「定番オーバードライブの王道ってなに?」と聞かれたら、多くのギタリストが真っ先に挙げるのが Ibanez TS808。
初心者からプロまで愛用者が絶えない名機ですが、「TS9や他のブースターと何が違うの?」と迷う方も多いはず。
この記事では、TS808の特徴や使い方、他機種との比較、おすすめの使い方までを徹底解説します。
初心者にもわかりやすく、購入判断に役立つ内容をお届けします!
TS808とは?定番オーバードライブの代名詞
Ibanez TS808は、1980年代初頭に登場したチューブスクリーマーシリーズの元祖モデル。現在もクラシックなオーバードライブ・サウンドを求めるギタリストから絶大な支持を受けています。
- 滑らかな中域ブースト:コードにもリードにもマッチ
- 自然な歪み感:真空管アンプと相性抜群
- 操作は3ノブ:Drive / Tone / Level のシンプル構成
TS9や他モデルとの違い
モデル | サウンドの特徴 | 価格帯 | 向いているユーザー |
---|---|---|---|
TS808 | より丸みがありウォーム、太い中域 | 中〜やや高 | オリジナルに近い音を求める人 |
TS9 | ややシャープで抜けるサウンド | 中 | コスパ重視の入門者 |
Maxon OD808 | TS808を元にしたナチュラルな歪み | 中 | 音の芯を重視したい人 |
使い方・おすすめセッティング例
TS808のポテンシャルを活かすには、アンプとの組み合わせがカギです。
ブースター的に使う(歪みアンプの前)
- Drive:0〜2
- Tone:5〜6
- Level:8〜10
アンプ側で歪ませて、TS808で中域を押し出す定番の使い方。
単体で歪みを作る(クリーンアンプ)
- Drive:5〜8
- Tone:5
- Level:5〜6
ブルースやジャズ、クランチ系のジャンルにマッチ。
どんなジャンルに向いている?
- ブルース:甘くサステインのあるソロに
- ロック:中域が前に出るバッキングやリードに
- ジャズ:タッチに追従する柔らかな歪み
- メタル:ハイゲインアンプの補正ブースターに
TS808は初心者にもおすすめ?
高価な部類ではありますが、「良い音とはどういうものか」を体感するには最適なペダルです。シンプル操作で迷わず扱えるので、初心者の1台目にも十分おすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. TS808とTS9、音の違いはどれくらいありますか?
A. 中域の太さや柔らかさに差があり、TS808はよりウォームなサウンド。耳慣れないうちは違いが小さく感じることもありますが、使い込むと明確な個性がわかります。
Q. TS808はベースにも使えますか?
A. ローが削られやすいので、ベース用途では工夫が必要ですが、ブースター的に使うとパンチを出せます。ベース専用のブースターと併用もあり。
Q. TS808はマルチエフェクターの中にも入ってますか?
A. 多くのマルチエフェクター(LINE6、BOSS等)にTS系モデリングが搭載されており、シミュレーションで試すことも可能です。
まとめ|TS808は長く使える一生モノのオーバードライブ
Ibanez TS808は、シンプルながら奥深いオーバードライブ。ブースターとしても単体の歪みとしても活躍し、ジャンル問わず使える万能選手です。
初めての歪みペダルにも、2台目の補助ブースターとしてもおすすめできる名機。ぜひ一度、TS808のサウンドを体験してみてください!
