伝説の緑箱を『現代メタル』の解像度へ。Ryan ‘Fluff’ Bruceが導き出した、究極のブースト・ソリューション。
YouTubeチャンネル「Riffs, Beards & Gear」で絶大な影響力を持つギタリスト、Ryan “Fluff” Bruce。彼が長年追い求めた「理想のハイゲイン・トーン」への答えが、ついに形となりました。
ビンテージ・スタジオ機材の再現で定評のあるWarm AudioとFluff氏がタッグを組んだ初のシグネチャーペダル、「Fluff Drive」。その中でも、ボード上でひと際クールな存在感を放つLimited Edition Whiteモデルです。
単なる「TS系クローン」ではありません。これは、80年代の伝説的な緑色のオーバードライブを敬愛しつつも、現代のメタルシーンに不可欠な「タイトさ」「静寂」「音圧」をこれ一台で完結させるために生まれた、実戦派のブースト・ソリューションです。
伝説の「緑箱」を現代メタル仕様へ再構築。
「Riffs, Beards & Gear」Ryan “Fluff” Bruce 初のシグネチャーモデル
無数の機材レビューを行い、現代のメタルサウンドを知り尽くしたRyan “Fluff” Bruce。彼がライブやレコーディングの現場で感じていた「既存のTS系ペダルへの不満」をすべて解消するというコンセプトで開発されたのが本機です。
「アンプの歪みをプッシュする」という用途において、TS系は長年スタンダードでしたが、多弦ギターやダウンチューニングが当たり前となった現代においては、低域のロスやヘッドルーム不足が課題となることも事実。Fluff Driveは、その歴史的なトーンキャラクターを維持しつつ、モダンなリフワークに対応できるよう再設計されています。
ボードに映える限定カラー
通常ラインナップはTeal(青緑)カラーですが、本機は数量限定のWhiteカラー。ブラックのノブと相まって、よりモダンで洗練された印象を与えます。モノトーンで統一されたペダルボードや、ホワイト系のギターとのマッチングは抜群。機能はそのままに、所有欲を満たす特別な一台です。
ダウンチューニングを制する「解像度」と「圧」
内部18V昇圧回路がもたらす、圧倒的なヘッドルームとレスポンス
Fluff Driveの最大の特徴の一つが、内部での昇圧回路です。9V電源(電池またはアダプター)で駆動しますが、内部回路では18Vに昇圧されて動作しています。
これにより、一般的な9V駆動のTS系ペダルと比較して圧倒的なヘッドルーム(ダイナミックレンジ)を確保。アンプを強力にプッシュしても音が過剰に潰れることなく、複雑なコードの響きや、速いパッセージの分離感を保ちます。特にハイゲインアンプの前段に繋いだ際、音が「奥に引っ込む」ことなく、前に飛び出してくる感覚は18V駆動ならではの恩恵です。
「TS系の弱点」を克服したLow Boost機能による7弦・8弦への対応力
「TS系を入れると低域がスカスカになる」という悩みは、多くのメタルギタリストが経験したことがあるでしょう。Fluff Driveには、この問題を解決するLow Boostスライドスイッチが搭載されています。
これをオンにすることで、TS特有の中域の粘りはそのままに、失われがちなボトムエンドを補正。7弦や8弦ギターの重低音リフでも、重心を低く保ったままタイトに刻むことが可能です。
実戦で活きる「痒い所に手が届く」機能群
Pre/Post切り替え可能な「Mid Enhance」でDjentからリードまで
非常にユニークなのが、中域の押し出しを調整するMid Enhanceスイッチです。さらに、このEQ効果を歪み回路の前(Pre)にかけるか、後(Post)にかけるかを選択可能。
- Pre設定:歪む前に中域をプッシュすることで、Djentやモダンメタルに最適な、アタックが強調された「食いつきの良い」トーンを作ります。
- Post設定:歪んだ後に中域を持ち上げ、リードプレイなどで音が太く抜ける、クラシックなブーストサウンドを実現します。
ブースト時のストレスをゼロにする「可変式ノイズゲート」搭載
ハイゲインアンプをオーバードライブでブーストする際、どうしても避けられないのがノイズの増幅です。Fluff Driveは、背面にThresholdノブを備えたノイズゲートを内蔵しています。
演奏していない時の「ジー」というノイズをスパッとカット。別途ノイズゲートペダルを用意する必要がなく、これ一台で「キレのある無音」を作れるため、スタッカートを多用するリフワークには最強の武器となります。
心臓部はJRC4558。アナログ回路へのこだわり
多機能でありながら、サウンドの核となるオペアンプには、オリジナルTS同様にJRC4558を採用。デジタルモデリングではなく、しっかりとしたアナログ回路で構成されているため、ピッキングのニュアンスやギター側のボリューム操作に対する追従性は「本物」の感触です。
OD808やTS9との決定的な違い
Maxon OD808やIbanez TS9は素晴らしい名機ですが、現代のメタルセッティングでは「低域補正用のEQ」や「ノイズゲート」を別途接続することが多々あります。
Warm Audio Fluff Driveは、「TS系OD + ノイズゲート + 低域補正 + 18V昇圧」を1台の筐体に凝縮したペダルと言えます。ペダルボードの省スペース化に貢献するだけでなく、パッチケーブルによる音質劣化のリスクも減らせるため、ライブ派のギタリストにとってはこれ以上ない実践的な選択肢となるでしょう。
現代のリフ・マスターに捧げる、究極の「Amp-in-a-Box」ブースター
Warm Audio Fluff Drive – Limited Edition Whiteは、過去の名機へのリスペクトを持ちつつ、現代のギタリストが直面する課題をロジカルに解決した傑作です。
「いつものアンプの歪みにもうワンランク上の解像度が欲しい」「多弦ギターの低音がぼやけるのを防ぎたい」そんな悩みを持つギタリストにとって、この白いペダルは間違いなく最強のパートナーになります。限定カラーが市場から消える前に、その実力を体感してください。


