Strymon BigSky 徹底ガイド|定番12アルゴリズムの使い方・設定・おすすめ音作り【big sky strymon】
「big sky strymon が気になる」「失敗せずに良い残響を作りたい」——そんな悩みに寄り添い、Strymon BigSkyの魅力と使いこなしをわかりやすくまとめました。まずは“すぐ使える設定”から始め、ライブでも宅録でも狙い通りの空間を手に入れましょう。
ポイント早わかり
- 12アルゴリズム:Room / Hall / Plate / Spring / Swell / Bloom / Cloud / Chorale / Shimmer / Magneto / Nonlinear / Reflections
- 操作は直感的:必要なノブにアクセスしやすく、短時間で“ちょうど良い残響”に到達
- ライブ運用に強い:プリセット保存、スピルオーバー、Freeze/Infinite対応、MIDI/EXP連携
- ステレオ対応:クリーンも歪みも“前に出しつつ広げる”バランスが取りやすい
主な特徴
- 王道サウンドの完成度:Room/Hall/Plate/Springが高品位。常時オンの薄掛けから壮大アンビエントまで幅広い
- Freeze/Infinite:鳴らした残響を保持し、その上に演奏を重ねられる
- プリセット:楽曲・用途別に保存し、ライブで即呼び出し
- 入出力と拡張性:ステレオ入出力、MIDI、エクスプレッションで表現力が拡張
- 電源:9V DCセンターマイナス推奨(ボード電源と相性良好)
シーン別の使いどころ
① 常時オンの“上品な奥行き”
Room/Plateで薄く。コードが濁らず、クリーンや軽いクランチを気持ちよく前に出します。
② 映画的な広がり
Cloud/Chorale/Shimmerで壮大アンビエント。アルペジオや単音フレーズが一気にドラマチックに。
③ ソロの存在感アップ
Hallに短めのPre-Delayを足して輪郭をキープ。歪みソロでも埋もれにくい立体感に。
まずはこれ!即戦力の基本設定
- “薄掛けルーム”:Room / Decay 1.2〜1.8s / Mix 10〜15% / Tone 12時 / Mod 9時
- “壮大アンビエント”:Cloud / Decay 長め / Pre-Delay 40–80ms / Mix 20–30% / Mod 12〜1時
- “歌モノ・バラード”:Hall / Decay 中程度 / Pre-Delay 60ms前後 / Mix 15–22%(ボーカルの隙間を埋めすぎない)
音作りのコツ(迷ったらここだけ)
- Mixは控えめから:ソロ練だと濃い目が心地よいですが、合奏では10–20%が目安
- Pre-Delayで輪郭調整:40–80msを基準に“アタックを残してから広げる”のが失敗しにくい
- Tone/EQで整える:高域を上げすぎると耳につきやすい。暗い環境では少しブライト寄り
- Modはスパイス:深くしすぎるとピッチ感が揺れる。9〜12時で上品に
よくあるつまずきと回避策
- “濁る/埋もれる”:Mix下げ+Pre-Delay追加。コードの分離感が戻ります
- “音痩せが気になる”:Plate/Roomに切替え、Decay短めで“気配”だけを残す
- “会場で響きすぎ”:ホール系ではDecay優先で短く。残った違和感はMixで微調整
接続と運用(はじめてでも安心)
- 接続:最後段(歪みの後)が基本。アンプのセンド/リターンや4ケーブル・メソッドも好相性
- 保存:常時オン/壮大系/ソロ用など役割別に3〜5個からスタート
- MIDI/EXP:セットリスト順の呼び出し、足元でMixやDecayをリアルタイム調整
他モデルとの簡易比較
項目 | BigSky | BOSS RV-500 | Source Audio Ventris |
---|---|---|---|
音の傾向 | 有機的で音楽的、王道の美しさ | 多機能・緻密でクリア | デュアル/バイナルルーティングに強い |
操作感 | 直感的で素早い調整 | メニュー豊富で細部詰めやすい | 二段掛けをコンパクトに実現 |
ライブ適性 | プリセット/スピルオーバーが優秀 | MIDI運用が強力 | サイズの割に表現幅が広い |
“まずは王道の良音を素早く”ならBigSkyは今も鉄板です。
おすすめの人
- 常時オン〜壮大アンビエントまで一台で幅広くカバーしたい人
- ライブでの“即呼び出し”と安定感を重視する人
- 直感操作でサクッと良い音に辿り着きたい人
まとめ
BigSkyは“王道の美しい残響”を短時間で作れるのが魅力。まずは薄掛け用・壮大系・ソロ用の3プリセットを作り、現場で微調整していけばOKです。余力が出たらMIDIやEXPで一段深い表現へ。
FAQ
- Q. BigSkyとBigSky MX、どちらが自分向き?
- A. 本記事はBigSky(無印)専用です。二段掛けやIRまで作り込みたい人はMXも検討の価値あり。詳しくは別ページ(上の“関連して読みたい”)をご覧ください。
- Q. まずどのアルゴリズムから使えばいい?
- A. 常時オンならRoomかPlate、壮大系ならCloudやChorale。歌モノはHallに短めのPre-Delayを推奨。
- Q. ボードでの置き場所は?
- A. 基本は最後段(歪みの後)。空間系ディレイと合わせるなら、ディレイ→リバーブの順が扱いやすいです。
- Q. モノラルでも効果は十分?
- A. 十分です。慣れてきたらステレオ化を検討すると立体感がさらに向上します。
- Q. 電源はどう選べばいい?
- A. 9V DCセンターマイナス対応の信頼できるボード電源を推奨。電流に余裕を持たせ、ノイズ対策のための配線見直しも有効です。
- Q. プリセットの作り方のコツは?
- A. 役割別(常時オン/壮大/ソロ)に3〜5個作り、現場で微調整。曲ごとより“役割ごと”にすると運用が楽です。

このエフェクターを買うならこちらのショップがおすすめです!

サウンドハウスは1994年よりPA音響機器、楽器、DJ・DTM機材などを、どこよりも「激安特価」で提供する全国通販サイト。2,000円以上購入で送料無料。安心の3年保証も。
ブランド詳細
strymon
すべてのテクノロジーはプレイヤーのために。Damage Controlが2009年からスタートさせたエフェクターブランド「strymon/ストライモン」。コンパクトボディにDSPチップを搭載した最新のデジタルデバイスでありながら、ビンテージアナログエフェクターの名機を彷彿させる人間味溢れるサウンドを出力します。
お探しのリバーブは見つかりましたか?