【2026年版】メタルに合うエフェクターおすすめ10選|歪み・ゲート・EQまで一気に揃う

【2026年版】メタルに合うエフェクターおすすめ10選|歪み・ゲート・EQまで一気に揃う

「歪みを買ったのにメタルっぽくならない」「ノイズが多い」「リフがモコモコして抜けない」——メタルの足元づくりでつまずくポイントは、だいたいこの3つです。

この記事では、メタルに必要な“歪み・ブースト・ノイズゲート・EQ”を一気に揃えられるように、定番を厳選して紹介します。

まず結論:メタルの足元は「歪み+3つ」で完成する

メタルサウンドは、歪みだけで決まりません。むしろ歪みを活かす周辺機材で完成度が跳ね上がります。

  • 歪み(主役):ハイゲインの土台
  • ブースト(引き締め):低域を整理して“刻み”をタイトに
  • ノイズゲート(止まり):ハイゲインのノイズを抑え、リフの切れを作る
  • EQ(仕上げ):抜け・分離・帯域の最終調整

初心者が迷わない「買い足しの順番」

  1. 歪み(まずはここ)
  2. ノイズゲート(ノイズ問題を先に潰す)
  3. ブースト(リフが締まり、輪郭が出る)
  4. EQ(最後の一押しで“抜ける”)

メタル向けエフェクターの選び方(3分でわかるチェックリスト)

①どの“メタル”を目指す?(ざっくりでOK)

  • スラッシュ寄り:ザクザク、ミドルの芯が大事
  • デス寄り:密度と低域の量感、でも分離は落とさない
  • メタルコア/モダン寄り:タイトさ最優先、ゲート前提の“止まり”

②アンプ環境で「正解」が変わる

  • クリーン主体のアンプ:歪みは“主役級(ハイゲイン)”が必要
  • 歪みチャンネルが強いアンプ:ブースト+ゲートで一気にメタル化しやすい
  • 自宅小音量が多い:低域が出すぎてモコりやすい → ブースト/EQが効く

【2026年版】メタルに合うエフェクターおすすめ10選(新品で買える構成)

ここからは用途別に歪み5 / ブースト2 / ゲート2 / EQ1で紹介します。気になるところだけ読んでもOKです。

メタル向け「歪み」おすすめ5選(主役)

1. BOSS / MT-2W Metal Zone(技クラフト)

BOSS ボス / MT-2W Metal Zone【ディストーション】

こんな人に:幅広いメタルを1台でカバーしたい/EQで作り込みたい/定番から入って失敗したくない

  • キャラ:強力なEQで“メタルらしさ”を作れる。音作りの自由度が高い
  • まずの方向性:低域を盛りすぎない → ミドルで芯を作る → ハイで輪郭
  • 注意:ツマミの効きが大きいので、最初は少しずつ動かすのがコツ

2. BOSS / HM-2W Heavy Metal(技クラフト)

BOSS ボス / HM-2W Heavy Metal WAZA CRAFT【ディストーション】

こんな人に:荒々しく押し出す歪みが欲しい/“壁”みたいな質感が好き/キャラの強い1台が欲しい

  • キャラ:強烈に主張する系。合うと一発で“それ”になる
  • まずの方向性:まずは歪み量を抑えめ→EQで狙いの帯域を探す
  • 注意:万能ではない分、ハマるジャンル/曲だと強い

3. MXR / EVH 5150 Overdrive

MXR エムエックスアール / EVH5150 Overdrive【オーバードライブ】

こんな人に:太さと抜けを両立したい/速いリフでも粒立ちが欲しい/機能付きの歪みが欲しい

  • キャラ:ハイゲインでも輪郭が崩れにくい。バンドで抜けやすい方向に作りやすい
  • まずの方向性:Gainは上げすぎない → EQで“低域整理”→Presenceで輪郭
  • 注意:セッティング次第で印象が大きく変わる。まずはフラット寄りから

4. FRIEDMAN / BE-OD

Friedman フリードマン / BE-OD【オーバードライブ】

こんな人に:アンプライクなハイゲインが好き/ザクザク刻みとリード両方やりたい/歪みの質感重視

  • キャラ:“アンプっぽい”押し出し感。リフでもリードでも使いやすい方向
  • まずの方向性:Tight感を意識してロー控えめ→ミドルで芯→ハイで輪郭
  • 注意:歪み量が十分あるので、上げすぎるとノイズ/飽和が増えやすい

5. Electro-Harmonix / Metal Muff

ELECTRO-HARMONIX エレクトロハーモニックス / METAL MUFF【ディストーション】

こんな人に:分かりやすく“メタル”な歪みが欲しい/輪郭を出したい/コスパ良くハイゲインを試したい

  • キャラ:ハイゲインらしい派手さ。輪郭を前に出したいときに便利
  • まずの方向性:低域は控えめ→ブーストで締める→必要ならTop Boostは“やりすぎない”
  • 注意:高域を上げすぎると刺さりやすいので、バンド/部屋で調整

メタルの“締まり”を作るブーストおすすめ2選

メタルの刻みがモコつく原因は、だいたい低域が出すぎていること。ブースト(OD)を前段に置くと、低域が整理されてアタックと分離が出やすくなります。

6. MAXON / OD808

MAXON マクソン / OD808【オーバードライブ】

こんな人に:“定番の締まり”が欲しい/歪みアンプを一段メタル寄りにしたい/迷ったらまずこれ

  • 使い方の目安:Drive低め/Level高め/Toneは環境に合わせて
  • 効き方:低域がまとまり、リフの輪郭が出やすい

7. BOSS / SD-1 Super OverDrive

BOSS ボス / SD-1 Super OverDrive【オーバードライブ】

こんな人に:手頃にブーストを試したい/明るめの押し出しが欲しい/ボードに1台入れておきたい

  • 使い方の目安:Drive低め/Level高め/Toneは“刺さる手前”
  • 効き方:アタックが前に出て、刻みがハッキリしやすい

ハイゲイン必須:ノイズゲートおすすめ2選

ノイズゲートは“静かにする道具”というより、リフのキレと止まりを作る道具です。強くかけすぎると弾き心地が不自然になるので、必要な分だけを意識すると失敗しにくいです。

8. BOSS / NS-1X Noise Suppressor

BOSS ボス / NS-1X Noise Suppressor【ノイズ・サプレッサー】

こんな人に:自然にノイズを減らしたい/使い勝手重視/ループ接続も視野に入れたい

  • 使い方の目安:まずは控えめにかけて、ノイズが気になるところだけ止める
  • ポイント:歪みが強いほど“必要になる”。早めに導入すると快適

9. TC ELECTRONIC / Sentry Noise Gate

tc electronic ティーシーエレクトロニック / SENTRY NOISE GATE セントリー ノイズゲート【ノイズリダクション】

こんな人に:しっかり止めたい/ノイズ対策に悩んでいる/設定を詰めて理想に寄せたい

  • 使い方の目安:強く止めるより先に、歪み量・ブースト量を整えてからゲートを追い込む
  • ポイント:メタルコア/モダン寄りの“止まり”を作りやすい

最後の一押し:EQおすすめ1選

10. MXR / M108S 10 Band Graphic EQ

MXR エムエックスアール / M108S TEN BAND EQ【10バンドグラフィックイコライザー】

こんな人に:抜けない/モコる/分離しないを一気に解決したい/スタジオや会場で“最終調整”したい

  • 基本方針:まずは「足す」より「削る」。低域を整理してから必要な帯域を少し足す
  • 効き方:同じ歪みでも“別物”に感じるほど変わることがある
  • 注意:動かしすぎると逆に不自然。1〜2本ずつ少しずつ

よくある悩みQ&A(ここでつまずきがち)

Q. 歪ませるとモコモコします

A. まずは低域を出しすぎないのが最短です。ブースト(OD)を前段に入れる/EQで低域を少し削る/歪みのGainを上げすぎない、の順で見直すと改善しやすいです。

Q. ノイズが多すぎて演奏どころじゃない

A. ゲート導入が最優先。加えて、歪み量を減らす・電源/ケーブルを見直す・ブーストのかけすぎをやめる、で一気に静かになります。ゲートは最後に“必要な分だけ”がコツです。

Q. バンドだと埋もれて抜けません

A. 低域を盛るほど抜けないことが多いです。芯(ミドル)を作って、必要ならEQで“聞こえる帯域”を少しだけ足してください。音量を上げる前に、帯域を整理すると解決が早いです。

Q. 自宅小音量だと気持ちよくならない

A. 小音量は低域が膨らんで聞こえやすく、ハイの輪郭も錯覚しやすいです。歪みを上げるより、ブースト/EQで整理してから微調整すると“それっぽさ”が出やすいです。