神秘的な霧の中に消えていくようなエコー!
Catalinbreadが伝説的なディスクエコーを再現し、世界的に注目を集めた”Echorec”の開発を始めた頃、同時にオイル缶エコーの再現にもとりかかりました。後にAdinekoと呼ばれることになるこのペダルの開発が始まったのは2012年の夏のことです。
本物の音を知るために、いくつものヴィンテージユニットを使用し、来る日も来る日も研究を重ねました。ユニットごとの音色の違いはもちろん、日によって、時には1時間ごとに音が変わるような個体も存在していました。
理想の条件に於ける最高のオイル缶エコーのトーン。クールでブライト、同時にダークなエコーサウンド。オイルの揺れがもたらすヴィブラートモジュレーションと、オイル缶エコーの持つ独特の、霧の中に浮遊するような音色。
それを、現代のコンパクトペダルとして当然のエコータイムとリピートを十分に確保した上で再現すること。Adinekoは、この全てを実現したディレイペダルです。
Adinekoのケースには、ヴィンテージオイル缶エコーの中にあるオイル缶を思わせるエイジド塗装を施しています。薄く錆が浮いたように見える塗装を施すことで、ヴィンテージエコーマシンの雰囲気までも再現しています。