Dawner Prince Electronics ダウナー・プリンス・エレクトロニクス / BOONAR ブーナー【ディレイ】

Dawner Prince Electronics ドウナープリンスエレクトロニクス / BOONAR 【ディレイ】

QUICK GUIDE

どんなエフェクター?

Binson Echorecのサウンドと弾き心地を再現した、マルチヘッドのドラムエコー。4つの再生ヘッドを最大16通りに組み合わせられ、DRUM AGEによる経年変化の揺れや、SWELLモードの深い残響まで楽しめます。

ブランド
Dawner Prince Electronics
種類
ディレイ
対応楽器
ギター用
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ダウナー・プリンス・エレクトロニクス(Dawner Prince Electronics)のBOONAR(ブーナー)は、磁気ドラムエコーの名機Binson Echorec(ビンソン・エコーレック)のサウンドと弾き心地を再現した、マルチヘッドのドラムエコーです。何か月もの研究と調整を重ねて、太く温かいトーン、何層にも重なるエコー、リバーブのように溶けていく残響を、コンパクトなペダルに詰め込みました。

BOONARのポイント
  • Echorecと同じアナログの信号経路。真空管は高電圧で動かすFETで、磁気ドラムはDSPで再現
  • ディレイタイムは約40ms〜最大1000ms。Echorecの4番ヘッド最大300msを大きく超える
  • 4つの再生ヘッドを個別にオン・オフでき、組み合わせは最大16通り
  • DRUM AGEで、使い込まれた実機のような音のこもりと揺れを加えられる

ダウナー・プリンス・エレクトロニクスの公式チャンネルで公開されている、BOONARのデモ動画です。再生ヘッドの組み合わせを変えたときのリズムの違いや、SWELLモードの広がりがよくわかります。

目次

Binson Echorecを、手のひらサイズのドラムエコーに

Binson Echorecは、回転する磁気ドラムに音を記録して、複数の再生ヘッドから読み出すエコーマシンです。BOONARは、その信号経路をアナログのまま受け継ぎ、真空管の代わりに高電圧で動かすFETを使っています。磁気ドラムは、実機の特性を細かく測定して作ったDSPの「バーチャル・マグネティックドラム」に置き換えました。

見た目にもEchorecらしさがあります。ゴールドの仕上げに、緑に光る「マジックアイ」のレベルインジケーター。入力とリピートの大きさに合わせて光るので、足元で眺めているだけでも楽しいペダルです。

4つの再生ヘッドを自由に組み合わせる

オリジナルのEchorecは、12ポジションのロータリースイッチで再生ヘッドの組み合わせを選んでいました。BOONARでは4つのヘッドそれぞれに専用のスイッチを付けて、最大16通りの組み合わせを選べるようにしています。4つのヘッドの出力は、すべてアナログです。

1つのヘッドだけならシンプルなディレイやスラップバック、複数のヘッドを重ねればリズミカルなマルチタップのエコーになります。ヘッドの組み合わせ次第で、同じフレーズでもまったく違う表情になるのがドラムエコーの面白さです。

DRUM SPEEDとDRUM AGEで、ドラムの回転と経年変化を操る

コントロールはたらき
VOLUME再生ヘッドから出るディレイ音の音量。INPUTの設定とあわせて決まる
BASS/TREBLEディレイ音のEQ。Echorecと同じく、暗めから明るめへ控えめに変わる
SWELLリピートの回数。1回のスラップバックから無限まで
DRUM SPEEDバーチャルドラムの回転速度。1番ヘッドの約40msから4番ヘッドの最大1000msまで。3時の位置がEchorecと同じ設定
DRUM AGE実機の経年変化を再現。音量と高域の落ち込み、ドラムの不規則な回転による揺れを加える
INPUTディレイ回路への入力レベル。上げきるとEchorec特有の歪んだエコーになる

DRUM SPEEDは、右に回しきると回転が最も速く、ディレイタイムが最も短くなります。Echorecは回転速度が固定で、4番ヘッドでも最大300msでしたが、BOONARは最大1000msまで伸ばせます。

DRUM AGEは、新品のEchorecの明るく正確なリピートから、使い込まれた実機のこもった音と揺れまでを行き来するつまみです。12時あたりで心地よいワウ(ゆっくりした音程の揺れ)が加わり、最大では高域と音量が落ちて、はっきりとうねります。揺れ方はコーラスよりビブラートに近く、揺れる速さはDRUM SPEEDに比例して変わります。

SWELLで、大聖堂のような残響へ

SWELL/REPEATSスイッチでは、2つのモードを切り替えます。REPEATSモードは、SWELLつまみで決めた回数だけ繰り返す通常のエコーです。SWELLモードでは、4つの再生ヘッドすべての音を出力に混ぜて、リバーブのような「カテドラル・トーン」を作ります。

SWELLつまみを自己発振の手前まで上げると、泡立つように膨らむ独特のうねりが生まれ、何層にも重なった音の壁になります。アンビエントやサイケデリックな曲で、空間をまるごと埋めたいときにぴったりです。

内部スイッチで、トレイルズや入力インピーダンスを選ぶ

本体内部のDIPスイッチで、トゥルーバイパスとトレイルズモードを切り替えられます。出荷時はトレイルズモードです。トレイルズではプリアンプと出力バッファが常に動いているので、エフェクトをオフにしてもEchorecらしい太いトーンが保たれ、エコーは自然に消えるまで鳴り続けます。

入力インピーダンスもDIPスイッチで選べます。Originalは47kΩで、Echorecと同じ設定。Modernは1MΩで、きらびやかさやダイナミクス、出力が少し増します。出荷時はModernです。内部のトリムポットでドライ音の音量も調整でき、出荷時はユニティゲインです。ドライ音をなくして使うこともできます。

仕様

項目内容
製品名Dawner Prince Electronics BOONAR(MkII)
種類マルチヘッド・ドラムエコー(ディレイ)
対応楽器ギター
コントロールVOLUME、BASS、TREBLE、SWELL、DRUM SPEED、DRUM AGE、INPUT
スイッチ再生ヘッド1〜4、SWELL/REPEATS、フットスイッチ
ディレイタイム約40ms〜1000ms
内部設定トレイルズ/トゥルーバイパス、入力インピーダンス(47kΩ/1MΩ)、ドライ音量
電源9V DC(5.5mm/2.1mm、センターマイナス)
消費電流約180mA
サイズ4.4インチ×2.3インチ

よくある質問

真空管は入っていますか?

入っていません。Echorecと同じアナログの信号経路で、真空管の役割を高電圧で動かすFETが担っています。

電源は何を使えばよいですか?

9V DCのセンターマイナスです。消費電流は約180mAと多めなので、出力に余裕のあるパワーサプライを使いましょう。

エフェクトをオフにしたとき、エコーは残りますか?

出荷時のトレイルズモードなら、オフにしてもエコーが自然に消えるまで鳴り続けます。内部のDIPスイッチでトゥルーバイパスにも切り替えられます。

ベースにも使えますか?

使えます。INPUTで入力レベルを調整できるので、ベースのように出力の大きさが違う楽器もつなげます。

まとめ

BOONARは、Binson Echorecの太いトーンと、何層にも重なるエコーを小さなペダルで味わえるドラムエコーです。4つの再生ヘッドの組み合わせ、DRUM AGEによる経年変化、SWELLモードの深い残響まで、Echorecならではの魅力をしっかり押さえています。同じEchorecをモチーフにしたCatalinbread Echorecと比べてみるのもおすすめです。同じブランドのPULSE、DIKTATOR MKII、RED ROX、タップテンポ・トレモロのSTARLAもあわせてチェックしてみてください。

BRAND

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この記事を書いた人

13歳よりエレキギターを始め、学生時代はバンド活動に明け暮れる。音響機器やPAの基礎を専門学校で学びつつ、18歳頃にアルバイトとして始めた大手楽器店にて楽器の買い取り業務を担当。約10年間にわたり音楽機材の買取査定、販売・リペアなどに携わり、数多くのエフェクターに触れる。楽器店退職後、2009年よりエフェクター専門サイト『EFFECTOR COLLECTION BOX』の運営をスタート。

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