Strymon Flint(V2)|“あのアンプ感”のトレモロ×リバーブを1台で。迷ったらまずコレ
「アンプ内蔵のトレモロやスプリングの質感がほしい」「ボードは最小限にしたい」。そんな人にFlintはぴったり。往年の’61ハーモニック、’63チューブ、’65フォトセルのトレモロと、’60sスプリング、’70sプレート、’80sホールのリバーブを1台で網羅。V2ではUSB-C&MIDI、JFET入力、ステレオ対応など現代的に進化しました。記事では特徴・音作り・失敗しがちな点まで具体的に解説します。
まず結論:Flintが“刺さる”人
- アンプライクな揺れ(トレモロ)と自然な空間(リバーブ)を同時に使いたい
- スイッチ2つ・ノブ少なめで直感的に操作したい
- 宅録からライブまで1台で完結したい(ステレオ、MIDI、プリセット対応)
- スプリングの「チャラッ」とした跳ね感、ハーモニックの“フェイザーっぽい”揺れが好き
特徴・仕様の要点(V2)
- トレモロ:’61 Harm(ハーモニック)/’63 Tube(バイアス)/’65 Photo(フォトセル)
- リバーブ:’60s Spring(2スプリングタンク)/’70s Plate(初期デジタル風)/’80s Hall(80年代ラック)
- USB-C & フルMIDI(TRS/USB):約300のプリセット保存・呼び出し、テンポ同期可
- 高品位JFET入力、トゥルー/バッファード切替、ライン/楽器レベル切替(+10dBヘッドルーム)
- ステレオ入出力(入力はTRS、出力はL/R個別TS)
- プリディレイやエフェクト順(トレモロ→リバーブ/リバーブ→トレモロ)などの拡張機能
- 推奨電源:9V DC センターマイナス/300mA以上
エフェクト | トレモロ+リバーブ(独立ON/OFF) |
---|---|
モード | トレモロ3種/リバーブ3種 |
入出力 | IN:モノラル(TRSでステレオ入力可)/OUT:L,R |
MIDI/USB | TRS MIDI & USB-C(プリセット約300、テンポ同期) |
その他 | JFET入力、バイパス切替、±3dBブースト/カット(各側面) |
電源 | 9V DC / 300mA以上(別売) |
トレモロ3タイプの聴きどころ
’61 Harm(ハーモニック)
低域と高域を交互に強調する独特のうねり。軽いフェイザー感が混ざる“ビンテージ映画サウンド”。コードの分離感が良く、クリーンの存在感アップに最適。
’63 Tube(バイアス)
出力管のバイアスを揺らすような“ボグッ”とした粘り。浅くすると心地よい揺れ、深くすると泥臭いブルース~サイケに。
’65 Photo(フォトセル)
カチッとした輪郭で、カッティングに合う切替系の揺れ。テンポに合わせた刻みや、モダンなオルタナ・インディにもハマります。
リバーブ3タイプの使い分け
’60s Spring
跳ねるスプリング感と高域の「スプラッシュ」。サーフ~ロカビリー、カントリーのクリーンに。
’70s Plate
密度が早く立ち上がる、滑らかな余韻。クランチ~オーバードライブの後段に薄く足すと“レコーディング済み”のまとまりに。
’80s Hall
初期反射→遅れてビルドする大空間。アンビエントやバラード、ポストロックの広がりづくりに。
すぐ試せる音作りレシピ
- “映画的クリーン”:Harm(Depth 10時/Speed 11時)+ Plate(Decay 11時/Mix 10時)
- “サーフ刻み”:Photo(Depth 1時/Speed 楽曲テンポ)+ Spring(Tone 1時/Mix 9〜10時)
- “アンビエント・パッド”:Tube(Depth 9時/Speed 最低)+ Hall(Decay 2時/Tone 11時/Mix 12時)
初心者向け:失敗しないセットアップ手順
- 接続順はまずトレモロ→リバーブ(昔のアンプ流儀)でOK。後から入替も可。
- 最初はDepthとMixを9〜10時に。物足りなければ少しずつ上げる。
- クリーンで決めてから歪みを追加。深い揺れ+深い歪みは埋もれやすいので注意。
- ライブはスプリング薄め、スタジオ録音はプレートやホールで“足し算”。
よくあるつまずきとコツ
- 「モコっとする」:トレモロをHarm→Photoへ、またはToneを12時→1時に。ラインレベル設定は必要時のみ。
- 「揺れが目立ちすぎ」:Depthを下げるよりSpeedを曲テンポに寄せると自然。
- 「リバーブで抜けない」:Plateに変更、Toneを上げ、必要なら+3dBブーストを活用。
- 「同期させたい」:MIDIクロックでトレモロを同期(保存可)。
他モデルと迷っている人へ
- blueSky:リバーブ専用で細かな編集に強い。Flintは“アンプの延長”感+トレモロ同時運用が魅力。
- BigSky:多機能・多彩なアルゴリズム。Flintは即戦力の3種×3種で迷わない、操作が速い。
- 単体トレモロ/リバーブ:個別強化なら専用機も◎。まず1台で土台を作るならFlintが効率的。
シーン別の使いどころ
- インディ/シティポップ:Harm+Plateで“浮遊感”を薄く
- ブルース/アメリカーナ:Tube+Springで土っぽい揺れ
- アンビエント/ポストロック:Hallでロングテイル、テンポ遅めの揺れを下に敷く
- ベース:ラインレベル設定にしてPlateをうっすら(輪郭が痩せにくい)
まとめ
Flintは“アンプの心臓部”だった揺れと空間を、そのままボードに持ち込める1台。V2で拡張されたMIDI・プリセット・USB-Cにより、宅録からステージまで運用が一段とスムーズになりました。まずは手元で3×3の定番から。そこにあなたのフレーズを乗せれば、もう“録れた音”です。
Q&A
- Q. トレモロとリバーブの順番はどちらがおすすめ?
- A. まずはトレモロ→リバーブ(昔のアンプ同様)。歪みや曲調により入替も可。保存して切替えると便利です。
- Q. プリセットは本体だけで保存できますか?
- A. 本体長押しで“お気に入り”を1つ。多数管理はMIDI接続で約300保存が実用的です。
- Q. ステレオで使うには?
- A. 入力はTRS(ステレオ)ケーブルで、出力はL/Rの2本をアンプやオーディオI/Fへ。
- Q. 電源が不安定だとノイズが出ますか?
- A. 推奨は9V DC/300mA以上の安定化アダプター。電源を共有する場合は電流に余裕のあるハブで。
- Q. ベースやシンセでも使える?
- A. 使えます。ラインレベル設定にするとヘッドルームが増え、低域のダイナミクスが保ちやすくなります。

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