「TubeFeeder」ってどんなエフェクター?
FlyingTeapot「TubeFeeder」は様々な環境のシステムに追加するだけで、まるでチューブアンプのような太くて暖かみのあるリッチなサウンドをプラス!本物の真空管を搭載したブースタープリアンプです。
どうしても音が軽くなってしまいがちな家庭用小型トランジスタアンプや、デジタルアンプシミュレーターの前に繋ぐだけで、まるで真空管アンプをドライブさせたときのようなジューシーで粘り気のあるサウンドを手軽に作り出すことが可能です。
ブランド紹介
「TubeFeeder」の3つの特徴
増幅回路を真空管のみで構成!
シンプルな増幅回路とバッファー回路をそれぞれ1段ずつ組み合わせた「TubeFeeder」は、トランジスタやオペアンプなどは一切使用せず、真空管のみで増幅回路を構成。その他部品も最低限にすることで、ストレートに真空管で増幅させたサウンドを楽しむことができます。
また、アンプで使われているトーン回路を採用するなど、随所に真空管の良さを引き出すための工夫が施されています。同じ音量でもVolとGainの比率でサウンドが変化するので、自分のお気に入りサウンドを見つけるのも楽しくなりそう!
真空管を200Vまで昇圧!
12Vアダプタを使用することで小型ながらも内部を200V以上まで昇圧。真空管本来の動作帯域で信号を増幅させる環境を作りだしています。
内部のPtoP&空中配線!
PtoP(ポイント・トゥ・ポイント)と空中配線は回路内のパーツを最短距離で接続することで、音声信号の通り道を短くし、エフェクター内での信号の損失を抑えるというもの。
この構造を作るにはかなりの手作業が必要となるため、あまりエフェクターでは採用されることはありませんが、TubeFeederではがっつり採用。高価な真空管アンプを製造するかのごとく手間隙を惜しまないビルダーのこだわりです。
2種類の真空管から選べる!
「TubeFeeder」は真空管のバリエーションとしてギターアンプの定番「12AX7」と、オーディオアンプなどで有名な「12AU7」の2種類をご用意。以下にてそれぞれの特徴をご紹介したいと思います。
12AX7
「12AX7」はギターアンプらしい中域の質感があり、「12AU7」と比べると増幅率が高いため、音量が大きく、Gainを上げたときに若干歪む感じも味わうことができます。
12AU7
「12AU7」は一般的にはギターアンプには使用されない真空管ですが、オーディオ機器ではよく使用され、フラットで音の太さを感じるようなサウンドになっています。
12AX7 | 12AU7 | |
---|---|---|
一般的な用途 | ギターアンプの定番真空管 | オーディオアンプなどで有名 | 音質 | ギターアンプらしい中域の質感 | フラットでクリアな質感 | 歪み | Gainを上げるとやや歪む | ほぼ歪まない | 用途 | ギター | ギター/ベース |
※搭載される真空管はロットによってメーカーが異なる可能性がございます。
「TubeFeeder」のおすすめのつなぎ方は?
接続する順番に関しては歪みペダルとアンプの間がもっとも効果を感じやすくおすすめ!全体的に質感をコントロールしたい場合はボードの一番最初に繋ぐのが良さそうです。
また、他のプリアンプペダルの後段に繋ぐことで、真空管アンプのような質感を追加したり、アンプシミュレーターと併用する場合も僅かな物足りなさを改善してくれそうです!
各コントロールをチェック!
つまみ
VOL:全体の音量を調整。
TONE:イコライザーの効果を調整。
GAIN:ゲインのレベルを調整。
スイッチ
電源:ペダルの電源をオン/オフします。
※バイパススイッチはございません。
インプット・アウトプット
Inputジャック:ギターなどを接続します。
Outputジャック:アンプやその他エフェクターに接続します。
電源ジャック:500mA以上の12Vセンタープラスのアダプター(付属)を接続します。
「TubeFeeder」の仕様
サイズと外観
製品情報
ブランド | Flying Teapot(フライングティーポット) |
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種類 | プリアンプ/ブースター/バッファー |
コントロール | VOL、TONE、 GAIN |
インプット/アウトプット端子 | Input、Output、電源ジャック |
サイズ | 横幅:120mm×奥行き:84mm×高さ:35mm(ジャックやノブなどの突起含まず) |
電源 | 12Vセンタープラスの専用アダプター(付属) |
付属品 | Ovaltone製12V電源アダプター、取り扱い説明書、保証書 |
「TubeFeeder」はこんな方におすすめです!
- トランジスタアンプや、デジタルアンプシミュレーターの音に物足りなさを感じている。
- 元々のアンプのサウンドを活かしつつサウンドを太くしたり音抜けを良くしたい。
- とにかく真空管のサウンドが大好き。