One Control Basilisk

かつて、MIDIコントロールはギタリストやベーシストにとって、大掛かりなシステムや多数のラックエフェクトを操作するためのマニアックで上級者向けの難しいコントロールだったのかも知れません。 今、様々な機材の性能が向上し、多くの機材がMIDIコントロールで複雑な制御を行えるようになりました。マルチエフェクトはもちろん、多彩な機能を搭載した空間系コンパクトエフェクター、幅広く音色の設定が出来るモダンチューブアンプなど、MIDIコントロールに対応する機材は増えつつあります。 MIDIコントロールを使用することで、これまでの煩雑な操作から開放され、シンプルな操作だけで音色を劇的に変えることも可能となります。複数のエフェクターの設定やプリセットを変更しながら、アンプのチャンネルや音量を変えるような操作も、足元のスイッチ1つで行える。それがMIDIコントロールの大きな利点です。 大規模なシステムでは、MIDIコントロールは必要不可欠です。それは今も昔も変わりませんが、より多くの機材がMIDIコントロールに対応した今、小さなシステムでこそ、MIDIコントロールを使いこなせるかどうかで、ダイナミックで迫力のあるステージングが出来るかどうかが大きな差となります。