3種の伝説的TSを自在に駆る、現代型チューブ・ドライブ
Warm Audio「Tube Squealer（WA-TS）」は、オーバードライブの代名詞である「Tube Screamer」シリーズ──TS808、TS9、TS10──の3種の回路をひとつの筐体に凝縮したモデルだ。名機たちの個性を忠実に再現しつつ、現代のギタリストに合わせた柔軟な設計を備えている。
基本コントロールは Drive、Level、Tone に加えて、クリーン信号をブレンドできる Mix ノブを搭載。原音の輪郭を残したまま、ドライブの質感だけを重ねることができる。さらに、ピックアップの特性に合わせて中域のピークを切り替えるボイシング・スイッチも装備。シングルコイルでは抜けを、ハムバッカーではモヤつきを抑えたクリアな中域を引き出せる。
背面には、トゥルー／バッファード・バイパスの切替スイッチと、9Vから18Vへ昇圧するボルテージ・ブーストを搭載。18Vモードではヘッドルームが広がり、音の潰れを抑えつつ開放的でダイナミックなトーンを得られる。
そして最大の特徴は、808／TS9／TS10の3タイプを瞬時に切り替えられる回路セレクター。808は温かく滑らかなブレイクアップ、TS9は中域の厚みとコンプレッション感、TS10は透明感と抜けの良さが際立つ。クラシックなTSサウンドを踏襲しながら、1台で幅広い表現力を実現している。
伝統と革新が共存する、万能型オーバードライブ。
それが Tube Squealer である。
