで使ったデモも公開されているので、ベーシストのシンセサウンドづくりにも向いています。
- 原音の矩形波+2オクターブ下・1オクターブ下・1オクターブ上の4つを混ぜるアナログ・シンセ
- エンベロープやオシレーターの設定なしで、つなぐだけでシンセの音になる
- モノフォニック設計。単音のリフやリードで、ネックピックアップの使用がおすすめ
- ギターにもベースにも使える
- リレー式トゥルーバイパス。9V DC・25mA
仕様と電源
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | EarthQuaker Devices Bit Commander Analog Octave Synth |
| 種類 | モノフォニック・アナログ・ギターシンセサイザー |
| コントロール | LEVEL、FILTER、BASE、SUB、DOWN 1、UP 1 |
| バイパス | リレー式のトゥルーバイパス(電源がないと音が出ない) |
| 電源 | 9V DC センターマイナス(2.1mm)。高い電圧での使用は不可 |
| 消費電流 | 25mA |
| インピーダンス | 入力50kΩ/出力500Ω未満 |
| サイズ | 121×64×57mm(ノブを含む) |
| 生産 | アメリカ・オハイオ州アクロンでハンドメイド |
| 保証 | 限定生涯保証 |
リレー式のスイッチングを使っているため、電源を入れていないとバイパス時も音が出ません。電源はアイソレートされたペダル用のパワーサプライがおすすめで、スイッチング電源やデイジーチェーンではノイズが増えることがあります。
ほかのギターシンセと比べる
もっと多彩なシンセの音色やフィルター、ステレオ出力がほしいなら、デジタルのMeris Enzoが向いています。動物の声のような遊び心のある音ならKLOWRA South Zoo Voice Synthも面白い存在です。Bit Commanderは、アナログならではの太さと、つまみを回すだけのわかりやすさが魅力です。
よくある質問
- 和音でも使えますか?
-
モノフォニック(単音)の設計なので、単音で弾くのが前提です。和音では音程をうまく追従できません。
- ベースにも使えますか?
-
使えます。ベースで使ったデモも公開されていて、極太のベースシンセサウンドが作れます。
- 電池で使えますか?
-
電池には対応していません。9V DCセンターマイナスのアダプターを使い、高い電圧では使わないでください。
- 電源を入れずにバイパスできますか?
-
リレー式のスイッチングなので、電源がない状態では音が出ません。
ギター1本で、シンセのような極太サウンドを
鍵盤を持たなくても、足元のBit Commanderひとつでギターがアナログシンセに変わります。4つの音を混ぜる発想はシンプルですが、単音のリフに重ねたときの存在感は格別。ギターでもベースでも、バンドの音に新しい色を足してくれる1台です。
BRAND
EARTHQUAKER DEVICES
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