QUICK GUIDE
どんなアンプでも気持ちよく鳴ることを目指した、Bluesbreaker系とNashville系のデュアルオーバードライブ。V4でハイカットトグルとGreenサイドの内部スイッチが加わりました。
- ブランド
- BROWNE AMPLIFICATION
- 種類
- オーバードライブ
- 対応楽器
- ギター用
ツアー先やスタジオで、毎回違うアンプを使わなければならない。そんな環境でも気持ちよく鳴るデュアルオーバードライブとして作られたのが、Browne AmplificationのProtein Dual Overdriveです。ブランドを率いるDavid Brownと、ギタリスト/プロデューサーのAdam Sniegowskiの共同開発で、V4ではハイカットのトグルとGreenサイドの内部スイッチが加わり、さらに音を追い込めるようになりました。
2つの定番ドライブを「直して」組み合わせる
Proteinの出発点は、2人が気に入っていた2つのオーバードライブです。どちらも重ねがけとの相性がよい一方で、ちょっとしたクセがありました。Proteinは、それぞれの魂を残したままクセを直すことを目指して作られています。
Blueサイド(左):Bluesbreaker系をベースに改良
Blueサイドは、John Mayerのアルバム『Continuum』などで聴ける定番オーバードライブがベースです。回路はBluesbreaker系に手を加え、出力段を追加したものです。元の回路で物足りなかった出力の小ささを解消し、トーンコントロールも調整し直しています。ヘッドルームが広く、コンプレッション感もきれいなので、前に置いたドライブとの重ねがけによく合います。
Greenサイド(右):「Nashville」系のドライブ
Greenサイドは、Tim PierceやJerry McPhersonといったセッションギタリストが愛用してきた「Nashville」系のオーバードライブから着想を得ています。キャラクターはTube ScreamerよりもNobels ODR-1に近く、Tube Screamerとは別の味わいです。ゲインの効き方を使いやすく抑え、中域のバランスを整え、低域を引き締めてボワつきを抑えています。濁らずに中低域の「厚み」を足してくれる、暖かくパンチのあるドライブです。
Green→Blueの「第3のチャンネル」
2つの回路は、右のGreenサイドから左のBlueサイドへと順につながっています。両方をオンにしたスタック状態が、このペダルのいちばんの聴きどころです。ゲインと厚みが増しながらも音の分離がよく、重ねがけのドライブにありがちな音のにじみを避けられます。Blueサイドは前に置いたドライブとよくなじむので、Proteinはドライブ類の最後に置くのがおすすめです。
V4で加わった機能
- 3ポジションのハイカットトグル(Blueサイド):Carbon V2から受け継いだスイッチで、アンプや好みに合わせて高域を調整できます
- Greenサイドの内部スイッチ3つ:低域をさらに締めるローカット、よりアグレッシブに歪むクリッピング(ゲインアップ)、倍音を複雑にして少しラフにする非対称クリッピング
ナッシュビル的なクリアさから、なめらかなブレイクアップ、倍音豊かなリードトーンまで、ボードに合わせて追い込める幅が広がっています。
ループスイッチャーで左右を別々に使う
内部スイッチを「split」にすると、入力と出力のTRSジャックを使って、GreenとBlueを別々のループとしてスイッチャーに組み込めます。RJM MastermindのようなループスイッチャーやBOSS ES-5で使えます。TRSのTipがループのセンド、Ringがリターンです。
- David BrownとAdam Sniegowskiが共同開発したデュアルオーバードライブ
- Blue:Bluesbreaker系をベースに出力とトーンを改良/Green:Nashville系で中低域に厚み
- Green→Blueのスタックで、分離のよい「第3のチャンネル」
- V4でBlueサイドに3ポジションのハイカット、Greenサイドに内部スイッチ3つ
- 内部スイッチでループスイッチャー用のsplitモードに対応
電源と仕様
電源は一般的な9V DC(センターマイナス)で、消費電流は130mA未満です。9Vで十分なヘッドルームが得られるように作られているので、18Vなどの高い電圧は使わず、9V DCで使ってください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 構成 | Blueサイド(左)、Greenサイド(右)、Green→Blueの順に接続 |
| V4の追加機能 | Blueサイド:3ポジションのハイカット/Greenサイド:内部スイッチ(ローカット、クリッピング、非対称クリッピング) |
| ループ用モード | 内部スイッチでsplit(TRSジャックで左右を別ループに) |
| 電源 | 9V DC センターマイナス(9V専用) |
| 消費電流 | 130mA未満 |
| サイズ | 120×94×56mm(ノブ含む) |
| 国内で扱いのあるカラー | Green、Black |
Greenサイドの音量はGAINの設定に大きく左右されます。GAINを2/3ほど上げたときはLEVELを半分以下、GAINを1/3ほどにしたときはLEVELを2/3〜3/4にすると、オフ時と同じ音量に近づきます。
ほかのBrowneや、オーバードライブと比べるなら
Browne Amplificationのシングルのオーバードライブでは、Gritadorも公開しています。オーバードライブ全体の選び方は、オーバードライブの選び方と名機の特集でまとめています。
Browneのデュアルドライブでは、Bluesbreaker系のCarbon V2とTube Screamer系のGritadorを組み合わせたEthane Dual Overdriveもあります。
よくある質問
- どちらのサイドが先につながっていますか?
-
右のGreenサイドが先で、左のBlueサイドへと流れます。
- Blueサイドの回路は?
-
Bluesbreaker系の回路に手を加え、出力段を追加したものです。
- 18Vで使えますか?
-
9V DC専用です。9Vで十分なヘッドルームが出るように設計されています。
- V3とV4の違いは?
-
V4ではBlueサイドに3ポジションのハイカットスイッチ、Greenサイドに3つの内部スイッチ(ローカット、クリッピング、非対称クリッピング)が加わりました。
- ループスイッチャーで左右を別々に使えますか?
-
内部スイッチをsplitにすると、TRSジャックで左右を別々のループとして使えます。
まとめ
Protein Dual Overdrive V4は、定番の2つのドライブの良さを残しつつクセを直し、重ねたときにいちばん気持ちよく鳴るようにまとめたデュアルオーバードライブです。V4で加わったハイカットと内部スイッチで、アンプや曲に合わせた調整の幅も広がりました。
どんなアンプでも安定して使えるドライブを足元に置いておきたい方に、心強い1台です。
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