シンコー・ミュージック / The EFFECTOR BOOK Vol.71 【書籍】

シンコー・ミュージック / The EFFECTOR BOOK Vol.71 【書籍】

エフェクターの概念を覆す「スタッキング」の深淵に迫る一冊。サウンドメイクの新たな地平を切り拓く知見が凝縮されています。

ギタリストのサウンドメイクにおいて、エフェクターは不可欠なツールです。しかし、一台のエフェクターだけでは到達できない理想のサウンドを追い求める中で、近年再び注目を集めているのが「ペダルスタッキング」、すなわちエフェクターの重ねがけです。本書『The EFFECTOR BOOK Vol.71』は、この奥深く、しかし確立された方法論が少ないスタッキングというテーマに、プロフェッショナルの知見と多角的なアプローチで深く切り込んでいます。

音作りの常識を覆す「ペダルスタッキング」の深淵を探る

長年にわたりプロやハイ・アマチュアの間で秘技とされてきたスタッキングは、「掛け算」や「足し算」の発想に基づき、単体では得られない独創的なサウンドを生み出す可能性を秘めています。しかし、そのレシピはまさに錬金術のごとく曖昧であり、試行錯誤が不可欠です。本号では、この難解なテーマに対し、古今東西のプロフェッショナルたちが培ってきた経験則と知識を軸に、その最適解を探求します。

【主な見どころ】

  • トッププロのボード解析:Nothing’s Carved In Stone生形真一氏、Just Mustardなどのボードからスタッキングのヒントを読み解きます。
  • 有識者インタビュー:戸高賢史氏、Shun Nokina氏、村田善行氏(Guitar Shop Hoochie’s)、手塚大哉氏(VEMURAM)、サトウカツシロ氏(BREIMEN)、ニシキド氏(Guitar Shop Hoochie’s)、小林 良氏(IKEBE SHIBUYA World Pedal Park)など、各分野のプロフェッショナルが語るスタッキング論は必読です。
  • 多角的な検証と解説:実機を用いた有効性の検証、現行最新2 in 1ドライブペダルの分析、波形分析による信号変化の解明など、理論と実践の両面からスタッキングを掘り下げます。
  • ビルダー視点の考察:KarDiaN、Petlaといった理論派ペダルビルダーが回路設計の観点からスタッキングを解説。真空管搭載ペダルの可能性にも迫ります。
  • 特集2 Citadel Electronics:マスに挑む俊英が築き上げた新たな砦、Citadel Electronicsに焦点を当て、その魅力と開発思想に迫ります。

理想の音を追求するための専門知識が満載のコンテンツ

本書は、スタッキングに関する多岐にわたるトピックを網羅し、読者が自身のサウンドメイクに活かせるよう詳細な情報を提供しています。豊富なインタビュー、実践的な分析、そして理論的な解説は、エフェクター愛好家にとって貴重な資料となるでしょう。

【CONTENTS抜粋】

  • Pedal Board Profiling:生形真一(Nothing’s Carved In Stone)、Nothing、Just Mustard
  • 特集1:STACKING PEDALS ペダルを重ねれば全く新しい何かが生まれるかも?
  • Column:セオリーなき状況で考えるペダル・スタッキングの心得
  • Interview:戸高賢史 × Shun Nokina(Phantom EVR)、村田善行(Guitar Shop Hoochie’s)、手塚大哉(VEMURAM)、サトウカツシロ(BREIMEN)× ニシキド(Guitar Shop Hoochie’s)、小林 良(IKEBE SHIBUYA World Pedal Park)
  • Analysis:スタッキングがどれほど有効なのかを実機を使って検証!、現行最新2 in 1ドライヴ・ペダル試奏分析、波形分析で知る!スタッキングによる信号の変化
  • Instruction:理論派ペダル・ビルダーが考える回路上でのスタッキング(KarDiaN)、真空管搭載型のペダルはスタッキングの土台になり得るのか?(Jake Cloudchair)、オルタナ系スタッキングのススメ、ビルダー兼バンドマンが考えるスタッキングとペダル回路の関係(Petla)、ライヴ・シーンの最前線でプロがスタッキングする目的とは?(坂本夏樹)
  • 特集2:Citadel Electronics マスに挑む俊英が築き上げた新たな砦
  • COMING UP NEXT NEW PRODUCTS REVIEW
  • Builder’s Voice:VOX、Umbrella Company、Kogalashi Sound Magic
  • 連載:Whatever cool with me、Let me be your patch cable(兎沢貴広/EQD)、You Made Me Pedalise(加藤理央/Umbrella Company)、音の正体(布施雄一郎)、BENIMARULABO[出張版](BENIMARU)、その音、自家製につき(Kensei Ogata)、なんばの楽器店からキラーパス(兼政拓実)、マニアの極北(細川雄一郎)

理想のサウンドを追求するすべてのギタリストへ

本書は、既存のエフェクターサウンドに満足せず、よりパーソナルで独創的な音色を追求したいギタリストに特におすすめです。特に、複数のペダルを組み合わせることで生まれる無限の可能性に魅力を感じながらも、その具体的な方法論やプロの知見に触れる機会が少なかった方にとって、まさにガイドブックとなる一冊です。

また、サウンドメイクの奥深さを学びたい初心者から、既にある程度スタッキングを試している上級者まで、幅広いレベルのプレイヤーに新たな発見とインスピレーションを提供します。プロフェッショナルたちの経験則からヒントを得て、あなたのペダルボードに新たな生命を吹き込み、未だ聴いたことのない理想のサウンドへの扉を開いてください。