エイドリアン・ブリューが長年足元に置いてきたエコーフランジャーが、本人の名を冠した限定モデルとして帰ってきました。BBD(バケツリレー素子)を使ったオールアナログ回路に、オリジナルの4モードと新しい2つのコンボモードを搭載しています。澄んだコーラスや王道のフランジャーから、フィードバックが暴れ出す自己発振サウンドまで、これ一台で行き来できるモジュレーターです。
エイドリアン・ブリューとエコーフランジャー
フランク・ザッパ、デヴィッド・ボウイとの活動でキャリアを築いたエイドリアン・ブリューは、トーキング・ヘッズやトム・トム・クラブと活動していた1980年に、最初のエコーフランジャーを手にしました。BBDで遅延時間とピッチを揺らすこのペダルは、豊かなコーラスやフランジャーはもちろん、当時の常識から外れた、ぐにゃりとうねる音まで生み出せる一台でした。
トム・トム・クラブ「Genius of Love」のスティールドラムのようなギター。キング・クリムゾン「Elephant Talk」の象の鳴き声。ソロ作「The Lone Rhinoceros」のサイの咆哮。ブリューを象徴するこれらのサウンドは、どれもエコーフランジャーから生まれています。回路はその後Polyflange、Polychorusといった名前で受け継がれましたが、ブリューはオリジナルのエコーフランジャーを長くリグに置き続けました。
6つのモード
FILTER MATRIX
LFOを止め、コムフィルターを固定したフランジャーです。鐘のように響くトーンや、手動でのフランジングが楽しめます。
FLANGE
コムフィルターがスイープする王道のフランジャーです。おなじみのジェットサウンドから多彩な揺れまで作れます。
CHORUS + FLANGE
ブリューが愛用のヴィンテージ機で、MODEノブをFLANGEとCHORUSの間に止めて見つけた設定を、正式なモードにしました。FLANGEのスイープ感とCHORUSの厚みが重なり、独特の多層的な揺れが生まれます。
CHORUS
変調のかかったエコーが大きくスイープします。きらめくコーラスから、ロータリースピーカー風のサウンドまでカバーします。
SLAP BACK
CHORUSモードの短いディレイから変調を外した、キレのいいショートエコーです。
SLAP BACK + FILTER MATRIX
新たに加わったモードです。FILTER MATRIXの固定コムフィルターに、SLAP BACKのショートエコーを組み合わせています。
コントロール
- FEEDBACK:エフェクト音を入力に戻す量です。控えめな揺れから、サイレンのように鳴り続ける自己発振まで設定できます。
- RATE:変調のスピードを決めます。
- WIDTH:変調の幅を決めます。
- TUNE:変調の中心点を動かします。うねりを強調するか、きらめきを強調するかをここで調整します。
- MODE:6つのモードを切り替えます。
- VOLUME:全体の出力レベルを調整します。
- BLEND(背面スイッチ):ONでは原音とミックスされ、おなじみのコーラス、フランジャー、エコーになります。OFFではエフェクト音だけが出力され、より濃いビブラートサウンドが得られます。
特徴
- エイドリアン・ブリューのヴィンテージ・エコーフランジャーに捧げた限定復刻モデル
- BBDを用いたオールアナログ回路
- クラシックな4モードに、新しいコンボモード2つを追加
- L/Rのステレオ出力
- メカニカルリレー式のトゥルーバイパス
仕様
| 回路 | アナログ(BBD) |
| 入力 | 1(モノラル) |
| 出力 | 2(L/R ステレオ) |
| コントロール | FEEDBACK、RATE、WIDTH、TUNE、MODE、VOLUME |
| スイッチ | BLEND(背面) |
| バイパス | トゥルーバイパス(メカニカルリレー) |
| 電源 | 9V DC(センターマイナス) |
| 寸法 | 146mm(W)× 121mm(D)× 64mm(H) |
BRAND
electro-harmonix
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