2台分の名機を1台に凝縮 ― 真のブリティッシュ・ドライブがここに宿る
Warm Audio の Throne of Tone は、英国的なブリティッシュ・アンプ・ドライブ回路をモチーフにしたデュアル・オーバードライブ・ペダル。2つの独立した回路を備え、それぞれが “Blues”/“King” という2種のボイシングを選択可能。さらに、各回路には Low/High のゲイン設定と Boost/Overdrive/Distortion の3モード切替機能を搭載し、クリーンなブレイクアップから激しい歪みまで自在に操れる。
各チャンネルには Volume/Gain/Tone/Presence の独立コントロールを備え、Presence ノブはおよそ 500Hz ~ 2.3kHz 帯域を操作し、ミッド~ハイを強調するなど音抜けをコントロールできる。さらに、ペダル上部には Send/Return(エフェクトループ)端子を搭載しており、2つの回路の間に外部エフェクトを挿入できる。信号経路の順序を切り替える FX Order Swap スイッチ や、内部で 9V → 18V に昇圧する Voltage Boost スイッチ も備え、ヘッドルームを拡張することも可能だ。すべての操作系が筐体外部からアクセスでき、本体を開ける必要はない。
Warm Audio はこのペダルを 100% アナログ構成とし、24 個のダイオードや JRC4580/TL072 などの高品位オペアンプを採用。すべてのユニットはテキサス州オースティンで手作業による検査を受けて出荷される。このように、Throne of Tone は単なるオーバードライブ以上の、2つの名機サウンドを自在に操る “ギターアンプ・イン・ボックス” を目指したペダルだ。