Leqtique 9/9の遺伝子を受け継ぎ、サウンドの幅を拡張するディストーション「9/9 EVR」。MOSFETが生み出す芳醇な倍音とタイトなレスポンスが、リードからコードワークまで高い表現力を提供します。
Leqtiqueが誇るディストーションの歴史に名を刻む「9/9」が、その本質をさらに深めたモデル、Leqtique 9/9 EVRとしてラインナップに加わりました。長きにわたりベストセラーとして支持されてきたオリジナル「9/9」の核心を受け継ぎつつ、現代のギタリストが求めるサウンドの幅をさらに拡張するために再構築された一台です。
このペダルは、ハーモニックなリードサウンドから、タイトで鋭いリフィング、そして緻密なコードワークサウンドまで、ギタリストの表現力を高めるために設計されています。Leqtiqueのブランドコンセプトを体現するフラッグシップ・ディストーションとして、その響きの深さとレスポンスの鋭さをぜひご体験ください。
主な特徴と注目ポイント
Leqtique 9/9 EVRは、そのサウンドの核心にLeqtique独自の設計思想と革新的な技術を宿しています。ギタリストの演奏を新たな高みへと導く、その魅力的な特徴を見ていきましょう。
Leqtique独自のDepletionタイプMOSFET多段歪み回路
本機のサウンドの根幹を成すのは、2013年発表のオリジナル9/9から受け継がれる、DepletionタイプのMOSFETを単一の歪み素子として多段活用した回路です。一般的なOpamp素子とは一線を画すこの手法は、FETと共通する挙動を持つDepletionタイプMOSFETの特性を最大限に引き出します。
MOSFETは超ローノイズというわけではありませんが、Leqtiqueの開発者が発見した最大のメリットは、生み出される2次倍音と3次倍音の絶妙なバランスにあります。DMOSFETで構成された多段歪み回路は、FETで同様に組んだ場合と比較して多くの2次倍音を生成。これが、タイトでありながらも芳醇な響きを持つディストーションサウンドを実現する大きな要因となっています。この特徴こそが「Harmonic High Gain Distortion」と称される所以です。
サウンドの幅を拡張する絶妙な調整とTrebleコントロール
9/9 EVRは、オリジナル9/9の完成された基本設計を尊重しつつ、現代的なニーズに応えるための微細な調整が施されています。各歪みセクションの動作点は絶妙に調整され、これによりハーモニックなリードサウンド、タイトで鋭いリフィング、そしてコードワークサウンドの幅がさらに拡張されました。
特に注目すべきは、後続モデルである10/10や11/11の設計思想から影響を受けたTrebleコントロールの拡張です。これにより、より幅広い音域でのサウンドメイクが可能となり、ギタリストは求める高域の質感や抜け感を細やかに調整できるようになりました。このアップデートは、Leqtique REDからRED EVRへの進化にも通じるものであり、全体のサウンドキャラクターを損なうことなく、表現の自由度を高めています。
スペック・仕様
- 回路構成:DepletionタイプのMOSFETを歪み素子として単一活用した多段歪み回路
- コントロール:オリジナルLeqtique 9/9と全てのコントロールが共通。内部にMid Controlを搭載。
- 製造:ハンドメイドエフェクターのため、小キズや塗装ムラなどがある場合があります。
こんなギタリストにおすすめ!
Leqtique 9/9 EVRは、その独特なサウンドキャラクターと高い汎用性から、幅広いギタリストのニーズに応える一台です。
- ハーモニックなリードサウンドを追求するギタリスト:豊かな倍音とサスティーンを活かした、表現力豊かなリードプレイを求める方に最適です。
- タイトで鋭いリフィングやバッキングを求めるギタリスト:レスポンスが早く、音が潰れにくい特性は、現代的なリフやヘヴィなバッキングに威力を発揮します。
- コードワークのサウンド表現力を広げたいギタリスト:分離感のあるクリアな歪みは、複雑なコードワークでも一音一音の響きを損なわず、奥行きのあるサウンドを創出します。
- Leqtique 10/10や11/11のサウンドを好むユーザー:Leqtiqueのブランドコンセプトを共有するフラッグシップモデルとして、これらのペダルが持つ魅力的な要素を理解し、さらに深いディストーションサウンドを求める方にも特におすすめです。
- Leqtiqueの革新的な回路設計に興味があるギタリスト:独自のMOSFET多段歪み回路が生み出す、他にはないサウンドキャラクターを体験したい方に。
Leqtique 9/9 EVRは、単なる歪みペダルを超え、ギタリストの音楽表現の幅を大きく広げるパートナーとなるでしょう。
