KLOWRA クロウラ / Whorl Rotary KBB-08【ロータリー】

KLOWRA クロウラ / Whorl Rotary デジタル・ダイナミック・ロータリー・ペダル 【ロータリー】

QUICK GUIDE

どんなエフェクター?

ロータリースピーカーの回転をフィジカル・モデリングで再現したKLOWRAのデジタル・ロータリー。ホーンとドラムの重さによる加速・減速の慣性まで描き、2段階スピード・タッチで回るSpin・回転を止めるBrakeの3モードを備えています。

ブランド
Klowra
種類
ロータリースピーカーシミュレーター
対応楽器
ギター用
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ゆっくり回るスピーカーが、ふっとスピードを上げて渦を巻く。KLOWRAのWhorl Rotaryは、ロータリースピーカーの回転をフィジカル・モデリングで再現したデジタル・ロータリーペダルです。ホーンとドラムの重さまで計算に入れた加速・減速の「慣性」と、2段階スピード、ピッキングで回り出すSpin、回転を止めるBrakeという3つのモードで、60年代後半のサイケデリックな揺らぎを小さな筐体から引き出せます。

目次

回転する「重さ」まで再現するロータリー

ロータリースピーカーの魅力は、ただ音が揺れることではなく、高音用ホーンと低音用ドラムがそれぞれの重さで加速・減速し、そのズレが立体的なドップラー効果を生むところにあります。Whorl Rotaryは、ホーンとドラムの質量をシミュレーションしてこの動きを再現し、スピード切り替えのときの引きずるような変化や、空気抵抗を受けながら止まっていく様子まで描き出します。

ブリティッシュ・サイケのうねりからブルージーな揺れまで、オルガンのようなロータリーサウンドをギターで鳴らしたい人にぴったりです。ただし入出力はモノラルなので、左右に音が回り込むステレオの広がりを求める場合は、ステレオ出力を持つロータリーシミュレーターを選ぶとよいでしょう。

4つのつまみで、回転の手ざわりを決める

コントロール役割
RATE回転スピード。LEDがホーンの回転に合わせて点滅する
BALドラムとホーンの音量バランス。左に回すとドラム寄り、右に回すとホーン寄り
TWEAKモードごとに役割が変わる多機能つまみ(下の表を参照)
ACCスピードが切り替わるときの加速の速さ。左いっぱいで最も速く、右に回すほどゆっくり
VoiceトグルI=標準的なキャビネットとマイク位置/II=大型キャビネットで低域と共鳴が豊か/III=マイクを離した位置で、空気感のあるなじんだ揺れ

ACCをゆっくりめにすると、スピードを切り替えたときにじわじわ速くなる「本物らしさ」が強まります。BALでドラムを多めにすれば太く落ち着いた揺れに、ホーンを多めにすればきらびやかな揺れになるので、ギターやアンプの音色に合わせて調整してみてください。

3つのモードと、長押しで起きること

モード(LED)TWEAKの役割フットスイッチ長押し
RPM Step(白)2つ目のスピードを設定2つ目のスピードへなめらかに移行。定番の2速ロータリーの使い方
Spin(青)反応するしきい値しきい値に関係なく、すぐに加速させる(Force Spin)
Brake(オレンジ)止まるまでの時間ブレーキをかけて回転を止める。離すと元のスピードへ戻っていく

RPM Stepは、遅い回転と速い回転を足元で切り替える、いちばんオーソドックスなモードです。Spinは演奏の強弱で回転が変わるモードで、強く弾いたときにだけ渦が速くなり、そのしきい値をTWEAKで決めます。しきい値を超えて反応したときは、LEDが紫に点滅します。Brakeは、ロータリーキャビネットの機械的なブレーキを再現し、揺れがゆっくり止まっていく様子を演出できます。ソロの前にぴたりと止めて、また回し始めるといった、曲の展開に合わせた使い方が楽しいモードです。

Whorl Rotaryのポイント
  • ホーンとドラムの質量まで計算するフィジカル・モデリングで、加速・減速の慣性を再現
  • RPM Step・Spin・Brakeの3モード。TWEAKつまみと長押しの役割がモードで変わる
  • Voiceトグルでキャビネットの大きさとマイク距離を3種類から選べる
  • 外部フットスイッチ(3.5mm TS)で長押し機能を操作できる
  • 入出力はモノラル。トゥルー/バッファードバイパスを切り替え可能

外部フットスイッチとバイパスの設定

CTRL端子(3.5mm TS)に外部のモーメンタリー・フットスイッチをつなぐと、本体フットスイッチの長押しと同じ働きをします。エフェクトのオン/オフは本体で、スピード切り替えやブレーキは外部スイッチで、と分けておくと、ライブでの操作がぐっと楽になります。変換ケーブルも付属しています。

フットスイッチを押したまま電源を入れると設定モードに入り、MODEボタンでトゥルーバイパス(緑の点滅)とバッファードバイパス(赤の点滅)を切り替えられます。RATEつまみでLEDの明るさも変えられます。

ほかのロータリーやシリーズの仲間と比べる

ロータリーのシミュレーターを探しているなら、Dawner Prince Electronics PULSEも比べてみてください。PULSEはエクスプレッションやリモートで操れる7つのコントロールを持つ、こだわり派向けのモデルです。Whorl Rotaryは、手のひらに収まるサイズで、Spinやブレーキのような演出まで手軽に使える点が魅力です。

Whorl Rotaryは、KLOWRAのBudding Bloomシリーズの1台です。同じシリーズのLeap Octaveでオクターブ上を足してから回すと、オルガンらしさがぐっと増します。タッチで動くフィルターのHane Filterもシリーズの仲間です。

仕様と電源

項目内容
製品名KLOWRA Whorl Rotary(KBB-08)
種類デジタル・ダイナミック・ロータリー
コントロールRATE、BAL、TWEAK、ACC、MODEボタン、Voiceトグル、フットスイッチ
入出力1/4インチTS入力×1、出力×1(モノラル)、CTRL(3.5mm TS)、USB-C(ファームウェア更新)
インピーダンス入力500kΩ/出力100Ω
バイパストゥルーバイパス/バッファードバイパス切り替え
処理24bit AD/DA、32bit浮動小数点DSP、サンプリングレート44.1kHz
電源9V DC センターマイナス、150mA以上
サイズ高さ51×奥行92×幅38mm
重量234g
付属品3.5mm TS(オス)→1/4インチTS(メス)変換ケーブル、ステッカー、クイックスタートほか

よくある質問

ステレオで使えますか?

入出力はモノラルです。ロータリーの音はモノラルで出力されます。

遅い回転と速い回転を切り替えるには?

RPM Stepモード(白LED)で、RATEに1つ目、TWEAKに2つ目のスピードを設定し、フットスイッチの長押しで切り替えます。

スピードの切り替わり方を変えられますか?

ACCつまみで加速の速さを調整できます。右に回すほど、ゆっくりスピードが変わります。

電池で使えますか?

電池は使えません。9V DCセンターマイナス、150mA以上の電源を用意してください。

小さなボードに、回り続けるスピーカーを

大きなキャビネットを持ち込まなくても、ホーンとドラムが重さを持って回る、あの立体的な揺れを足元に置けます。RPM Stepで定番の2速切り替えを、Spinでタッチに合わせた渦を、Brakeで曲の展開を。モノラルという割り切りはありますが、そのぶん小さく扱いやすいロータリーです。

BRAND

Klowra

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この記事を書いた人

13歳よりエレキギターを始め、学生時代はバンド活動に明け暮れる。音響機器やPAの基礎を専門学校で学びつつ、18歳頃にアルバイトとして始めた大手楽器店にて楽器の買い取り業務を担当。約10年間にわたり音楽機材の買取査定、販売・リペアなどに携わり、数多くのエフェクターに触れる。楽器店退職後、2009年よりエフェクター専門サイト『EFFECTOR COLLECTION BOX』の運営をスタート。

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