“KarDiaN 7th Anniversary” を記念して赤と青で彩られた大変珍しい 3rd Big Muff その中のV6期のペダルをリスペクトして『Vitamin C Super Lucky 7』を製作しました。Ram’s Head、Op-Amp、V6、Russianと続くBig Muffの中で皆さんは “V6” というのはご存知でしょうか。「Ram’s Headの再来」と呼ばれるこのモデルはオペアンプから再度トランジスタを使った増幅へと戻る過渡期のペダルとして独自の魅力を持っています。
Ram’s Headのように倍音豊かで高域に突き刺すサウンドが特徴で、増幅素子である2N5088のトランジスタがエネルギッシュで音圧感のある音の壁を作ってくれます。またこのペダルを唯一無二にするのはシグネチャーなダークサウンドです。豊富な倍音と音圧のあるサウンドがしっかりと波形領域で音を潰してくれることで、暗くカッコイイサウンドを作ってくれます。まさに第一次EH期最後で最高のサウンドと言えます。このような魅力的でかつレアカラーの個体をリファレンスにすることができたのはKarDiaNの7年にしてラッキーな体験でした。
そんな7周年にちなんで製作した “Vitamin C Super Lucky 7” を【世界限定500台】でリリースします。
“Vitamin C Super Lucky 7” はパーツから特別なこだわりを持って作っています。特に一番注目するのは4色に彩られたボックスコンデンサでしょう。これら4色のコンデンサはWIMAやEROのヴィンテージコンデンサを採用しています。それぞれがカップリングコンデンサとして信号ラインの音色に作用することで Vitamin C Super Lucky 7 ならではの倍音豊かなでダークな音色を作り出しています。
そして今回は塗装にも新たなチャレンジをおこないました。ベースカラーに鉛色を帯びたシルバーと酸化鉄をイメージしたブラックを採用。赤と青の2色の塗装には筆を用いたダイナミックな塗装を施しミッドナイトに輝くネオンカラーを再現。アクセントにゴールドをあしらうことでよりラグジュアリーなデザインに仕上がりました。